〜今回のテーマ〜 (99年12月15日)
 

年末の工事について!



 
 


 

今年も12月になり年の瀬が迫ってきために恒例(?)の道路工事ラッシュが始まりました。

国道だろうが県道だろうが市道だろうが挙句の果てには有料道路や高速道路までお構いなしに工事が行われてます。

どこに行こうとも工事だらけで道を走る気すら薄れてしまいそうですが、

アルバイトとは言えこっちも仕事で走っているので、通らないわけにもいかずイライラを募らせながら走っています。

しかも、これと同じ事が期末である3月や9月にも同様に起こります。(9月は差ほどではありませんが)

中には是非やって欲しい工事もありますが、その殆どは今すぐにはやらなくてもいい工事であることが多いのが現状で、

しかも、なぜ年末や期末の時期に集中して工事が行われるのでしょう?

答えは皆さんも御承知の通り、建設省その他が予算を使いきってしまわなければならないからです。

(そのほかにも期末まで予算をもたせて、定期的に仕事を受けようとする受注側の思惑などもあるようですが)

そもそもなんで予算を使い切ってしまわなければならないのか?

それは、当期予算を余らせた部門の次期予算が減額されてしまういう予算編成に原因があります。

「余るという事はその差額分は必要ないということ」というのが予算編成のする側の意見ですが、

確かに余ったのだからその年は必要なかったことは明らかです。

しかし、その翌年は今年以上の予算が必要である状態がないとはいいきれないというのもまた事実です。

しかもいったん予算が減少すると元の支給額に戻るまですら時間がかかるため、

予算をもらう側としては少したりとも減らしたくないというのが本音です。

このため、期中は予算を使わないようにし、年末や期末に集中して工事が行われるわけです。

また同じ様な事が大手の民間企業でも行っているために、年末に物事が集中するため交通状況はさらに悪化しています。

日本では12月の事を「師走」と言うくらいなので日本人の気質といわれれば仕方ありませんが、

もっと周りの事を考えて工事を行って欲しいものです。


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