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「今夜だけはっ、赤坂のヒーローになってやるぅっ!!」

「ecoとBANDやろうぜ!」at 赤坂electric church love
(DATE:01/07/28)

1ヶ月半ぶりのマウピライブは東京! 仙台のバンドを東京にまで観に行くってどんくらいコアだって感じもしますが、実はその2日前からドミンゴスとUNSCANDALを観るために東京にいたりして(笑)。ちょうどよく連続になってたので思い切ってマウピも観に行っちゃえ! と、そういうわけです。
5月30日にMA.CA.NA.で一緒にマウピを観たクロちゃんも今日のライブは観たがっていたんだけど、何せ次の日が自分のバンド「JOLLY HANTY」のライブだもんで断念。そんなわけで前回に引き続き今回も一人でライブを観る事になりました。会場の中で唯一の知り合いが出演しているマウピ、という何とも不思議な状態です(笑)。
で、そんなマウピのメンバーは開演前、会場前でファンの人達に囲まれてました。もしかして、仙台から上京した人達なのかな? そんな何だか楽しそうな様子のそのわきで、私は通りすがりの知らない中東系のオジサンにウインクされ(爆)、泣きそうな思いだったのでした(笑)。

マウピの出番は、この日の主役・ecoがトップで出演した後の2番目。ecoのメンバーは揃って浴衣、サポートで入っていたギターの多田さん(ex SLAP STICKS)とキーボードのオクさんこと奥迫さん(同じくex SLAP STICKS)は甚平、ドラムの加藤さん(ex BAKU)はアロハシャツと、この季節にぴったりの衣装でステージに立っていました。
ecoの演奏中に途中入場した私は、はじめのうちは入り口付近で観ていたんだけど、ecoが終わったところでお客さんが移動する流れに乗って客席中央に陣取っちゃいました(笑)。実はこの3日前に髪色をアッシュカラー(ていうかほぼ金髪)にしたばかりで、あの場所ではかなりうきまくってたんじゃないかってかんじだったんですけど、もはやそんなことは関係ないのです(←だいぶ慣れてきたらしい)。

「Your Song」

そんなかんじで、オープニング。SEはなんとバグルズの「ラジオスターの悲劇(VIDEO KILLED THE RADIO STAR)」じゃないすかっ!! 私が憶えてる限りSEには毎回邦楽を使ってたのでここにきての洋楽(しかも好きな曲!)にものすごく感動! そんな「ラジオスターの悲劇」にのせてメンバーがステージに登場。SEも手伝っていつもよりさらにかっこよく見えるよ(笑)。
「こんにちわーっ、マウスピースでーっす! 今日はよろしくお願いしまーっす!」
アコギを抱えた雄祐さんが第一声にそう元気に叫んで、1曲目は「MY GIRL」。そしてそのままノンストップで要祐さんのベースソロから始まる「キミニアイニイコウ」。この時点での雄祐さん、若干緊張してるのかミスがあちこちあるみたい。でも、すごく丁寧に歌ってるってかんじがします。

「えっと、今日は『ecoとBANDやろうぜ!』ということで、僕達のような田舎者バンドが呼ばれまして(笑)、大変光栄に思ってます。今日は最後まで応援よろしくお願いします! ・・・今日は持ち時間が長く与えられまして、困ったんでとりあえず今日は曲を3曲やってあとは全部MC、と(笑)。あ、カラオケ大会もあるんでね、飛び入りは自由で(笑)。あとビンゴ大会なんかも・・・」
やんねぇよそんなの!(笑) とまぁそんなかんじで和気あいあいとやっていきたいと思いますんでっ、今日は最後までよろしくお願いします」
やっぱりMCはいつものノリですな(←ひそかにこのやりとりのファン(笑))。 「僕ら先にミルキーさんに『ecoのファンの人はおとなしめに観る人が多いから(笑)マウピもそのつもりでやって』と言われてたんですけど(笑)、でも僕らはそんなつもりはないんで、盛り上がっていきますんで皆さんも盛り上がっていきましょう!」
おお! なんかその言葉に妙にワクワクしちゃったよー。
「夢で逢えたら」「今日は、(隅田川)花火大会にも負けず、そしてフジロックにも負けず(笑)、ここを東京で一番熱い場所にしたいなと考えてるんで最後まで応援よろしくお願いします! ・・・と中途半端に盛り上げておきながら、ここで聴かせる歌をやりたいと思います(笑)。聴いてください『Your Song』」
初めて聴く曲。ていうか、マウピのライブでこの系統の曲聴いたの自体私は初めてかも知れない。「さよなら ありがとう」も聴かせる系だと思うんだけど、それとはまた違う感じの「聴かせる系」というか「切ない系」の曲。
そして、この日いちばん驚いたかも知れない次の曲「夢で逢えたら」は、なんと野村さんがリードボーカルのバラード! 曲調が普段のマウピの曲とは全く違うし、歌う野村さんの力強い声が・・・か、かっこいいぃぃーーーー!! マウピってここまで男臭い音楽もやっちゃうんだー!! なんか、ライブに行く度行く度違った一面を見てしまうかんじです。

「普段仙台でライブやるときは4曲で終わりなんですが、今日はこれから後半戦が続きます(笑)。・・・僕ら東京に来たのは去年の4月に新宿のJAMでやって以来なので、今日はすっごく久しぶりに来たんですけど、今まで赤坂って場所に来る機会がなかったんで、出番前あまりに暇だった僕は野村と一緒に外をぶらぶらしてきたんですけども、TBSの近くにでっかいウルトラマンが立ってたんで、ウルトラマンの前で記念写真を撮ったりして(笑)、いろいろ思い出作りもしちゃったっ!」
「TBSストアにも行ってね。僕ら双子なんですけど、揃って毒蝮三太夫グッズを買ってね(笑)。僕が湯飲み茶碗で雄祐がマグカップを買って帰ってきたという(笑)」
「缶バッジがつくって言うんでね、それが欲しいがために買ったんですけど(笑)。あ、それとねぇっ、皆さんにとっては別に普通の事だと思うんですけど、僕は『東京に来たからには有名人に会って帰りたい』なんて思ってて、そしたらすぐ近くのローソンに行った時にDonDokoDonの山口が『すいまっせぇ〜ん、トイレ貸してくだっさぁ〜い』って入ってきて(笑)。『あっ、DonDokoDonだ!』と思ったんですけど、トイレまで追っかける勇気はなかったんで(笑)そっと見送りましたが。でも思わず『すいませんっ、インコのものまねやってください!』って頼みたくなりました(笑)。でもさすがに言えなかったけどね(笑)」
雄祐さんこの後ライブ告知(予定されてるところが全てマカナなため今回のお客さんで観に行けるような人は多分あまりいない(爆))と、ホームページの紹介などを。「だいたい言わなきゃいけないことは言ったかな?」と多田兄弟がMC終了しようとしたところで、普段ならライブ中口をはさむ事はまずないであろうと思われる萱場さんが二人に小さく、
「・・・CDは?」
「! CD! あー! いちばん大切なのを忘れるところでした!(笑) これ忘れたら『何しに来たんだお前ら』って話になってたよ(笑)」
「普段しゃべらない萱場が何しゃべったのかと思ったら(笑)」
危ないところでした(笑)。今度こそだいたい言わなきゃいけない事を話したところで次の曲紹介。
「今日は新曲をやろうかなと思います。ただ、ほんと出来上がったばっかりなんで、振り付けなし・ダンスなしで(笑)とにかく一生懸命歌いたいと思います。『ひまわり』」
今日が初お披露目になる新曲は、今の季節にぴったりのさわやかなラブソング。普段歌っている曲よりも少しキイが低いようなかんじがします。
なんか、この曲の出だしの歌詞がすごく気に入っちゃいました。「季節の変わり目にキミとボクは出逢い ひまわり咲く頃に二人恋に落ちよう」っていう歌詞が何だかマウピを観に行き始めた自分に似てる気がしたんです。5月にライブを観てからどんどんマウピが好きになって、そして夏真っ盛りの今、東京まで観に来ちゃってる(まぁ厳密な事を言えば本当の出逢いは去年の11月って事になっちゃうけど)。だからこの歌詞がなんか他人事じゃないような気がしてならなくて、もっともっと聴きたいと思った。
そしてそのままノンストップで名曲「さよなら ありがとう」。この曲は文句なしでほんといいですよね。

「Hello! I Love You」

普段の倍近く曲をやった今回のライブも、次がラストナンバー。
「今日は皆さん本当にありがとうございました! これからもまた東京に来たいと思います! 今夜だけはっ、赤坂のヒーローになってやるぅっ!! ヒーローにっ、なってやるぅぅ!!(笑) ああっ、今夜はお前を愛したいっ! あんたに愛されたいっ! 僕達マウスピースから愛を込めてこの歌を送ります、マウピ史上最強のラブソング『Hello! I Love You』!!」
きゃー!!! この曲も、そして雄祐さんのこのノリもこの「愛したい! 愛されたい!」ってセリフも大好きなんだよねー!! そして、「史上最強のラブソング」というキャッチフレーズ(?)にやけにドキドキしちゃった。
そしてこの日はラブラブパワー(笑)超炸裂! 多田兄弟は揃ってステージ最前ぎりぎりまで出てきてお客さんに猛アピール、「♪大丈夫っ!」の振り付けも、お客さんと一緒に! それだけでなく雄祐さんは曲中何度も「みんなと愛し合いたい!」と叫び、ついには客席から降りてきてお客さん数人に「愛してる!」といってハグ! きゃー!!(笑) そんな全力投球なラブリーっぷりに私はすっかり感激してしまったのでした。
「今日はほんとにありがとうね! 仙台にも遊びに来てください! またどこかでお会いしましょう!!」

こんなかんじで、マウピの東京でのライブは終了。しかし、イベントはまだまだ終わらないのですな。この後、加藤さんと幹也さん(ex SLAP STICKS)のユニット「ソケットプラン」のライブがあって、その後は、数日前に誕生日を迎えたばかりという加藤さんのためのドッキリ企画がありました。
加藤さんが要祐さんに導かれ客席に現れたところで、ecoのベーシスト・ミルキー島田さん&元SLAP STICKSのボーカルの小林さん&オクさんの3人で作ったユニット「ミル Littlle Lover」がこの日のために作った曲「ハッピーバースデー蚊と卯(加藤)」(笑)をバックに作られたビデオが上映されました。そしてecoのメンバーが、「いくつになってもずっと頑張って」の気持ちを込めて、WENDYの「エール〜あなたの夢が叶うまで〜」(←半ばセルフカヴァー(笑)。豪華!)を演奏しました。
「これで終わると思ったら大間違い(笑)」(←ミルキーさん談)。その後加藤さんはステージへ招かれ、そこで、誕生日のプレゼントの贈呈がありました。多田兄弟に運ばれて登場したプレゼントは、とってもかわいい真っ赤な電子レンジ(若い頃の加藤さんの写真付(笑))! と、ここでミルキーさんが、「それじゃとりあえず、ドラムの方に行ってもらえますか? もらうもんももらったもんだし(笑)」と加藤さんをドラムセットに向かわせました。と、雄祐さんがマイクを持って元気良くステージ中央へ。そして、ギターを持った野村さんも。なっ、何が始まるのっ??
「加藤さんは、一度やった曲は急に『やれ』と言われても出来る、というのは事前に本人に確認済みです(笑)。ということで、今日やった本編のリハの時には一切この事には触れず、密かに仙台と東京で連絡をとりあっていました(笑)」
「なんかやりかたイヤラシイっすよね(笑)」
「このメンバーが揃ったということで・・・じゃあ、加藤さん、私達勝手にやるんで、ついてきてください」
「ぼくたちだけの天国」ミルキーさんのこの言葉を合図に、イントロどん的(←古。)加藤さんドッキリセッションがスタート。雄祐さんが歌い出した曲は、BAKUの1stミニアルバムのタイトル曲「ぼくたちだけの天国」(たぶん後にシングルカットされたはず)。歌い出した瞬間、客席から湧き出すような歓声が! やっぱりこの日のお客さんは、BAKUファンが多いのかな。ちなみに私はBAKUの曲はほとんど知りません(泣)。周りの人達が当たり前のように一緒に歌ってるそんな空間がたまらなくうらやましくもあり、その中で観てるだけしかできない自分がたまらなくもどかしくもありました・・・。
「これで終わると思ったらまた大間違い(笑)」
そして、まだまだ終わらないらしい(笑)。ステージ上には、本日の出演者が続々と! リードボーカルは雄祐さんから代わってオクさんに、そしてベースはミルキーさんから代わって要祐さんに。しかし要祐さん、狭いステージ上に十数人の人達がひしめきあっているために、人に埋もれてこちらからは全くと言っていいほど見えてません(爆)。
セッション第2弾は、同アルバムに収録されている「夢なんて大キライ」。今度はミルキーさんがみんなで一緒に歌う部分の歌詞をスケッチブックに書いておいてそれを客席に向かって見せてくれたので、曲を知らない私も一緒に歌う事が出来ました! めちゃめちゃ嬉しかったー!!
その時のステージ上は、まるでおもちゃ箱をひっくり返したみたい! 笑顔で歌ったり、みんなでスケルトンのリコーダーを吹いたり、そしてラストはオクさんがバック転! 加藤さんのお誕生日パーティーも兼ねる形になった今回のイベントは、大盛り上がりの中終了したのでした。

≪END≫




*SONG LIST*

1 MY GIRL
2 キミニアイニイコウ
3 Your Song
4 夢で逢えたら
5 ひまわり
6 さよなら ありがとう
7 Hello! I Love You




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