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「みんなの恥ずかしそうな顔がステキでした(笑)」

ドミンゴスビデオコンサート at スーパーレコード
(DATE:99/11/22)

仙台を代表する(笑)レコード店「スーパーレコード」で行われたビデオコンサートに行ってきました。
実はこの日は仕事が忙しい日だったもんで、一日まるまるあるいは午後まるまる休むわけにいかず(そしてこの日に限って休んでる人が多かった)、3時から休暇をとって、職場からまっすぐ行ってきました。

ところでこのイベント、開始は7時半です。それなのになぜこんなに早くに行ったかというと、整理券でいい番号をゲットするため。おかげで、一般入場整理券の2番をゲット。
ちなみに、一般入場以外の入場整理券というのは、スーレコで「もっと素直に」を買った人に配られる、優先的な整理券なのです。私達一般客(?)は、この人達のあとに入場します。

整理券をもらったあと、1〜2時間ミスドで時間をつぶし、開場する7時のだいたい15分前くらいにまたスーレコに戻った。すると、もう何人か人が。その中の一人に「イクミさんですか?」と声をかけられた。VITAMINに「スーツで行く」とカキコしたのを見てくれた人らしい。続けて、 「インストア行ったんですよね。だとするとウチワの使い方わかりますよね。今日のイベントで、私と一緒に使い方のレクチャーしてもらえませんか?」と言われた。
えっ、えっ、確かにウチワの使い方はバッチリだけど、みんなにレクチャーするのははずかしいっすよ・・・。しかし、断わるひまも理由もなく、その人と一緒にウチワのレクチャーをすることに決定。

待っていると、スーレコの店員のヤエコさんからアンケート用紙を渡された。
内容はまず、過去スーレコのイベントに来た回数、ドミンゴスのライブに行った回数、「ド・ミ・ン・ゴ・ス」を頭文字に置いたアイウエオ作文、「ラ」「゛」のついた怪獣(自分で考えたオリジナルを書く)、そしてメンバーへの質問&メッセージ。
このアイウエオ作文と怪獣の名前がなかなか思いつかない。うーん・・・なんて考えている間に入場となった。結局、イベント開始寸前にようやく書き終え、ヤエコさんに渡す。

一般整理券だったのにもかかわらず、入場時に前の人がまだあまり来ていなかったため、かなり前に場所ゲット。20個程度しか置かれていないイスに座ることが出来たくらい前なのだ。ひげチーム東北支部代表であり、かつ東北連合の一員でもある(笑)TANE1さんは、なんと最前列をゲット! 素晴らしい!

入場が済んだあと、スーレコの店長、ジミーこと字見さんからいろいろと話がある。
ジミーさんの話だと、実は今日はファンのみで集まって、一週間後のマカナでのライブに向けての盛り上げ企画、ということだったらしい。それが、ちょうど同じ日に一休さんとミツゴローさんがラジオの公開録音で仙台に来るということが判明し、「それじゃ、スーレコにも寄ってください!」てなことになったらしい。
そんなわけで、まだ一休さんとみっちゃんは来ていない。どうも8時くらいに来るであろうとのこと(メンバー参加というのがほんとに急に決まったことのため、今回のイベントは全てが憶測で動いている(笑))。 それまで、まずはビデオを観て、そのあとライブに向けて「ランラン ゴジラン」振付け練習となるのだ。ここで私と先ほど私に話し掛けた彼女がレクチャーすることになる。

開始予定時刻の7時半になり、ビデオ上映開始。
このとき観たのは、「サナギ」「キッチン」「もっと素直に」の3本。 ジミーさんは、「サナギ」と「キッチン」について「こういうのを業界では『スマッシュヒット』と呼ぶらしいです。ほんとにうまいこと考えますね」とちょっと苦笑い。スマッシュヒットと言うのは、早い話が「大ヒット」ならぬ「小ヒット」のことなのだ。スマッシュヒットと言えば聞こえはいいけど、早くメガヒットと呼べるようになりたい。くやしいもんね、だって。

ビデオ上映が終わって、ついにウチワのレクチャーの時間に。恥ずかしながらも前に出る。
音楽が流れる前に、まずは私達が言葉で解説。ウチワの出し方、さらに間奏での振付けなど。やっているこっちもかなり恥ずかしいが、そんな私達を見ている他のお客さんも「えっ、そんなことするの!?」とでも言いたげな、恥ずかしそうな表情。
ひととおり解説をしたあとで、いよいよ曲をバックに流しての練習。みんなでウチワを前に突き出し歌う。しかし、どうも歌詞を覚えきれていない人が多いらしく、難しそうだ。間奏の振付けは、たいがいの人が知っている振付けを使ったもののため、よく覚えてもらえたようだけど、やはり恥ずかしいらしく、いまいちぱっとしない。
そんなところで曲が終了。
そこでジミーさんがなんと「もう一回やろう! 練習してたところに一休さんとミツゴローさんが入ってきて『甘いよ、そうじゃねぇよ』と突っ込まれる、みたいな絵にしたい(注:スーレコでは「なった気天国」という音楽番組を制作している。ちなみにこの日も撮影されている)」と言い出した。
なにぃっ!? こんなところで前に出てきて踊ってるところを2人に見られるのだけはカンベンしてくれー!! と焦ってみたけど、結局もう一度練習。
幸いこの時に2人が来ることはなく、ほっと一安心して自分の席に戻る。

私達が座っている席の前には、一休さんとみっちゃんのための椅子とテーブルが用意されている。テーブルの上には、灰皿と、先程集められたアンケート用紙。今回は、司会進行を全て一休さんに任せるらしい。
テーブルの前に座っている人には、クラッカーが渡された。2人が来たとき、これでバーン! と歓迎する(笑)ため。

少しして、入口に小林さん(TRIADの人だと思う)が現れ、メンバーの準備の方はOKだというサインをジミーさんに出した。
ここでみんなで拍手!! 私が座っている左側の通路(?)を通って、みっちゃん、一休さんの順で登場。
ちなみにこのときの2人の服装は、みっちゃんがグリーンのジャケットにグリーンの帽子(だったと思う)、一休さんは赤のあったかそうなパーカー、そして赤い縁のメガネ。このメガネがとてもよく似合ってた。

さて、はじめは質問タイム。アンケートの中からいくつか一休さんが読み上げて答えた。
覚えてる質問をいくつかあげてみる。

「『あの娘はビタミンC』でステージに投げ込まれたキャンディーの行方は?」という質問には、
「あれはですねぇ、ここだけの話なんですが、実は出来るだけ・・・コソボに送ってます(笑)。なので、使い回しは絶対しないでください!」
と答えてた(笑)。
一応出来るだけ食べるようにはしてるけど・・・ということなのかなあ。

「骨折の方は大丈夫でしたか?」という質問は、かなり多かった。それには、
「はい。おかげさまで今は全然大丈夫です。でも、前はねぇ、100m13秒ぐらいで走れてたんだけどねぇ、今は15秒ぐらいなんすよ。(笑)だから、もうちょっと、ってとこですかね」
と答えてた。

「お酒を飲むとどんなふうに変わりますか?」という質問には、「じゃあお互いに言いあいっこしようか」ということで、まずはみっちゃんから見た一休さん。
「一休はねぇ、基本的にはあまり変わらないほうだと思うんだけど、テンション上がってくね。そしてその上がり方が際限ないんだよ(笑)。普通、そういうのって上がり下がりがあるじゃん。でも一休は上がったら上がりっぱなし。一人でどんどんテンション上げてって、『帰る!』って言って帰っちゃう(笑)」
「それに比べてみっちゃんは帰らないよねぇ。いっつも最後までいるもんね」
「だってさぁ、俺が帰ったあとにみんなでもっと楽しいことしてるかもしんないじゃん。そう思ったら帰るのもったいないかんじがするから」
続けて、一休さんから見たみっちゃん。
「みっちゃんはねぇ、ビール飲んでるうちは会話も弾んで楽しい人。でもひとたび焼酎なんかが入ったら一気に豹変(笑)。怒鳴ったりして口調がコワクなる(笑)」
「記憶にございません(笑)」
おいおい、どっちが真実なのだ!?(笑)

「2000年問題の対策はもう出来てますか?」という質問もあった。みっちゃんは、
「僕はまだ何もしてません」
まだ、ということはこれから何かする予定はあるのだろうか。一休さんは、
「ノブとヒデキはもうミネラルウォーターとかかなり買い込んでますよ(笑)。みなさん、いざとなったらこの二人の家に行って下さい(笑)。僕もいろいろ用意してはいますけども、みなさんにあげるものはないです! 自分の分だけです!(笑)」
続けて、
「最近ねぇ、ノブ君のいい人度ばかりが前に出てね。例えば僕が、ライブでも今みたいに毒吐いたりしますよね。そうすると一気に(自分のファンが)ノブに流れていくんだよな(笑)。ノブ君は絶対毒吐いたりなんかしないから」
なるほど。しかしそういうとこが一休さんの持ち味でもあるからね。負けずにこれからも毒吐いてください(笑)。

一休さんがパーソナリティーを務めているTRIADの音楽番組「beats are alright」についての質問もあって、「韓国で本場の焼肉を食べるために猫沢エミちゃんと一生懸命バイトをして念願の韓国に行ったわけですが、焼肉おいしかったですか?」ということだったんだけど、これには、
「そうそう、行ったんすよ。エミちゃんと2人で一生懸命バイトしてね、婚前旅行に行ったんですがね(笑)、どういうわけか他の3人(ヒデキさん、みっちゃん、ノブさん)もついてきやがってねぇ(笑)」
みっちゃんも、
「しかも僕らはタダ(笑)。一休が撮影やってる間、僕らは観光して(笑)」
「そうなんだよぉ」
一休さん、悔しそうだ・・・(笑)。

続けて、一休さんが「近いうちに韓国に行く予定のある人ー」と聞いた。すると、ひとり「来年の修学旅行で韓国に行く」という娘がいて、
「おお、いるねぇ。韓国に行くんならねぇ、ぜひお勧めしたいガイドさんがいるんだけどね」
と話してくれた。
話によると、その人はリーさんという女性らしく、実に丁寧に接してくれたらしい。しかも、リーさんのお母さんというのが日本で生まれた方らしく、メンバーのもてなしまでしてくれたそう。
他にも、韓国でメガネを作った話もしてくれた。今回かけていたメガネがそれらしく、この他に作ったのも合わせて全部で5つは作ったらしい。
「前からずーっとメガネ作りたいなぁって思ってたんすよ。朝起きたら『メガネ作りたい』、ご飯食べてる時も『メガネ作りたい』、お風呂に入ってても『メガネ作りたい』って(笑)」

質問コーナーのあとは、一休さんが「今日はみなさんにお歳暮持って来たんすよ」と言ってパーカーのポケットから取り出した8ミリビデオを観た。
内容は、今日来ていないヒデキさんとノブさんからのビデオメッセージ。
この時ノブさんは、いつものように「いぇーい!」と言う他に、「ガーイ!」という意味不明なかけ声を発していた。これを観たみっちゃんはこのかけ声をいたく気に入ったらしく、このあと何度も「ガーイ!」と叫んで(つぶやいて?)いた(笑)。
実は、前回6月にスーレコでインストアイベントをやったときには、今日来ていないこの2人が来ていて、この時来ていなかった一休さんとみっちゃんから一本ずつビデオメッセージが来てたんだけど、このビデオで一休さんは、
「ノブ君の特技は、トランプを使った手品です。ヒデキさんは、腹話術が出来ます。このビデオのあとに、2人に見せてもらってくださいねぇ〜っ!」
と、全くのウソを言っていたんだけど(笑)、ノブさんはそれを根に持っていたらしく(笑)、
「ちなみに、みっちゃんはトランプを使った手品が得意です。みっちゃん、ちゃんと練習した? 一休は腹話術が得意です」
と言い返してた。それを聞いてるみっちゃんは、「出来ないよ」といった表情で首を横に振り、一休さんはずっと下を向いたまま、「やられた」って顔してました(笑)。

さてこのあとは、アンケートにあった「ドミンゴスで始まるアイウエオ作文」の発表。比較的面白い作品をピックアップして紹介していく。
初めのうちは一休さんが読み上げてたんだけど、途中、字が雑で読めない文が出てきたために、その文を本人に読んでもらうという場面があって、その時のウケがけっこうよかったせいか、「俺が読むより、書いた本人が読んだほうがおもしれぇんじゃねぇか?」と言いだし、これ以降、その都度作者を呼びだして読み上げさせてた。

どれもそこそこに面白かったんだけど、中でもダントツにウケがよかったのは、なんとアイウエオ作文の中にジャイアンツの長嶋監督のマネをおりまぜて読み上げた男の人(ここではT君と呼ぶ)。これには一休さんも、みっちゃんも、見ているファンも大爆笑。彼は一気に注目の的になってました。

実は私も読み上げさせられました。
「これは、福島県のイクミさんですね。イクミ先生、カム!」
えっ、私!? 緊張しながら立ち上がり、一休さんとみっちゃんの前へ。
そこで、さっき自分で書いたアンケート用紙を一休さんに手渡され、アイウエオ作文を読み上げる。
一字一句思い出すことは出来ないけど、だいたいこんなことを書いていた。
コにいたって どんなときでも
ミに聞こえるはドミンゴス
ーッと楽しくて ウォークマンで
ジラン聴きながら 一緒に歌ってたら
ゴクハズカシーッ! 道行く人の注目の的

そしたら、これを読み終わるが早いか、いきなり一休さんにバシッ! とひっぱたかれ、
「何がはずかしいんだよぉ! もっと堂々と歌え!(笑)」
と、つっこまれた。まさかひっぱたかれるとは思わなかったんでびっくりしたけど、でもうれしい。(←マゾではない(爆))

実はこのとき、一休さんに自分のことを憶えているか問いかけてみた。温泉ツアーのとき、福島話にちょっぴり花を咲かせたもので。そしたら、「憶えてますよっ。うちのおふくろと同じ福島県出身のねぇっ」と答えてくれた。おお! 憶えていてくれた! とてもうれしかった。
でも、やっぱりあの場でああいうことを聞くのは反則技だったかな、と、あとで思って、今後はそういうことはしないように気をつけるようにしようと思った。

そんなわけでアイウエオ作文大会(?)があったんだけど、MVPは、満場一致でT君。MVPのT君には、一休さんとみっちゃんからのプレゼント有り。
「何が欲しい?」と、一休さんがT君にきくと、彼は目の前にあったギターを指差した。ちなみにこのギター、前にメンバー4人揃ってスーレコに来たときにサインをして置いていったもの。
「えっ、お前これが欲しいの? これは・・・ちょっとダメだよぉー。だってこのサイン、ジミーが真似して書いたやつだぜ?(笑)」
それを聞き、ジミーさん「違う違う」と笑いながら首を振る。ともあれ、ドミギターは却下。

「それじゃあさ、今ここでサインしてやるよ。何にサインしてほしい?」
すると今度は、手に持っていたウチワを差し出した。
「えっ、これにサインするの? もったいねぇぞ、いいの?」
そう言いながら、一休さんはT君からウチワを受け取り、「こっち(『ラ』が書いてあるほう)の面の方がいいよな?」と言ってサインを始める。
サインしている間も、「『一休さんて、よくサイン変わるんだよなぁ〜。俺、集めたいんだよあれ〜』」などと、またも新キャラ誕生!? 的な独り言を言う(笑)。
一休さんがサインしたあと、みっちゃんもサイン。こちらは黙々と書いている。

みっちゃんもサインをしたあと、「こういうんじゃなくて、他のにも何かサインしてやるよ。今着てるTシャツとかさ」と一休さんがT君に言った。T君は最初ちょっとだけ迷っていたけど、結局サインしてもらうことに。
リュックサックを下ろして上着をまくりあげたT君を見て、一休さんが、「お前、腹巻きしてんの?」と叫んだ。それを聞き、女性ファン「えーっ!!」と、ちょっとイヤそう。「えー! とか言うな! 腹巻きって大事なんだぞ! 俺だって欲しいんだ!(笑)」と一休さんフォロー(?)にまわる。
まくりあげたTシャツの背中に、一休さんとみっちゃんが並んでサインする。するとみっちゃん、サインしながら「(背中が)汗ばんでるぅ(笑)」とつぶやく。女性ファン、またもひく(笑)。

ともあれ、サイン終了。
「T、みんなに背中見せてやれ!」
一休さんがT君に言うと、T君は上着を脱いだ。背中には、でかでかと2人のサイン、そして腰には腹巻き(笑)。ファンのみんながそれを見てぷっと吹き出すと、「笑うなよ!」と、一休さん。
「えー、Tは今彼女募集中です! この姿を見て『ステキッ!』と思った人は、帰りに声かけてやってください! 今ならもれなく、このサイン入りTシャツもついてきて、お得になってまーす!」
Tシャツは欲しいけど・・・という複雑な(?)気持ちのまじった笑いが店内に起きた(笑)。

ここでジミーさんが、
「実はさっき、2人が来る前にみんなで『ランラン ゴジラン』の振り付けを練習したんですよ。これからやるんで出来を見てアドバイスしてほしいんですけどねぇ」
と、一休さんとみっちゃんに言った。続けて、
「それじゃ、さっきレクチャーしてくれたあなた、前に出てやってもらえませんか?」
と、私と一緒にレクチャーした彼女にお願いした。幸い、私には声がかからず。前に立たされた彼女は下を向いてかなりあがっていた様子だった。ああ、あれが私じゃなくてよかった・・・と心から思った。

「じゃあ、見ましょうか。ジミー、音楽スタート!」
一休さんがジミーさんに合図すると、ジミーさんは笑顔でうなずきスイッチオン。店内に「ランラン ゴジラン」のイントロが響く。一休さんとみっちゃんは、立って私達の振り付けをチェックする。一休さんにいたっては、椅子の上に立ち上がって、こちらを見下ろすようにして見ている。
「♪ゴジラ、モスラ、モゲラ、キングギドラ・・・」と、歌が流れ始め、みんな必死にウチワを動かす。その様子を、2人はニコニコしながら見ていた。
間奏部の振りに入ると、いよいよみんな恥ずかしそうだ。私も、ライブでやるのと雰囲気もシチュエーションも違って、かなり恥ずかしい。2人もこの部分の振りに入ると笑っている。

そんな調子でようやく曲が終わり、店内に「うあー、恥ずかしかったけどやっと終わった・・・」という雰囲気のため息があちこちから聞こえた。一休さんも椅子から降り、
「いやぁ、みんなの恥ずかしそうな顔がステキでした(笑)。けっこう遅れてたやついたなぁ。歌詞ちゃんと憶えとけよ! まぁ、いざ本番になって乗り遅れたら、とにかくウチワ振りまくれ!(笑) それとお前ら、さっきと声の出が全然違うじゃねぇかよ。練習のとき、実は入り口の陰で聞いてたんだよ。そんときは思いっきり『♪フッフー♪』とかやってたくせに(笑)」とアドバイス(?)した。そしたらなんとここでみっちゃんが、
「でも、けっこううまく出来てたコいたよね。そこのスーツのコとか」
と言ったのだ。はじめ「おお、ほめられてる。誰だ誰だ?」など思って振り返ってみたが、思えばこの日スーツなんて出立ちで着てたのは私だけ。「え、私っすか?」と頭の中で問いかけながらみっちゃんの方を見ると、みっちゃんも「そうそう、君だよ」といった顔で私を見てうなずいていたので、またも頭の中で「おお、ありがとうございまっす!」とお礼を言いながらニッと笑った。(注:このやりとりの間お互いに無言(笑))

このあと、一休さんがいろいろと話をしてくれた。内容は、今回のマキシが出来あがるまでのこと。
今回、野音で骨折して入院したことは、一休さんにとっていろいろプラスになったらしかった。自分がいない中でのレコーディング、そこでヒデキさん、みっちゃん、ノブさんが見事に素晴らしい曲を作り上げたことからあらためて強く感じた信頼感。そして、病院でいろんな人に出会って、その人達との交流によって確固たるものとなった「もっと素直に」の世界。一休さん、普段はどんなにおちゃらけ言っても、いつもいつも最後はいいこと言うんだよなぁ。

この時、時計は8時55分頃を差していたと思う。一休さんの話が終わったところで、イベントはおしまいになった。

お店を出ようとすると、ひとりの人に話しかけられた。それは、ドミンゴスオフィシャルHP「VITAMIN」でこのイベントのことを教えてくれたすいさんだった。
「あなたのおかげでここに来れたんです、本当にありがとうございましたー!!」
彼女に心からのお礼を言い、握手した。

お店を出ると、そばにTANE1さんが寄りかかってたんで、いろいろ話をした。
TANE1さんは、このイベントに来るために前後泊しなければならないくらい遠くから来ているのだ。すごいなぁ。一週間後のマカナでのライブにも、やっぱり今回と同じようにして来るんだろうか。もっと東北でのイベントやライブが多ければいいのにね。

そこで10分近く立ち話をして、9時過ぎごろ、新幹線の時間に遅れないようにその場を離れた。TANE1さんと、あとから出てきたすいさんとそのお友達に、「来週、マカナでね!」と、手をふった。

10分ちょっと歩いて、仙台駅に着いた。そのときふと、6月のインストアのときのことを思い出した。
このときは、新幹線の改札近くで家に電話してたら、エスカレーターでヒデキさんとノブさんも上ってきて、びっくりしたっけ。ホームでも2人を見かけたけど、あんときは話しかけられなかったなぁ、なんて。
今回、一休さんとみっちゃんも日帰りなのかな。だとしたら、おんなじ新幹線に乗るんだなぁ・・・なんてぼーっと考えながら、改札をぬけて、ホームへと向かった。

ホームに着いて、「自由席はどこからだろう」と考えながら歩いてて、お弁当屋さんのとなりを通ったときだった。ふと、ほんとに何気なくお弁当屋さんの方を見たら、なんとそこでみっちゃんがお弁当を買っていた。すっごくびっくり!! 思わず、話しかけてみた。
「これから帰るんですか?」
すると、みっちゃんもその声にびっくりして、
「おおっ!? なんでここにいんの? これからどっかに行くの?」
私がつけてきたとでも思ったのかも知れない、もしかしたら。
「どっかって・・・。帰るんですよ、これから」
「帰るって、どこに?」
「福島です(と言って切符を見せる)」
「ああ、福島か!」
「あ、そうだ、私今度千葉(でのライブ)にも行きますよ」
「千葉っていうと・・・今度の土曜日か。君は(『ランラン ゴジラン』で)1番も2番もよく出来てたから大丈夫だね。あとは、笑顔だなっ!」
「それなら、ライブになれば思いきりはっちゃけてやってますから大丈夫ですよ!」
「ははは! そうか!」
「はいっ! じゃあ、お疲れさまでしたー!」

そんなことを話してみっちゃんと別れると、なんと今度はうしろから一休さんがやってきて、お弁当屋さんに置いてある飲み物の冷却機の中のビールをまじまじとのぞきこんでいた。さっきの今だったので、話しかけていいものかどうかちょっと迷ったんだけど、この機を逃す手はないと思って、どきどきしながら近くに寄って話しかけてみた。
「どのビール買うんですか?」
すると、一休さんはすごく驚いた顔で私を見て、ゆっくり、ちょっとだけ後ずさりした。でもすぐにまた冷却機をのぞきこんで、
「この『鳥の海』(←たしかこんな名前だった)っていうビール、うまいのかなと思って・・・」
そう言って、その仙台地ビールを2本買ってた。そして、目の前にあった「鮭はらこめし弁当」というお弁当を指差して、
「この弁当、すっげぇうまいんだよ」
と私に勧めた。そして一休さんはそのままその場を離れようとしたので、その前に、
「おつかれさまでしたっ」
と声をかけた。そしたら、ニコッと笑ってくれた。
結局、そのお弁当は、あのあとすぐに新幹線が来てしまったので、時間がなくて買えなかった。でもきっと、一週間後のマカナライブの日は買おうと思った。

このあと、新幹線と電車を乗り継いでうちに帰ったわけですが、その間ずっとこのレポの執筆に精を出してました。おかげで、ここまで細かく書きながらも、5日間で完成っす。

そしてとうとう、マカナライブ本番の日がすぐ目の前に迫ってきました。今回も、大盛り上がりのライブになったらいいな。そして、この日みんなで練習した「ランラン ゴジラン」の振付けを完璧にこなして、メンバーに感心させてやろうじゃないか!

がんばれ! 東北人!(笑)


《END》

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