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「上の楽屋のやつらに、このすごさを見せつけてやれ!!」

「Rock drivin' 2001」at 仙台MA.CA.NA.
(DATE:01/05/30)

ドミンゴスFC旅行第4弾@沖縄から2ヶ月あまり、待ちに待ったドミンゴスライブです! 2ヶ月もドミを観ないのなんて久しぶりだったからなぁ・・・。それに今回の対バンは、昨年11月の「満際ツアー」でオープニングアクトを務めていた仙台のバンド「the mouth peace」(今回も彼らはオープニングアクトとして出演)、そして今回はるばる東京から遠征してきた友人・クロちゃんイチオシのバンド「プロペラ」など。これほどいっぺんに観たいバンドがたくさん出るイベントってのはいいですなぁ。

ドミの出番は、the mouth peace、プロペラに続いての3番目。待ちかねるあまり、小躍りしながらドミの出番を待っていました。周りから見たら私は相当変なヤツだったろう(爆)。
で、いよいよ本編! 場内に響く「ダンス天国」に、みんなで拳を振り上げ「いぇーい!」と大騒ぎ!
間もなく、ノブさんが「いぇーい!」のかけ声と共に登場。今日のリーゼントはいつになくすごいっす!! ステージ向かって右側あたりで髪を整えるしぐさをして(カッコイイ!)、ドラムセットに向かいます。
続いてミッちゃん、ヒデキさんも登場。久しぶりの東北・仙台でのライブに何か思うところがあるのか、ヒデキさんなぜか笑いたげな表情。
そして最後に一休さんも登場。今回は珍しくしょっぱなからサングラスなし!
「さぁーっ、今夜も一発決めてみようかぁーっ!!」
うわー、ドミンゴスだーっ!! なんか妙に感動・・・。そんなわけでまずは「オープニングテーマ」から。それに続いての2曲目は、まさかここで来るとは予想だにしなかった「ソウル・スピーカー」! それに驚いている暇もなく、そのままノンストップで始まったのは原曲とは全く雰囲気の異なるロック調にアレンジされた「これからもよろしく」。ここでさらに驚いた! 巷で人気の「僕にできること」ニューバージョンに続いてのロックアレンジ。ドミの中でロックアレンジがブームなのか? 原曲とあまりに曲調が変わってて、同じ曲ってかんじがしない。全く違う曲として楽しめるってかんじです。

「はいこんばんわ、ドミンゴスですイェーイ! 久しぶりの仙台ってことで、はりきって参りましたよ! もうね、今日は朝6時半に起きてやった!(笑) ヒデキなんてゆうべ全然寝てねぇし(笑)。『俺こんなに仙台のことが好きなのに、なんて仕打ちをしてくれるんだ仙台は!』って、言ってましたからねぇ(笑)」
そんだけ遠いのよ東北ってやっぱり(泣)。そんな思いをしながらも来てくれてありがとうドミンゴス。ってゆーか今度始まるツアーでは仙台まわらないしね・・・。(←ひそかに根に持ってる)
「久しぶりに仙台に来たけれども、こうあらたまったライブ自体久しぶりでね、1月2月はけっこうずらずらずらーっとライブがあったんだけど、その後3月4月5月はほとんどなくて・・・。休んでいたわけじゃないんだよ! もうね、わかってるんでしょ? このっ、ドミンゴスファンっ♪」
何か変なテンションだぞ(笑)。いや、おっしゃるとおりわかってるけどね。(←「ドミンゴスファンっ♪」な人(笑))
「そう、レコーディングをしてたんですよ。・・・・・・『Recording』!(←英語発音) はい皆さん一緒に、『Recording』! あはぁん??」
なんだこりゃ、にわか英会話教室状態(笑)。
「Lesson1, "Recording". No,no,no, "Recording". Please enjoy with me.」
「enjoy」って(笑)。英語教室を楽しむの??(笑)
「あれ?違う違う(笑)。(ノブさんに)『私に続いて言ってください』って何て言うんやたっけ?」
「『Repeat after me』だよ(笑)」
「ああ、それそれそれ!(笑)」
間違えてただけかい!(笑) この人には英語教室は開けないな・・・。お客さんからも笑われてヘコんだ一休さん、
「あーもう、笑われたからもうこんなこと絶対せん! ていうか仙台の思い出っていったらもうこのことしかなくなるね!(笑) 『仙台には、ボクを笑う人がたくさんいたよ』っておふくろに電話するよ、『お母さん、ボクはこの年になって仙台でたくさんの人に笑われました』って・・・(笑)」
とうとうお母さんにすがるのか(笑)。そんなことするとまた笑われるよ。
「話が長くなったけども(笑)、そんなかんじでずっとレコーディングやってました。で、2週間くらい前に、全ての行程が完了しました!」
おお! みんなで「おめでとう、お疲れ様、早く聞きたい!」の気持ちを込めた拍手をすると、「そんな、拍手なんて・・・さっき笑ったことをごまかすつもりかい?」って、素直じゃない・・・。
「タイトルは『アッパレ!』。いいアルバムが出来ましたよー。そして、いいアルバムが出たってことは、新曲がたくさんあるってことですよ! しかも、レコーディングが終わってからちゃんとしたライブでやるのはここが初めて!! ってことは、本邦初公開の曲が聞けるって事ですよみなさん!!」
おーっ!! なんてラッキーなんだ!! 場内大歓声!!
「ところがそこでやらないのがドミンゴスのいいところ!(笑) 」
なんでやらないのー?! 今度は一転ブーイング! そのブーイングを受け一休さん、一人のお客さんをぴっと指差し、
「じゃあ、君のために演ってやる」
あー!! 私も一休さんにあんなふうに言われたい!!(爆)
そんなわけで、ここで演奏された新曲2曲「愛も悲しみも泣ける夜空」そして「新しい大地」。前者は比較的アップテンポなかんじの曲で、後者はスローテンポな一休さん言うところの「いい曲路線」。
感想を言わせてもらうと、こんなことを言うと怒る方もいるかも知れないんですが、どちらもなんだか「ドミンゴスらしくない」曲ってかんじがしました。ドミンゴスらしいかドミンゴスらしくないかなんていうのは人それぞれ感じ方が違うだろうし、私が勝手にらしいらしくないを語ると「お前に何がわかる」とメンバーから言われそうなんですが、少なくとも私が思ってる「ドミンゴスらしい曲」ではなかったように思いました。両方ともすごくいい曲だけど、ドミンゴス以外のバンドが演ってても不思議じゃないというかな・・・。なんか妙な感覚がありました。これが、ドミンゴスの新境地なのかな。

しかし、今日披露された新曲はこれだけではなかった・・・。一休さんのスーツの胸ポケットには何やら扇子らしきものが差し込まれている。扇子なんて、もしやこれはなんか面白いネタでも出るのか?! 次の曲はかなり楽しい系なのか?! ノブさんのドラムから始まったイントロを聞くかんじでは、聞き慣れないのでやはり新曲らしいです。そんでもって、かなり楽しげ!
「それではこのへんで、梅雨空を吹き飛ばすような新曲をみなさんにお届けしましょう! その前にここでメンバー紹介をさせていただきます! みなさんもうご存知だと思いますが、この方、ドミンゴスのアッパレドラマー、ナカジマノブさんです!! みなさん大きな拍手を!!」
場内からたくさんの拍手を浴びて、ノブさんドラムを叩きつつ「ありがとう! みんなありがとう!」とその声に答えます。
「そしてこちら、ドミンゴスのアッパレベーシスト、ミツゴローさんです!」
一休さんの紹介にあわせて、ミッちゃんのベースも入ってきた。うぉっ、なんかすごくかっこいい!! 会場の反応もすこぶるよいかんじです。
「ミツゴローさんには大きなかけ声をっ、いぇーい!
「いぇーい!」
「いぇーい!」
「いぇーい!」
「いぇーい!」
「いぇーい!」
「はいそしてっ、ドミンゴスのアッパレギタリスト、三田ヒデキ!!」
ここでヒデキさんのギターも入ってくる。今度はさっきまでと違った(爆)黄色い歓声が飛ぶ飛ぶ!!
「ヒデキさんには、熱い投げキッスをっっ!」
な、投げキッスぅぅ?! 照れつつも、みんなでヒデキさんに投げキッス!
「はいそこの男性、あなたもお願いしますよっ! ここだけの話実はヒデキさんは・・・ホモです!!(笑)」
またしてもホモ発言!!(爆) 即座に「嘘です!」と取り消してはいたけれど・・・。
「それでは最後にワタクシ自己紹介させていただきます! ドミンゴスのアッパレボーカリスト、吉田一休です! 僕には、あなたのポケットの中の小銭を、財布の中のお金をどんどん投げてください! かけ声に拍手、一切いりません!!」
いやらしいなぁ・・・。(笑)
「OK、それじゃいってみようか! 『アッパレ人生松竹梅』!!」
そう叫びながら一休さん、首から吊るしてあった紐をするするとひっぱり出す。と、その先についていたものはなんとサンバホイッスル!! 次の瞬間、勢いよく吹き鳴らされたその音に、もう一撃ノックアウト!! 始まった曲の元気よさ、そのサウンド、痛快な歌詞、ドミンゴスのカラーが余すところなく散りばめられた曲でした。私が待ってたのは、これだーっ!!
間奏では、まるで演歌の語り部分のような、あるいは観光ガイドさんのような口調で一休さんの語りが入ります。
皆様本日は、仙台マカナにご来場頂き、まことにありがとうございます。
杜の都の仙台に、流れる川は広瀬川。
空を見上げりゃ萩の月。あぁ、牛タン食べたいな。
伊達正宗に見守られ、今宵もあっぱれドミンゴス。
あぁ、あっぱれ。あぁ、あっぱれ、あぁ、あっぱれ・・・

いつしか演歌調に変わっているヒデキさんのギターをバックに、一休さんは先ほどから胸に潜ませていた(?)扇子を取り出しばっと広げる。その扇子には、日の丸と「あっぱれ」の文字。口上といい、その扇子といい、まさにあっぱれ!!(笑) この曲はほんとに大ヒットです!! ドミンゴスにはやっぱり、何でも笑い飛ばすくらいの曲が合うよ!!

元気な新曲に続いたのは、元気なデビュー曲「ウ・フ・フ」! まさか今日ここで聴けるとは!! 場内大騒ぎ!! 途中歌詞を間違えるハプニングがありつつも、もうそんなの関係ない! そんくらい場内のテンションは上がっていました。
まだまだテンションが上がっていきそうな中「最後の曲になりました!」と一休さんが叫びました。えーっ、まだまだこれからなのに!! そう思うくらい、後半ものすごい勢いで場内のテンションを上げていたんです。
「後ろにカメラがあって上で様子が見られるって言うことは、さっきプロペラの裕太郎が言っていたとおり! 上の楽屋のやつらに、このすごさを見せつけてやれ!!」
始まったイントロは「Love Chu! Chu!」。「ワン、ツー、ワンツースリー!」に続いて当然「♪あなたと私・・・」と入ってくると思いきや、
「ビタミン体操ー!!」
そう来たかー! 予想を裏切り、始まったのは「あの娘はビタミンC」。って、あー! 今日ビタミンキャンディー持ってくるの忘れたよ!!(爆) 私としたことが不覚・・・。仕方ないんで、キャンディーを投げてる人にまじって投げているつもりで思い切り盛り上がる!!(笑)
そして、今回もやってまいりました、ビタミン体操の時間です! 今日の講師は、一休さんが直々に務めます。
「Vー! Iー! Tー! Aー!」
「M・I・N・CC!」
「やった♪ やった♪ やった♪」
何? 今の妙な小躍りは??(笑) いつものビタミン体操の後に、両脇をしめひじを曲げたちょっとブリッコな格好で踊ってみせる一休さん。
「はい、今日はここまでやります!」
えーっ?! 私達も今の恥ずかしい振りをやるの?!(笑)
「せっかくですから、7階で見ているやつらに見せつけてやるために、みんな後ろを向いて! あのカメラに向かって、行きますよっ、本番でーす!」
マジー?! しかしそう言いつつも、言われるままに振り返り、カメラに向かって立つ私達(笑)。
「ワン、ツー、ワンツースリー!」
「V・I・T・A・M・I・N・CC! V・I・T・A・M・I・N・CC!! ・・・やった♪ やった♪ やった♪(笑)」
「ザマミロー!」
ぷぷっ、恥ずかしかったけどなんか愉快(笑)。やっぱ最高ですこの人達!
曲のラストで、恒例のゴム手袋風船! ヒデキさんもステージ中央に移動し、「イーッキュウ! イーッキュウ! イーッキュウ! ふくらませ! イーッキュウ! イーッキュウ! イーッキュウ! 仙台で!!」と先頭きって煽ります。ゴム手袋をふくらまし、書かれた文字は「アッパレ」。今日のドミンゴスはほんとあっぱれでした!

久々のドミンゴスライブ。いろんなバンドのライブを観に行っても、ドミンゴスを観ると「やっぱりこの人達が大好きだ」と思ってしまう。今回もまたやられてしまった・・・。
6月から始まるツアーも、いったいどんな事になるのか楽しみです。今回披露された新曲「アッパレ人生松竹梅」の語り部分が、各地でどんな語りになるのかとか、すごく楽しみだな。




*SONG LIST*

1 オープニングテーマ
2 ソウル・スピーカー
3 これからもよろしく
4 愛も悲しみも泣ける夜空
5 新しい大地
6 アッパレ人生松竹梅
7 ウ・フ・フ
8 あの娘はビタミンC




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