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「つらいけど別れた後って、次に会ったときにまた、楽しいじゃん!」

「ブンブン・ブイブイツアー」 at 赤坂BLITZ
(DATE:00/06/16)

大騒ぎのダイエット講座だったけど、これではまだまだ足らんという。
「次の曲で、大きな声で一生懸命歌ったら、もしかしたら500キロカロリーグラムは痩せるかもしれません!」
500キロカロリーグラム?!(笑)500kcalなのか500gなのかはっきりしてください(笑)。
「(笑)いきましょー、ドミンゴスの大ヒットナンバー、ブン、ブン、ヘ、ブゥゥゥゥン!
会場がどっと沸いた!! そして今日は、本物のホーン隊もステージにいるので、ホーンは録音じゃなくて生音! ノブさんも、ヘッドホンなんてつけずに自分のペースでドラムが叩けてすっごくうれしそう! そして、大きな会場いっぱいのお客さんみんなでやるダンスもすごく楽しい!
ほんと、ツアーファイナルって、素晴らしーーーっ!!(感動)

続いて、ニコニコハッピーな雰囲気からうってかわってワイルドなベース音が響き、一休さんは挑発的な表情で自分の頭をぐりぐりっと指差し、叫んだ。
「前頭葉で・・・踊れぇっ!!」
そう、「前頭葉のブギー」。この曲が始まった瞬間、会場全体が何かに取り憑かれたかのように踊り狂う。その時の気持ちよさと言ったら・・・何度でも味わってみたい、身体に優しいドラッグ?
そしてさらにその興奮状態をひきずったまま「サナギ」へ。場内はすでにトリップ状態。
そして、その次の曲に移るその瞬間、場内を興奮と感激の入りまじった歓声が包んだ。頭の中を突き抜けていくようなホーン、「ソウル・スピーカー」! ノブさんの「Yeahhhhhhhhh!!!!」というたまらなく力強い雄叫びが、ステージ上のテンションの高さを物語る。

歓声を背中に浴びながら、一休さんはアコースティックギターを肩にかけ、マイクの前に立った。その目は、先程までの挑発的な眼差しとはうってかわり、ちょっと寂しそう。
「今日は本当にどうもありがとう。・・・次が、最後の曲になってしまいました」
えっ、やだよー! 思わず「やだー!」と声が出た。すると、会場じゅうから「やだよー!」という声があふれた。
一休さんは下を向いて、その声を静かに受けとめた。そして、つぶやいた。
「・・・すっげぇ、やだなぁ・・・。帰りたくねぇよ・・・」
その目には、涙? 一休さんはその涙をごまかすように、頭をわしゃわしゃっとかき、目をこすりながら、次の言葉をしぼり出した。
「・・・でもさぁ、楽しいことって、ずっと続けばいいって思うけど、つらいけど別れた後って、次に会ったときにまた、楽しいじゃん!」
震える声でそう話す一休さんに、こちらまで胸が熱くなった。なんて心の奧が純粋な人なんだろう。
「・・・届けたい歌があります。受け取ってください」
その言葉を合図に、ノブさんがリズムを刻む。
「『すべてに愛を』!!」
ギター、ベース、ドラム、ホーン、そして客席からの手拍子が場内に響く。そして、この歌の大きさをあらためて感じる。両手を広げて、空を仰ぎながら胸いっぱいに空気を吸い込んで歌いたくなる。そんな歌だった。
曲のラストで一休さんはこんなことを言った。
「4月から始まった『ブンブン・ブイブイツアー』、いろんな人達と出会いながら、今日の赤坂BLITZでのファイナルを迎えることが出来ました。今日ここに来ることが出来なかった人も、たくさんいると思います。でも、そんな人達に僕は誓いました。『君達がここにいると思って、一生懸命歌う』って・・・・・・みなさんに感謝しています、ありがとう!」
涙に声をつまらせて、鼻を真っ赤にしながら、そして一休さんは叫んだ。
「一緒に歌ってください! すべてに、愛を!!」
会場に「すべてに愛を!」の合唱が響いた。やがて、鳴っている楽器は一休さんのアコースティックギターだけになり、まずアースウインド&ファイターズが手を振りながらステージから降りた。続いて、ミッちゃん、ノブさん、ヒデキさんも一言ずつ言葉を残してステージを後にする。
このとき気になったのが、ノブさんが言った言葉。
「みんなの顔は絶対忘れません! ・・・さようなら」
なんか、これが最後みたいじゃない。多分そこまで深い意味があって言ったわけではないと思うけど、さようならなんて言わないでほしかった。
一休さんを除く全員がステージからいなくなって、一休さんはギターを弾く手を止めた。そして、その手で手拍子を打ちながら歌った。場内を、一休さんと観客の歌声と手拍子だけが響いて、とても綺麗。
最後に一休さんも「ありがとう!」と叫んで曲は終わり、ステージには誰もいなくなった。

まだこれで終わりにしたくない! 私達だってまだ帰りたくない! そう思って誰からともなくアンコールを叫んだ。
そして、2〜3分くらい立った時、さようならを言ったはずの(笑)ノブさんが、スーラヴァTシャツに着替えて元気よく登場!
「いぇーーーいっ! 最高!」
そして、Tシャツを差して、
「どぉ? ナイスガイ?」
おーっ、ナイスガイ!! そして、両わきで楽器のスタンバイをしているミッちゃんとヒデキさんを指差し、
「あのナイスガイはどぉ? あっちのナイスガイはどう??」
二人ともナイスガイ!! そして、うしろから一休さんもニコニコと現れた。ノブさん、今度は井上陽水発言で一休さんの機嫌を損ねることがないように!(笑)
「どぉ? このナイスガイ!!!」
ナイスー!(笑) 一休さんも満足げ(笑)。
「これ、ドミンゴスとSUPER LOVERSがWネームで作ったTシャツ! お買得よこれ! 買うて! 買うて!」
ノブさん、ナニワのあきんどになる(笑)。そしてそんなノブさんのわきで、お客さんに「買うてっ」と声をかけるヒデキさん(笑)。かわいい!
「今日はほんとどうもありがとう! そうだよな、まだ終わんないよな! 帰りたくねえもんなっ!! ・・・全然帰りたくねぇよちきしょうっ! ずぅっとこうしていたいねっ!!」
そのとーりっ! まだ帰りたくなんかないよ!
「ヒデキなんてねぇ、『俺はまだ、ギター弾きたりねえんだよっ! もっと弾きたいんだよぉっ!!』って言ってましたっ!」
おお、ヒデキさんまでもが!!
「OK、盛り上がっていこう! 『欲望追求宴多底面人』!!」
会場みんなが走り出す! 一休さん、ヒデキさん、ミッちゃんもステージ上を走り回る!
そして、「ギターが弾きたりない」と言っていたヒデキさんは2番の後の間奏で、ブリッジしたり床に這ったりとハードロックのコンサート並みの素晴らしいギターソロを披露! さらにその曲は変化して、ディープ・パープルの「Highway Star」に。一休さんは着ていたTシャツを脱ぎ捨て熱唱!! すっげーかっこいい!! しかし一休さん、「Highway Star」が終わるとうしろの方でそそくさとTシャツを着ていた・・・(笑)。あそこまでかっこよく脱ぎ捨てといて、結局着るんかい!!(笑)

曲が終わったところで一休さんうれしそうに、
「・・・まだまだ終わんねーんだっ♪ 今日はもう帰さねーんだからなっ! 電車がなくなっても俺は知らねーぞっ!」
いぇーい! 今日は帰さないでくれー! しかしそうもいかない人達はどうしろと言うのかと言うと・・・。
「みんなヒデキんちに泊めてもらえっ。6畳間だけどなっ!(笑)」
自分ちじゃなくて人んちかい!(笑)
ここでまたまたアースウインド&ファイターズ登場。そして曲は、「あの娘はビタミンC」! 会場いっぱいに降るキャンディーシャワーがとてもきれい! でも痛い(爆)。一休さん、ゴーグルなしで平気なのかっ? アースウインド&ファイターズの面々はかなり痛そうだぞ(笑)。
そして今日もビタミン体操の時間がやってまいりました! 今日の講師を指名しようと振り返った一休さんの視線の先には、小さな身体をさらに小さくしながら隠れようとするミッちゃんの姿が。
「ミッちゃんがやりたそうです!」
ぎくっとした顔をしても時すでに遅く、しかたなく開き直って一休マイクの前に立つミッちゃん。しかしやっぱりマイクははるか頭上。マイクに向かってぴょんぴょん跳ねながら少し考え、
「先生、いいこと思いついたっ!」
そう言ってミッちゃんは一休マイクをステージ前方のスピーカーに寄せ、自分はそのスピーカーの上にひょいっと上る。するとなんと、ちょうどいい高さに。
「先生、身長10センチアップ!」
おお、素晴らしい! 意気揚々とまずは練習。
「Vー! Iー! Tー! Aー!」
「M! I! N! C・C!」
「2階席ちゃんとやってるかー!」
ミッちゃん、すかさず2階席をチェック! いつも天井しか見えず満足にチェックができないせいか、今日はかなり厳しいようだ(笑)。
「さあ本番いくぞー! ワン、ツー、ワンツースリー!」
「V・I・T・A・M・I・N・CC! V・I・T・A・M・I・N・CC!!」
その出来のよさに驚いたのか、ミッちゃんメンバーを振り返って「すごいですぅ」と一言。そして点数は・・・?
「100てーーん!!」
やったー! はじめてまともにミッちゃんの評価を受けた気がするよ。いっつもマイクが高くてまともにステージを見れてなかったみたいだから(笑)。




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