QLOOKアクセス解析

「今年もっ、君達の事がぁっ、大好きでぇぇぇすっ!!!」

THE FINAL OF 1999
presented by SHELTER
(DATE:00/01/01)

実際にドミの番が来たのは、当初予定の03:30ではなくて、だいたい05:00ごろ。と、いうのも、まず演奏順が変わって、結果トリになったていうのでまず1時間くらいずれて、さらに前にやった数バンドの時間が押したために、さらに30分押したらしい。

私達が会場入りしたのはだいたい04:00ごろ。
このときやっていたのはドミの2つ前のバンド(名前は知らない)で、もう、すっごい熱気。なんとか階段を降りて、フロアのすみっこに。
階段を降りてすぐのところにドリンクカウンターがあったんだけど、なんとそこで一休さんがそのバンドの演奏を見てた。私も人に言われるまでわからなかったんだけど、言われてそっちを見たときにはもう心臓が止まるほどびっくりした。でも、真剣に見ていたようだったんで、それ以上そっちを見たり、まして話し掛けたりはせずに、私も黙ってそのバンドの演奏を見てた。

そのバンドの演奏が終わった後、お客さんが一気に動いた。私も、その流れに乗って前の方に移動。
まわりを見ると、知ってる顔ぶれがけっこう多かったように思う。

次に演奏したのは、「メロディオンズ」というバンド。これはしっかり憶えてたりする。
いちばん最初の印象は、とにかく「変」の一言だった。メロディオンズファンの人、ごめんなさい。
だって、なんだか顔がまず変わってる(爆)。そんでもって、ボーカルの人の登場のしかたも変わってた。妙な動き(ダンス?)で登場したんだもん。「なんだこの人達はー!」と、すごい衝撃があった。
でも、曲はけっこういいかんじだったと思う。なんか、初期のビートルズサウンドに似て、ほのぼの感もあり。思わずノッてしまった。あとから、誰だかに「さっきのバンド知ってたの?」と聞かれたくらい。でも、見たのはこの日が初めてだったんだな。たしかみっきーも同じこと聞かれてなかったっけ?

メロディオンズの演奏が終わると、ギターの人が、
「次はお待ちかねのドミンゴスですっ」
と言った。おお、来たか!
同時に、うしろからすんごい波がどっと押し寄せてきた。思わず、よろつく。
ステージ上では、楽器のセッティング。岩出さんと、その他スタッフの方々3〜4人程が出てきて、けっこうせわしないかんじ。
ドラムの方は、だいたいのセッティングが終わると、ノブさんが最後に微調整。
このとき着ていたスーツは黒。おお! 勝負の黒スーツ! ファン歴10か月足らずの私は、黒スーツを着てのステージを観るのは初めてだったため、大喜び。

セッティングも完了し、いよいよライブ開始! 会場に響く「ダンス天国」に、会場全体が「これ本当にオープニング?」と疑いたくなるほど思いっきりわく。
まずノブさん登場! ステージぎりぎりの所に立ち、ファンをあおる。続けて、みっちゃんとヒデキさんも登場。こちらもかなりテンションは高いものと見受けた。
そして、3人が現れてから、いつもより心持ち多い間があいて、一休さんも登場。昨年の年越しライブの時と同じコートを羽織って登場。しかし、よく見ればなんと、そのコートの下は上半身裸! なにー!?(マジ仰天)

「行くぞぉぉぉぉぉ!!!」
そのかけ声と共に、いきなりの一発目は「ドミンゴスのテーマ」。もう、会場中が揺れる揺れる。
演奏の方も、なんだかわけわからんぐらいすごい。何がすごいのかと言うと、「兄さん方、もしや酔ってますか?」とつっこみを入れそうな感じのすごさなのだ。唯一ノブさんだけがほぼシラフだったんじゃないだろうか。彼だけはリズムを崩すことなく演奏していたと思う。
しかしほんと、会場全体がある意味麻痺状態だったんじゃなかったろうか、あの時は。もう、何もかもがおかまいなしといった状態だったように思う。

続けて、「きっとできるさ」。
この曲、今回の年末ライブではEASTかシェルターのどちらかではやって欲しいと思ってたので、すごくうれしかった。
しかし、あまりの人のすごさで、サビの部分の振付けが思うように出来ない。多分、まわりの人の頭に私の手が幾度となくぶつかっていたんではなかろうかと思う。この場を借りて、ごめんなさい。

怒涛のごとく2曲演奏があり、MC。
「お前ら、こんな時間になんでここにいんだよ! お前らバカだろ!? でも俺は、そんなバカヤロー達のために歌いたいんだー!!」
うわー! なんだかすごいぞー! なんか、すっごいうれしいぞー!!(私も既に半ば麻痺状態?)
「もう、シェルターでやってるときの俺は普段の俺じゃないから。普段の俺なら、つっこまれたら『ゴメンネッ』って言って謝るけど、今の俺は『なんだようるせーんだよバカヤロー』って言ってやるからねっ」
なんか、ほんと普段と違うわ。ワイルドだわとっても。
ついには、こんな過激発言までもが飛び出す。
「今年もっ、お前らとセックスしたーいっ!!!」
な、なんとあからさまなっっ! しかもこともあろうに、最前列のお客さん、そう言って身を乗り出した一休さんのコートのボタンを外し、ばっと開いた! もう、胸からおなかから丸見えっす。思わず、目を被ってしまった・・・。しかし、ちゃっかり見てたりもする(笑)。

次に演奏されたのは「サナギ」。この曲をライブで聴くのは実はこの日が初めて。
うりひろさんがやってるHP「ドミンゴス de ゴンス」のディスコグラフィーの「サナギ」の説明のところに、「にらまれてもひるまない精神力が必要」みたいなことが書いてあったその理由を、ようやくこの日実感しましたよ(笑)。なんか知らんが一休さん、めっちゃお客さんをにらみながら歌うのだ(笑)。幸か不幸か私はこんとき目が合わなったんで、ひるむことはありませんでしたです。
でも、この曲かっこいいさ。

この次に演奏されたのは「愛の浪漫紀行」。一休さん、ニッコニコの笑顔でジャンプしながらダンス。お客さんも「ほらっ、ジャンプジャンプ!」と一休さんにあおられ、一緒になってジャンプ。シェルターの天井が、震動で落ちてきそうだ。
いつもなら、ヒデキさんとみっちゃんとノブさんがそれぞれ「エー、ウッソォ〜!」「ソンナ、ハズカシイッ!」「コ、コンナノハジメテ!」と言うところが、今回はちょっと違ったぞ。
1番のサビ、いつもならヒデキさんが「エー、ウッソォ〜!」と言うはずが、ヒデキさん無言。あれ? と思っていると、どこから取り出したのか、右手に白いバラを持って、
「君達を愛してるぜっ」
と言って、バラをお客さんに向かってぽーん。うわ、なんてエレガント! さすがに王子様! しかしそれよりも、ヒデキさんの口から「愛してる」の言葉を聞けたことに感動。
そして、みっちゃん。いつもなら「ソンナッ、ハズカシイッ!」と可愛らしく顔を被っているところ。しかし今回はクールに、
「大好きだよっ」
と一言。うきゃー! 会場は興奮の渦。
そして、ある意味トリを飾るノブさん。いつもなら、慣れない(笑)東北訛りで「コ、コンナノハジメテ!」と言って黄色い歓声と笑い声を一身に浴びているところだけど、今日は違う。
「♪人には言えないことしよう♪」と一休さんが歌ったあと、しばし何を言うか悩んでいたようだったけど、考えた末、
「君達の瞳の奧が、俺の指定席さっ!」
と、お客さんに向かってぴっと指を差した。普通なら単なるクサいセリフだが、ノブさんが言うとさまになっちゃうところがすごい。
一休さん、この言葉の文法がおかしいと感じたのかなんなのか、「『君の瞳の奧が、俺の指定席』・・・?」と復唱するけど、よく考えた末、
「・・・ああ、変じゃないねぇ!」
とOKサイン。

そして、あっと言う間に最後の曲。 「行くぞぉ、ラストはこの曲!」
ノブさんの「ワンツースリー!」のかけ声で始まったのは「あの娘はビタミンC」。おお、さっきEASTでもやったというのに、ここでも聴けるとは!
「V!I!T!A!M!I!N!C・C!」
続けて私達が「♪あの娘はビタミンCー!」と歌おうとしたら、そこで一休さんが演奏をストップさせた。お客さん一同「?」といった雰囲気。私は私で、11月末の仙台のライブで「・・・って言ったらまたアメとか投げるつもりなんだろっ(笑)」と言ってゴーグルをかけた一休さんの姿を思い出していた。今度はどうしたんだろうと思っていたら、
「みんなっ、よく練習してきたんだねぇっ!」
と、一休さん、感涙(笑)。そして、
「・・・と、『ビタミン』を演ると見せかけて・・・ワンツースリー! ♪あなたと私 Love Chu! Chu!♪」
なんと! 本当は「Love Chu! Chu!」だった! またも会場大盛り上がり。みんなで踊る踊る。
ここでも、普段と違った趣向がこらされてたよ。
「♪ほらとなりん家の犬も〜♪」のフレーズの後、みんなで犬の鳴きまねをするところで、一休さん、鳴き方がよくないと言って演奏を止める。
「違うんだよー。犬ったって、いつもおんなじ鳴き声じゃないだろっ。ほんとの犬って言うのは、こういう鳴き方。ヒデキさんとこで飼ってるポメラニアンはこう鳴きますっ」
「声は少し高めにねぇ、『わんっ、わんっ』て鳴くんだよ」
このとき、ヒデキさんマジ顔です(笑)。真剣にポメラニアンの鳴き声を模写。愛よね。
「えー、ちなみに、ミツゴローさん家のポンはこんなふうに鳴きますっ」
と一休さん、みっちゃんにもふったのはいいが、みっちゃんの答えは、
「ポン、最近ボケちゃったから・・・」
ここは笑っていいとこなのか、検討つきまへん。しかしとりあえずみんなで笑う。
さらに2番、「♪ほらむかいん家の猫も〜♪」のところでも一休さんは演奏を止め、
「ほんとの猫はどういうふうに鳴くのか、ナカジマノブさんに聞いてみましょうっ。ノブくんとこの猫はこういうふうに鳴きますっ」
みんな、ノブさんに注目。そしたらノブさん、
「いっきしん!(加藤茶風くしゃみ(笑))」
だって。会場大爆笑。もー、ノブさんったらカワイイんだからっ。
そして曲のラストでゴム手袋登場。こちらもどうやら、EASTでのときと同じくノーマル手袋みたい。しかし一休さん、今回はさすがにちょっとふくらますのつらそう(笑)。酔ってるせいか?(笑)多少時間はかかったものの、無事破裂。みんなでまた「♪らーぶらぶちゅちゅ らーぶらぶちゅちゅ♪」と歌う。
「♪あなたと私 Love Chu! Chu!♪」でラストを迎えたとき、一休さん、なんだか泣いてるぽかった。目のあたりを右手で押さえて、横の方を向いちゃったりして・・・。まさかゴム手袋をふくらましてクラクラきたせいではないとは思う(←雰囲気ぶっこわす女(笑))。
そしてしばらくして一休さんはこちらに向き直して、
「今年もっ、君達の事がぁっ、大好きでぇぇぇすっ!!!」
と大声で叫んだ。
私達だって、ドミンゴスが大好きだぁぁぁ!!!

そんなわけで、大盛り上がり(てんやわんや?(笑))のシェルターライブは終わりました。もう、会場から出たら疲れでぐったり。
のどが乾いたんで、下北沢駅前の自販機でみんなでジュースを買って、飲みながらしゃべってたら、メロディオンズのボーカルの人とギターの人(どうやら彼らは兄弟らしい)がギターを背負って駅に入っていった。そこで、二人に「お疲れ様でしたぁー」と声をかけたら、ギターの人がわざわざ戻ってきて「ありがとー!」と返事してくれた。おお、いい人だ!(嬉)
そのあと、電車に乗って渋谷まで行って、そこでMA-ちゃんとゆっきーとは別れて、私とみっきーは池袋まで一緒に帰った。その頃にはもう空は明るくなってきてて、なんだか妙にびっくりした。
池袋から一人になってからは、ずーっと寝ながら移動してた。そんで郡山に着いた頃には、すっかり太陽は昇ってて、目を開けるのがつらかった。いやー、ほんとに夜通しライブ観てたんだなぁ。なんかすごいや、と妙に感動。

来年(いや、もう今年ですね)も行くぞ。またシェルターでもやってくれるといいな。またいつもと違ったメンバーが見れるから。でも、もううしろから突き飛ばされるのは遠慮したいけど(笑)。

楽しかったっす、ほんとに。


《END》




*SONG LIST*

1 ドミンゴスのテーマ
2 きっとできるさ
3 サナギ
4 愛の浪漫紀行
5 Love Chu! Chu!





EASTレポへ

*ドミレポTopに戻る *
*ほんとのTopに戻る*