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2000年6月4日


 Number GirlのTVCM、カッコえぇなぁ。PVもカッコいいんだろうなぁ…。

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 Number Girlの田渕ひさ子嬢も参加しているともさかりえの『少女ロボット』はシーナリンゴが全面的に参加、なーんて今さらココで書くことでもないか…。「カプチーノ」「木蓮のクリーム」の出来も素晴らしかったから、今回も期待を裏切らないでしょう。

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 『少女ロボット』は6月21日にリリースされるのですが、同じ日には坂本真綾『指輪』、テイ・トーワ『火星』なんかもあるんですね。特にテイ・トーワのシングルにはクラムボンの原田郁子が参加しているということでかなり楽しみ。

 それよりもまず、クラムボンをもう少し真剣に聴いてみないと…。



2000年6月5日


 chee'sの『ガラガラゲッチュ』って往年のGO-BANG'Sみたいでカッコいいなぁ、なんてTVを観ながら思ったりして、ふとクレジットを見たら森若香織の作詞作曲でした。

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 passing byをリンクに追加しました。



2000年6月6日


 『そんなに虚しい虚しい言ってさぁ、あなた虚しいの好きでしょ?』

 …ああそうさ。その通りだよ。

 物事を悲観的に考えてしまう私は、楽観的な人以上に心に余裕があるのではないだろうかと今日思った。

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 一昨日書いた21日にリリースされるブツについての補追。こんなのもあるよ。

 シトラス 『Wispy no narcy』(CDs)
 スピッツ 『メモリーズ/放浪カモメはどこまでも』(CDs)
 HI-POSI 『そなえよつねに』(CDs)
 矢野顕子 『TWILIGHT〜the LIVE best of Akiko Yano〜』
 Petty Booka 『サマーブリーズ』
 羅針盤 『ソングライン』
 福間未紗 『ドロップス・ウィル・キス』



2000年6月9日


疲れました。

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 『STUDIO VOICE』7月号は「narcotic psychedelia」と題された<轟音/クラクラ/フィードバック>なオンガク特集。VELVET UNDERGROUND、SPACEMEN 3、MY BLOODY VALENTINE、SILVER APPLES、ゆらゆら帝国、割礼、羅針盤、GHOST、ニプリッツなどが登場する誌面は、ホント、読んでいるだけでクラクラしそうです。

 アーチストのチョイスは可もなく不可もなく、いかにも『STUDIO VOICE』的。ただ、ポップな部分も備わっているサイケデリックアーチスト/グループをもう少しピックアップして欲しかったかな。個人的には。

 特集の最後には12人のアーチストによるサイケデリック・プレイリスト。「サイケデリック」というコトバはいろいろな解釈ができるのだということを再認識しました。

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 レアトラックだからとか、未発表音源だからとか、そういうことってあまり関係ないのかな…。PREFAB SPROUTのシングル『where the heart is』の3曲目「I'm A Trouble Man(Demo Version)」を聴いてそんなことを思いました。要は曲としての完成度?いや、ぶっちゃけた話、好きか嫌いか、ということか?MILLENNIUMの話で私が一番言いたかったのはそういうことなのかもしれません。

 ちょっと後悔。でも、まぁいいや。



2000年6月10日


 あの娘は今ごろバンバンバザールです。羨ましいなぁ。

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SMASHING PUMPKINS解散!!…て、ちょっと遅いですか?

 彼らの音楽に内在する「哀しさ」は、「叙情性」なんてコトバでは言い足りないほど、深い、深いものでした。特に『Adore』に溢れる哀しみには、幾度となく涙腺を刺激されましたね。

 解散は確かに残念です。だけど一ファンとしては、彼らの次の活動を期待しながら待つしかないのですよ。

 …て、なぜこんな優等生的な発言をするかというと、こんなサイトがあるからなのです。これってどうなのかなぁ?

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 あんなに喋っていたのに「憶えていない」なんてズルイですよ。あ、でも、ということはですよ、私があんなことを言ったことも、それに対して貴方があんなことを言ったことも憶えていないということですよね?…それはそれでよかったカモ。

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 昨日の「疲れました。」は「疲れました☆」に訂正します。



2000年6月11日


 あの日以来、自分の感情を抑える術を知ってしまったような気がするのだ。



2000年6月15日


 バイパス沿いにある大型書店に足を踏み入れるたびに思い出す、こんな一節。

 「もはや書店は、檸檬を仕掛ける場所ではない。」
 (小田光雄『<郊外>の誕生と死』(青弓社)より)

 小田氏はこの言葉を「郊外型書店では本が文化的商品から日常的消費財へと変化していき、大量生産大量消費というシステムに乗らない本は排除され、どの書店の棚の光景も均一化していく」という文脈の中で登場させる。

 この表現がこの文脈の中でどのような意味を持つのか、いまいち理解できないのですが、これは単に、私が梶井基次郎の『檸檬』を読んで感じたことと小田氏が感じたこととの違いによるものなのでしょう。

 どっちにしてもこのような大型書店では「檸檬を仕掛ける」なんて行為は存在し得ないということは確かであって、書店に限らず<郊外>というところはイマイチ面白味に欠けるのです。

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 ということで、今回の引っ越しで一番悔やまれるのは、<市街>から<郊外>へと自らの意志で移ってしまったことなのです。やっぱ、家賃の安さには勝てないよなー。



2000年6月16日


 友人(28歳・♀)がこんなことを言った。

 「最近、自分のことを一から説明するのが億劫なんだよね。歳をとったということなのかなぁ。」

 キミは何も変わっていないと思う。変わったのは溜息が煙草の煙になったことぐらいじゃないですか?

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 明日は山形に行ってきます。半分仕事、半分遊び。朝早いのがちょっとツライけど、たまにこんな日がなくちゃね。



2000年6月17日


 ちょっと用事があって山形へお出かけ。帰りに旧済生館本館(山形市郷土館)に立ち寄る。

 済生館は医学校を併設した県立病院として誕生。この本館は明治11年9月に竣工した木造3階建ての建築。

 色使いはもちろん、八角形・十六角形・八角形と重なるその形態は当時としてはとても斬新であったに違いありません。

 そして驚きなのは、西洋の技術などを知りえなかった地方大工が見よう見まねでこのような洋風建築を作りあげてしまったという事実。ホント、彼らのこのようなバイタリティには平伏すしかありません、というか見習わなければいけませんね。

 中にはいると、手すりやバルコニーなど、細部にまで行き届いたデザインに溜息が出るばかり。特に両開き窓の上にはめられた色つきガラスの美しさには見とれることしばし。

 建物の中を走り回る小学生がとても羨ましく思いました。



2000年6月18日


 そんじゃ、私も。(独り言)

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 Roberta Flack『Killing Me Softly』とBilly Joel『Piano Man』を購入。なんだか、そんな気分だったのです。モヤモヤ。

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 『happy voice*』vol.2の「空気公団、山下達郎さんに会いに行く。」。空気公団がどうこうと言うよりも、山下達郎の音楽に対する姿勢が読める対談になっています。つーか、山下達郎がイースタン・ユースを好きだとは、ちょっと驚き。

 で、今回もやっぱり「小物としてデザインされた」CDが付いていました。内容は前号のほうが良かったかな。



2000年6月20日


 あれからずっとRoberta Flack『Killing Me Softly』ばかり聴いています。

 収録される8曲、すべて甲乙つけがたい名曲・名演ばかりですが、中でも優しいピアノと密やかなストリングスの音で始まる「Jesse」が最も私を幸せな気分させてくれる曲であるかもしれません。ここで聴かれる蝋燭の炎のように暖かく仄かな彼女の声に身を任せると、すべてのイヤなことが忘れられそうな気がするのです。

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 『Killing Me Softly』と一緒に購入したのがBilly Joel『Piano Man』だったり、購入直前に聴いていたのがCarole King『Music』だったり、たまにこういう優しい音楽に甘えたくなる時があるのでしょうね。

 あ、考えてみれば、実際に先週は甘ったれた一週間だったような気がする…。



2000年6月21日


 レコ屋に行けなかったー。21日なのにー。

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 whiteberry新曲は『夏祭り』らしい。そう、ジッタリン・ジンのカバーなのです。「幼稚園の頃聴いていましたぁ〜」とか言っちゃったりするんだろうなぁ。

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 ところで、なんスか!コレ!なんだか凄いことになってませんか!?て喜ぶのは私だけ?



2000年6月23日


 羅針盤 『ソングライン』
 ともさかりえ 『少女ロボット』
 HI-POSI 『そなえよつねに』
 chee's 『ガラガラゲッチュ』

 以上4枚をゲッチュ。

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 ビールを1缶飲んだだけで睡魔に襲われ気付いてみれば夜中、というのがこの2日間続いているわけで。そんなこんなで以上の4枚もまだあまり聴いていないわけで。

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 仕事でダムとか水門とか発電所とかを見学してきたのですが、それら施設のあまりの大きさに、自分というものがいかに小ささいかということを実感しましたね。…ていうか、どれもこれもデカすぎなんだけどよ。

 しっかし、デカいモーターとか歯車を見ると、妙にワクワクしてしまうのはやっぱり私が男の子(爆)だからですか?



2000年6月24日


そもそも「椎名林檎らしさ」とは林檎嬢の声があってこその話なわけで。

ピアノやコーラスで参加しているからといって、その「らしさ」が出てくるとは限らないわけで。

それではなぜこの作品に、ある種の「椎名林檎らしさ」を感じてしまうかというと、それは【彼女】がいかにも「椎名林檎らしく」歌っているからに他ならないわけで。

しかもそれが物真似の域を脱しているので、聴き手が錯覚してしまうわけで。

過去にも【彼女】は古内東子の曲で、古内自身と錯覚するほどの演技力を見せているわけで。

今回もその延長上であると考えると、いかにも【彼女】らしい作品と言えるわけで。

…と、冷静に考えようとするけれども、この作品はマジで『勝訴ストリップ』なわけで。

何度聴いても【彼女】の顔が見えてこないわけで。

今回ばかりは椎名林檎として聴くのが一番良いのかもしれない、という結論に至ったわけです。



2000年6月25日


 誰かに会えるような気がして本屋に足を運ぶ。本を探さず、人を捜す。

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 坂本真綾『指輪』、購入。今までにないウェットな声に驚く。

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 またヘンテコなコンテンツを始めてみた。さて、どうなることやら。



2000年6月28日


 「…あの夜空のお月様、どういう作用によるのか常に我々に同じ面を向けて地球のまわりを回っているのだそうです。つまり地球からは月に反対側を見ることができないのです。ということは月の側に立って地球を見た場合、地球は天上に全く位置を変えず、独楽のようにくるくる自転していることになるはず。ちょっと異様な眺めじゃなかろうか、と思うのですが。」(イタガキノブオ『ペーパーシアター』あとがきより)

 あれだけいろんな「顔」を見せてくれるのに、決して「見せてくれない顔」があるのですね。たとえ私がこんなに「回って」いても。もっとも、私が「回って」いるのは、ただ単に「回って」いたいからなんだけどさ。

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 職場ネタ(独り言)。

 ここって魑魅魍魎が跋扈してんなぁとつくづく思うのです。マジで。簡単に言っちゃえば、変な人が多いっつーこと。マジで。自分が平均的日本人に思えてきます。マジで。

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 whatwedidonourholidays、実は今日で一周年。マジで。



2000年6月29日


 ある女の子に「今度飲みましょうよ」というメールを書いた。しかし返事はこなかった。「ま、しょうがないか。」と半ばあきらめていた頃、彼女からとても有名なメールが届いた。

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 >突然ですが友人からの協力依頼です。よろしく!

 >鉄腕ダッシュメールがどこまで届くか実験中
 >9人にメールを回して下さい。

 ((メンドクサイから以下略。))
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 ちょっと腹が立ったので、直接電話をしてみた。受話器の向こうで彼女はふてくされていた。

 …嫌われていることがやっと分かったよ。

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 メールはワガママ((C)yurizo)。相手の都合などお構いなしに自分の気持ちを伝えることができる。でもホントに伝えたいことは相手の顔を見て伝えないといけませんよね(顔色をうかがうということじゃなくて)。