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こんなメールをもらったことがある。
-----Original Message-----
差出人 : ○○ □□□ <****@**.**.ne.jp>
宛先 : せきぐち <[email protected]>
日時 : ****年**月**日 **:**
件名 : せきぐちさんへ
もうちょっと充電したら、きっとまたお星様はやってきますよ。
今すぐは駄目だってことだけで、いつかきっと自分のお星様には出会えるようになっているのです。
たまたま間違えてアポロとか追っかけちゃっただけです。宇宙船は自分の星に帰っちゃうのです。
せきぐちさんはもうちょっとチャラチャラしてもいいと思いますよ。
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…ありがとう。でも多分、チャラチャラフラフラしているから、なんだよね。
*****さてさて。
THE YOUNGBLOODS 『ELEPHANT MOUNTAIN』
(edsel RECORDS/EDCD276)
そんな性格なものですから、特定のアーチスト、グループに夢中になるということってそんなに多くはないのです(開き直り)。しかしなぜだろうか、YOUNGBLOODSはすべてのアルバムを揃えてしまったグループなんですね。といっても6,7枚なんだけどさ…。しかしすべてがアナログ盤であるというのは、私としてはとてもめずらしいことなんですよ。
彼らの作品はどれも完成度が高く甲乙つけがたいのですが、聴く回数の多さで言ったら、やはり名盤の誉れ高い3rd『ELEPHANT
MOUNTAIN』ですね(ちなみに上の番号はCD盤)。
軽快なエレクトリックピアノが心地よい「ON
SIR FRANCIS DRAKE」、ボサノバ風フォークの「SUNLIGHT」。途中小曲をはさみながら、ソウルとジャズとボサノバが見事に融合した「RIDE
THE WIND」になだれ込む。
文字にするととても凄いことをやってのけているように思えるかもしれませんが、さまざまなものを内包しながらも非常にさり気ないところが素晴らしい。その上適度なグルーブ感も持っているし。私にとっては聴くシチュエーションを選ばないという点で稀有のグループですね。
こんな性格の人間には、こんな音楽が一番いいのかもしれないな。
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