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today is … くるり 『ばらの花』 (VICTOR/VICL-35225 ['01]) 「僕らお互い弱虫過ぎて/踏み込めないまま朝を迎える」という、なかなか距離の縮まらない男女を描いた歌詞。スーパーカーの古川美季さんがヴォーカルで参加しておりますが、これによって岸田繁という男のモノローグで終わるのではなく、同じ気持ちを抱きながらも同じく踏み込めないでいる女性の姿までも表現しきってます。 |
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today is … COKEBERRY 『こころのうた』 (PONY CANYON/PCCA-01179 ['98]) 先月紹介したThe Applesの前身バンド、と言っていいのかな?COKEBERRYの2nd。先日ようやく入手できました。 黒田隆憲の書くビートルズ直結の美しいメロディーとプロデューサー鈴木惣一朗による絶妙な音の配置。これだけ書くとマニアックな印象をうけるかもしれませんが、作品全体の雰囲気はどこか突き抜けた感じがあり、とてもクリアで聴きやすいです。 でもなぜでしょう、ヴォーカルのミーマはそれほど情感こもってないし、サウンドもちょっと違うんだけど、聴くたびに川村結花の『Lush Life』と近いような印象を受けるんですよ。ま、どっちも素晴らしい作品だし、これに結論を出さなくても良いとは思うんですが。 |
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today is … Daryl Hall & John Oates 『Abandaned Luncheonette』 (ATLANTIC/19139-2 ['73]) ヒット曲「She's Gone」を含む9曲すべてが名曲、なんて書くのはちょっと大袈裟ですかね。 |
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today is … 新居昭乃 『降るプラチナ』 (VICTOR/VICL-60549 ['00]) この作品からも1曲入れようと思ったんだけど、なんだかしっくりこなかったのよ。 |
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today is … THE ROCHES 『THE ROCHES』 (Warner Bros./3298-2 ['79]) Suzzy、Maggie、Terre、3姉妹によるデビュー作は、パンク/ニューウェイヴ全盛の中で生まれた清く美しいアコースティックギターサウンド。私はこの作品こそがネオアコの元祖だと思ってます。プロデュースはなんとRobert Fripp。 |
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today is … THE FOX 『NU-BATIK』 (UMMO Record/UOCA1006 ['00]) 『Chlidish Soup 1997』で彼女たちを聴いたときは単なるエキセントリックなバンドという印象しかなかったTHE FOX。あれから3年経ってかなりこなれてきたのでしょうか、本作では非常に安定した演奏でとぼけたポップスを聴かせてくれています。ジャズっぽい曲あり、ボサノヴァっぽい曲あり、サンバっぽい曲ありと、一言では表現しにくい作品ですが、こういうものが実は普遍的に響いてくるから音楽って不思議ですよね。 |
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today is … 坂本真綾 『しっぽのうた』 (VICTOR/VIDL-30506 ['00]) 年末に購入した『マメシバ』を紹介しても良かったのですが、前作のシングル『しっぽのうた』のほうが新年に相応しいような気がしましたので、なんとなく。おもちゃ箱をひっくり返したような可愛らしいこの曲を聴いていると、嘘か真か明るい未来が見えてくる(ような気がする)のですね。 しかしあれですね、坂本真綾をアニメショップでしか手に入れることができないという仙台の状況。いい加減どうにかしてもらいたいものですよ。 |
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