mlovem

 


piano

愛っていうのともまた違うんだけど、ピアノは私にとっては

はずすことのできない大切な楽器。唯一、長続きした習い事だし、

自分で頑張ったと思えるものでもある。ピアノほど、人間性が出る

楽器はないと思う。深みのある人間だったらそれだけの音が出せるし

逆にほんとに無機質な音も出せる楽器。長い間続けていたけど、

あたしの場合、ココロがおいついてこれなかった。もっともっと

キレイな音が出せるようになりたかったけど、今の私では限界、

無理だとはっきりわかったのが、18の時。それでもピアノが

弾けなかったら辛かったんじゃないかって思える時期もあるぐらい、

ピアノは私を支えてくれた。きっとこれからもそういうことがあると

思うし。何年かたった時、深みのあるいい音が出せるようになって

いたらいいなと思う。

book

最近はほんとに読まなくなってしまった。鷺沢萌という作家が

特に好きだけど、本で印象的なのは、井上靖の「あすなろ物語」と

夏目漱石の「こゝろ」。あたしは高校ぐらいまでは、明日こそはって

思って生きてるような子で、そのくせ何も努力してなかったから、

なんもならなかったんだけど、永遠にあすなろからひのきになれない

こともあるってことも、10代の割と早いうちに感じてしまったかも

しれません。というか、あたしが勝手にそう考えてるだけなんだけど。

運命ではない、宿命みたいなものは誰にでもあって、背負った宿命は

逃れられないっていう、そんなことを感じたのと、当時あたしがすごく

感じてたこととかがあすなろ物語を読むと重なって、何度も切ない

気持ちになりました。夏目漱石の方は、高校の現代文の授業で習って、

壮絶というか。死ぬことについて沢山考えた。あたしは大好きな人、

大切な人が死んでしまうことが多くて、人間が骨になる姿を結構

見ているんだけど、いつもココロで「わかる」ことができなくて、頭では

わかっているんだけど、死というものには常に矛盾を感じます。生き抜くって

ことがすごく難しいことなんだって、思った。最近あんまり本を読んでいない。

撃たれるような感覚に襲われるそんな本を読んでみたい。

friend

友達、本当に少ない。あたしの人間関係は、浅く広くだからだと思うんだけど、

人見知りしないからはじめは誰とでもしゃべる代わりに、友達と言えるまでに

発展する人はすごく少ないと思う。本当に気楽にしゃべることができるのは、

4〜5人。知り合いは多いけど、友達は少ない。だからこそ、本当に仲良しの

人は、みんな大切だし大好き。人見知りしない=誰とでも仲良くできる、

わけではないから、人間関係にはほんとにいつも苦労する。元々一人でいる方が

好きだし、人のことを嫌いになることはめったにない代わりに苦手と思って

あんまり話さない人が沢山いるから。仲良くなる人に共通してるのは、全員

年上かもしくはお姉さんっぽいしっかりしたところがある人。あたしが

できないこと、人に気を遣うとかそういうことを自然にできる人が多い。後は

みんな優しくて、優柔不断。お姉さんなんだけど、お姉さんぶったりしない

人とは仲良くなれる。あたしは優柔不断ではないからそういう所でつりあいが

とれてるのかなあとも思うんだけど。気性が激しい私をさらっと受けとめて

くれる大人な友達にはほんとに感謝してるし、大事な人達。すごく仲良しな

わけじゃなくても、支えてくれる人は沢山いるから、その人達にも感謝だな。

meet

私がすごく貴重だと思っているもの。運気というものがあって、その流れが

あるとするなら、あたしは人との出会いによって流れが変わることがとても

多い気がする。それは、運なんて大袈裟なものに限らず、日常の生活に

おいてもちょっとした気持ちをいい方に変えてくれることが多い。人同士の

つながりが希薄だって言われていて、あたしもそれはすごくわかるし、つながる

ことを拒否する人達の感覚もわからなくはない。昔はつながりなんて、、、って

思ってたし、何より人とじかに向き合って付き合うことに対して今よりもっと

めんどくさいことだと感じていた。今でもめんどくさい、疲れるって思う時は

沢山あるけど、それでもすごく気持ちをいい方に変えてくれたり、プラスになる

出会いも、自分の気持ちの持ち方次第で訪れてきてくれるから、出会いや

つながりを前よりも大切に思えるようになったと思う。人は1人では生きて

いけないということに気付いてから、出会いに対して積極的になれたような

気がします。

music

生活必需。興奮させてくれるもの、楽しくさせてくれるもの。魂を揺さぶって

くれるもの。エネルギー。


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