望 郷  
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あの頃の僕はその胸が熱くて 優しさが妙に弱虫に見えた
4時過ぎまで僕を閉じこめる校舎に 一歩踏み込めば身を守りたくなる
とがった石だから その胸を傷つける それでも転がるたび 丸くなったのだろう

15の心を締め付ける春が来て ありもしない行く先を目指せと走れと
どうして誰もが大人の心になる あの淡い思いをガラクタにしてまで
いつから僕らはひとりぼっちになる 心の痛みを分かち合えぬままに

きっと この道のどこかに きっと 求めたものがあったのに
きっと 通りすぎて なのにそれを探しつづけている


頭を下げてはニヤニヤ笑っている 生き様がやけにちっぽけに見えた
5時過ぎから別の人生が始まり ネオンの町並みで心暖めた
誰でも手にする幸せの形がある 満足しろよそれで終わりが来る

きっと この道のどこかに きっと 求めたものがあったのに
きっと 握りつぶして なのにそれを拾い集めている

Words&Music mazra627 (C)mazra627 2001