60's UK Mods
とにかくクールで熱く素晴らしい音楽達。
すべて一口でモッズとは呼べませんがね…。

Artwoods, The  Art Gallery
REPERTOIRE (REP4533WP)
 ディープ・パープルなんつうモンには全く興味はないが、キーボード奏者のジョン・ロードは ただものではないと思う。彼の奔放なハモンド・プレイはホントに素晴らしい。特にこのアートウッズでのプレイは文句無し。彼のオル ガンを前面に押し出したこのバンドの音作りも大正解。ロニーの兄貴もガンバってるが、運のない男だわな。

Action, The  The Ultimate Action
EDSEL (EDCD101)
 ポップでメロディアスな楽曲・上手くまとまった演奏・どこかお上品・一体歳はいくつなんだ!? って感じのレジー・キングのソウルフルなヴォーカル。これだけ売れる要素を兼ね備えながら何故だか売れなかったバンド、アクションの 65〜67年の間にリリースされた5枚のシングルAB面に未発表曲等を加えた強力編集盤。デビュー曲が『ダンス天国』だから売れなか ったのだろうか…、な〜んてこたぁ無いでしょうが、コレはマジいいっすよ。おすすめです。

Brian Auger & The Trinity  Definitely What!
ONE WAY (OW30012)
 ブライアン・オーガー関連では、実はジュリー・ドリスコールとの絡みモノが好きだったりするの ですが、ここはなんとなく68年発表のトリニティ名義のセカンドです。冒頭からビートルズの『A Day In The Life』をストリングスを バックにクールなオルガンプレイで聴かせてくれます。ズート・マネーに捧げる2曲目『George Bruno Money』のとびっきりのクールさや、ワタクシ個人的にお気に入りの5曲目『Red Beans And Rice』でのバンドの演奏レベルの高さ、密度の濃さにはもう脱帽です。たまにはロックばかりではなくジャジーなものも聴いた 方が、人間的なバランスもとれるってなモンでしょう。

Birds, The  The Collectors' Guide To Rare British Birds
DERAM (546 139-2)
 デビューシングル『ミスター・タンブリンマン』をいきなり全米チャート第一位に送り込んだりは していないバーズです。イギリスのバーズです。グラム・パーソンズは途中加入してないです。ロン・ウッドのキャリアスタートのバンド としても有名ですね。幻想的なフォークロック・サウンド…ではなく超絶破壊的R&B。同時期のストーンズと比較したって遜色ないでし ょう、このカッコよさは。ロニーのオリジナルもよいしなぁ。

Fame, Georgie  20 Beat Classics
POLYDOR (847 810-2)
 超ファンキーなオルガンとヴォーカル。ジョージー・フェイムを聴かずして60年代の英国音楽は 語れないでしょう。決して時代の潮流というか王道ではないにしろ、ジャジーでグルーヴィーなこういった音こそが当時のロンドンの空気 をリアルに感じさせてくれる気がします。彼自身がモッズというワケではないと思うのですが、その音楽を当時のモッズ連中が圧倒的に 支持した、というのもうなずける洗練されたカッコよさがあります。

Graham Bond Organisation, The  The Sound Of '65 / There's A Bond Between Us
BGO (BGOCD500)
 一家に一枚マスト・アイテムの2in1。小品とは呼べない小品からダイナミックなジャンプ・ナ ンバーまで、息もつかせぬスゴイ展開。ボンドのオルガンはもちろんのこと、ジャック・ブルース&ジンジャー・ベイカーのリズム隊も さすがの迫力。こういうサウンドこそ“まさにMOD”だなーって思います。

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