Sorry,this page is Japanese only.このページは日本語のみです。あしからず。制作 Ruriwo 2003


Chrony indoor shooting light fixture memo

このmemoの内容を実践するのはかまいませんが、自己責任で行ってください。また、このtext自体は特に再配布してもかまいませんが、リンク先の記事に関しては、リンク先の管理者の方に著作権があります。くれぐれも無断転用なさらぬようにしてください。


indoor shooting light fixtureとは

Chronyの弾速計はある一定の明るさが無いと弾速が測れません。

室内の測定では光が足りないことが殆どです。しかも、この手の弾速計は蛍光灯は使えないのです。

そこで室内での測定時に足りない光を補う為に白熱灯を使ったライトユニットがメーカーから提供されています。

私は最初、ライトユニットを間に合わせで自作していました。しかし、ちょっと貧弱な作りだったので、店で見かけたときに軽い気持ちで買ってきたのです。

購入後の検証と煩悶

箱を開けて一番最初に目に付いたのは、光源のチューブ型40Wの電球です。私が当初、自作していたライトユニットは60Wのクリプトン電球を利用していました。当然、それより暗いはずです。しかも、ついてきた電球は、130V仕様のもの。ここは日本国内だっていうのに。わざわざ箱には110Vというシールを張っているにもかかわらずです。ちょっと、ユーザーフレンドリーじゃないですね。

光源の位置も遠く、果たしてまともに計れる光量が得られるのか不安だったので照度計を使って検証してみました。

その後、検証しアイデアを煮詰めたあたりから煩悶することになるのですが・・・。

Chrony indoor shooting light fixture セット内容

セット内訳

  1. デフューザー*2(3分割出来ます。真中の部分を抜けば短く連結も出来ます)
  2. 9.25inchのワイヤー棒*4
  3. 6.5inchのワイヤー棒*4(延長用)
  4. ライトカバー+ライトソケット*2
  5. チューブ型電球(130V/40W)*2

購入セット。本体とは別にデフューザーとワイヤー棒が一式入っています(ライトカバーをつけるためのネジ穴在り)。なお、チューブ型電球(130V/40W)は、とっても暗いです(電圧の低い日本では定格の40Wがでない為です)

箱の外装。日本語でライトユニットという名称と110Vというシールが貼ってあります。

輸入元の説明文書の要点

使用条件

室内や自然光のあたらない場所で測定する場合に取り付ける


弾速測定手順

  1. ライトカバーを中央のプラスチックデフューザーに写真のように取り付ける
  2. デフューザーを組み立てる
  3. ワイヤーロッドを本体に差し入れる
  4. ライトカバーを取り付けたプラスチックデフューザーをワイヤーロッドに差し入れる
  5. 電源をオンにする

注意事項

新しく電球を購入するさいは備え付けの電球と同じ種類であることを確かめる

照度による弾速の変化の測定

照度による弾速の変化を見る為に照度の条件を変えて、測定をしてみました。

測定器具はChrony model M-1(光源は白熱灯)を使用し、第一の測定レンズまでのマズル距離は約20mm、弾道の高さは約30mmのところで測定しています。7回測定したうち、最大値、最小値は弾いています。照度は各ライトボックスに電球を2個取りつけて点灯したときの第一レンズの上の値になっています。


使用ライトユニット

自作ライトユニット1号君(左)。EVAとユニクロ金具で出来ているこれは、強度が殆どありません。1年間役に立ってくれたものの相当くたびれています。ソケットと電球以外は今回が最後のお仕事となりました。なお、照度はチューブ型(中)、クリプトン型(右)のように計りました。電球からレンズまでの距離は約100mmです。

Chrony light fixture(左)。自作の時と同じように照度を測りました(右)。ちなみに電球からレンズまでの距離は測りませんでした。デフューザーごしに照らしているので、距離を出してもあまり意味がないと考えたからです。


使用エアガン


使用BB弾


使用照度計

小型デジタル照度計/CENTER337 仕様
測定可能範囲 0.00〜40000 lx又は0.000〜4000 fc
測定レンジ 40/400/4000/40000 lx 自動又は手動切替
精度 ±3% rdg ±5dgts
分解能 0.01(0〜40 lx) 0.1(40〜400 lx) 1(40〜40000 lx)
光検知部 シリコンフォトダイオード
応答時間 0.5秒
電源/使用時間 9V乾電池×1個 / 約170時間(アルカリ乾電池)
本体使用環境条件 温度:−10〜+50℃ 湿度:0〜70%
サイズ/重量 196×54×33mm/約180g

E26ソケットの電球(130V/40W〜100V/60W)による検証

照度的には27〜3005lxとかなりの閾値の幅があるのですが、測定誤差以上の変化はないみたいです。

かなりの暗さでも、逆にかなりの明るさでも感知してくれるようです。

手軽に扱えて、弾速が安定しているというチョイスでPC356を、弾は現在流通している中で手に入りやすく尚且つ、0.2gの中では精度が高いといわれている(というか、私が使っていて一番相性がいい弾の)MAXIを使いました。ちなみにアベレージが驚異的です。定価2980円でこの精度というのは頭が下がります。弾速計の精度を測るというよりはPC356の初速安定の検証のようになってしまいました(汗)

照度と測定値誤差の検証

仕様ライトユニット/電球の種類とスペック
ライトユニット 自作1号君 Chrony light fixture
電球の規格 100V/18W 110V/40W 130V/40W 110V/60W 100V/60W 110V/40W 130V/40W
電球の型 クリプトン チューブ チューブ クリプトン クリプトン チューブ チューブ
照度(lx) 806 817 270 2889 3005 95 27
初速1回目(m/s) 65.89 65.41 64.63 64.75 65.11 65.43 65.86
初速2回目(m/s) 65.94 63.99 64.13 63.66 63.84 65.48 63.74
初速3回目(m/s) 65.84 64.95 65.80 64.55 64.90 63.67 64.10
初速4回目(m/s) 65.75 63.48 64.27 62.90 65.37 65.38 65.69
初速5回目(m/s) 65.85 64.33 64.99 64.77 64.85 64.68 64.41
初速平均(m/s) 65.85 64.43 64.76 64.13 64.81 64.93 64.56

作業照度のJIS規格と比較して

純正の電球を取り付けるとなんと照度は27lx。とても暗いです。正直、大丈夫かなと思ったのですが・・・。

測定条件がレンズに近いということも関連していると思いますが、弾速計では普通に測れてしまいました。しかし、純正ではとても暗く、弾道が測定レンズ上を通過するようにねらいを定めるのもそうですが、液晶の表示を確認するのにも苦労しました。

使うのであれば、作業上の照度の確保と消費電力の上でも110W/40Wのチューブ電球をお薦めします。

これなら95lxも確保でき、液晶の数字を苦なく読むことが出来ます。

実際、人間が高度作業をするには一定の照度が必要で、その指針に合わせてみても光量が足りているとはいいがたいです。

一般的な規格ではないもののチューブ電球は大きなホームセンターや家電製品店で入手可能なので、購入できれば買って付け替えるだけで使い勝手は格段に良くなります。

推奨照度(JIS)簡略版

推奨照度(JIS)
照度(lx) 50〜70 70〜150 150〜300 300〜700 700〜1500
大体の目安 薄暗闇 一般的な明るさ 軽高度作業 高度作業  
基準 非常階段(事務所) 居間(住宅)、作業室(事務所)等 会議室(事務所)、一般教室(学校) 製図室(事務所)、手術室(病院)  

今後の予定

  1. 自作ライトユニットをつくろう!


Netscape Navigator6.0以降かInternet Explorer4.0以降がお奨めです。

内容についてのご感想・ご意見などは管理者にe-mailにお寄せ下さい。


Webmaster:Ruriwo/e-mail: [email protected]