長距離通勤者の悲哀 その9

朝からバトル!

東京は先週末春一番が吹きました。気温も上がって、良い季節になってきましたね。しかしこの季節、どうにも眠い。朝起きられない。もう少しだけ、とふとんにしがみついているうちに時計の針はどんどん進んでゆきます。

今朝もそうでした。やっとのことでおきだして、身支度して車にエンジンをかけた段階でいつもの時間に遅れること30分。道路状況でぶれがありますが、たいてい始業時間5から20分前につくので、もうこれは明らかに遅刻。その上8時を回ると交通量が一気に増える。下手すりゃ1時間近くの遅刻だぜ。

こういうときは諦めが肝心です。もともとてきと〜なわたしは、どっかで電話してきゃぁいいや、くらいのノリで車を出しました。ですから、少なくともスタート時点では非常に穏やかな気持ちだったのです。もともと温厚で物静かな性格ですし。

予想よりは幾分ましな交通量でした。それで結構気を良くした上、朝いちで外回りをする口実を思いついたわたしは、遅刻の懸念も消えてご機嫌で運転していたのです。

ところが。

まえのタクシーがうっとおしい。こいつの前はずーっと空いているのに、なんかたらたら走ってる。左車線は程よく車がいて、下品に左抜きする度胸はありません。仕方なくそのまま走ってたんですが、今度はわたしの後ろの白いクラウンが落ち着かない。右ウインカーしてきたり、パッシングまでかましてくる。左にも前にも車が居るのにどうやってよけろって言うんでしょうか。

めたくそむかつくじゃねぇかよ、おい

わたしは基本的に上品で温厚であるため、パッシングなんかせず、せいぜいタクシーのけつぎりぎりに着けてやる程度でしばらく走っていたのです。が。

タクシーがブレーキかけやがった。慌ててこっちもブレーキかけて、あおってたせいか?とちょっとどきどきしたのですが、そうじゃない。どんどん減速していくんです。いくら首都高とはいえ、高速だよ?何考えてんだよ・・・

逆車線で事故やってたんですね。タクシーの運転手は、それを見ていたらしく、事故車両が見えるところではもうとろとろ運転になっている。

あほか?そういうやつがいるから見物渋滞なんてのが起きるんだろ〜が!え?個人とはいえタクシー運転してんだろうが?あ?プロドライバ〜じゃね〜かよ、てめぇ!

事故現場が見れて満足したのか、やっと少しタクシーは加速しました。左前を見ると、いやぁな位置にとろいトラックが居る。左抜けするには多少距離が足らない・・・とわたしが苦々しく判断した時、後ろのクラウンが左に抜けたのです。それを見たタクシーは、なんと加速する。わたしは悔しいのでその後ろにきっちりつく。クラウンはトラックのおしりべったりまで行ってしまったがタクシーと並走状態。んで、何を血迷ったか、タクシーとわたしの間にもぐりこもうとする。

何考えとる!状況みえとんのか、ぼけ!

とはいえ、温厚なわたしはその白いクラウンを前に入れてやりました。パッシングかましてやったけど。

その後、分岐でタクシーは降りてゆき、右合流があったので温厚で思いやりあるわたしはきちんと合流車を入れてあげたりしていたので、クラウンは見えなくなりました。

首都高を抜け、常磐道三車線に入ってかなり回りの車が減った時、わたしは自分の数台前にあの白いクラウンを発見しました。隙間があるのでひょいひょいと他の車をよけ、クラウンの後ろについて、さっきのやつであることを確認した時の喜びったらありません。まぁまぁあいかわらず前の車あおっちゃって。そういう運転はよろしくなくてよ。だ・か・ら。お仕置きしてあげる♪

とことんいったるで〜〜。覚悟しや〜〜〜。

あおりたおすあおりたおす。クラウン逃げる逃げる。前の車を右ウインカーだしまくりでよけさせて逃げていきますが、わたしの車はパワーだけが売りのう〜ちゃんであります。じぇったいに逃がさない。だって、せっかくあいてるのに左車線によけようとはしないんだもん。クラウンくん。

おっちゃんやってくれるじゃん。けっけっけっけっけ・・・・

前の車が誰もいない状況で、クラウンのけつにびったりつけ、パッシング+右ウインカー浴びせたおしてやってやつが左車線によけた時の爽快感。お巡りさんこないで〜〜と思いつつ、そのままの速度で常磐道通過。ついでに外回りの言い訳も忘れて職場直行。

あれ?まにあっちゃったじゃん♪えへ。

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