こんな,お話。 その6
01.08.24

余暇の趣味

すなわち個人のホームページ作成のことだったりする。

先に行っておいたほうがよいだろうけれど,これからここに書く内容はあくまでもわたしにとっての一般論(めちゃくちゃな日本語だな)であって,特定のどこかのサイトを指していたり,あるいは個人を指していたりするものでは,ない。
スペシフィックな想定をした上で書いている内容ももちろんあるけれども,今現在何か,あるいは誰かについて考えていることを直接に述べているわけではなくて,今まで二年ほどいくつかのサイトを覗き,一年半ほど自分のサイトを作って遊んでいる間にゆっくりと考えていた内容である。

個人のホームページっていうのは各個人で違う目的を持って作成しているものだというのは当然のことである。
たとえば,日々の日記を書きたいんだけれども,ただ書くだけだと長続きしないからサイトで公開してみよう,とか,子供が生まれたんだけど,アルバムを作って公開したい,とか,自分はものを書きたいんだけれど発表の場がないのでサイトに載せて読んでみてもらおう,とか,いろんな友達と付き合いたいからコミュニケーションサイトを立ち上げよう,とか,そりゃもういくらでもあるだろう。
そしてどの目的も,まったく問題なく通用するのが,個人ホームページってヤツなのである。

もう少し絞り込んで,ウチみたいな文章系のサイトの場合を考えてみた。文章が書きたい,書けば誰かに読んでもらいたい,だけど商業ベースに乗せるほどの自信は冗談じゃなく,ない。身近な人に読んでもらうのはなんとなく照れくさい。そこで匿名性の高いインターネットで公開してみる。
公開してみると,読んでくれる人がいて,感想までくれる人がいる。
そしてだんだんと,いろいろな人たちと触れ合う機会が増え,友人も増えていく。
楽しくなる。いろいろと書いてみる。

そうやって,サイトが展開していく。

こんなパターンもあるのではないだろうか。
わたしの場合は,当初は文章系というところで始めたのではなかったので,自分が書いたものを人が読んで反応してくれるというのはほとんど意外に近くて,非常に新鮮だった。その新鮮さは面白さに直結していて,趣味として文章を書くことの楽しさを何倍にか増幅してくれ,そしてこのサイトが持続する根源になっている。

ただし,である。
自分もあまり多くないとはいえ,ある程度のネットサーフィンをする。
管理者の更新がなければ,何でやんないんだよと思ったりする。
その一方で,高々数行の日記でも毎日書くとなるとこれは相当しんどいぞというのもわかっている。
わたしのようにかなり適当にサイトを管理している人間ですら,なのである。
今日は更新できないな,昨日もしてないな,見てくれる人はいるんだろうな,そうだとしたらその人には悪いかもしれないな・・・,まで考えたその後,なのだが。
乱暴な表現になって申し訳ないのだが,ウチのサイトが更新滞っているとしても,閲覧者の方々にはほかの常連ページがあり,さらに言えばほかの趣味があるんだし,っていうほうに考えが展開してしまうのである。
もちろん時には,ここを楽しみに来てくれる人がいるのに,ほっぽらかしてはいけないわ,って思うことはある。というよりは,現段階では結構それが更新意欲の源になってたりもする。
そしてそう思うたびに,ナニを血迷ってるんだよと失笑する自分がちゃんと,居る。

個人が余暇に趣味で作って,それを余暇に趣味で見に来る個人に提供する,とういうスタンスでサイトというものを考えてしまうのは自然ではないのだろうか。そいう考えで,できるとき更新でお気楽にやっているわたしは,やっぱり批判されるべきなんだろうか。

そんな考え方をしているわたしであるから,余暇以外の時間がものすごく忙しくなった,とか,余暇をほかのことに使うことにした,とかいう理由があれば,サイトを終了するも休止するもそれは個人の勝手(やな言葉だな,これは)なのだと思う。
サイト管理に飽きたから,ってのも十分に通用する理由だと思う。

あるいは,いったん閉鎖したんだけれど,やめてみたらみたで何やらつまらない。サイトやっていた時にサイト上で付き合った人たちとやっぱりまた遊びたい,と思ったんなら何の遠慮もなく始めればいいのである。
やっぱおもろいでしょ,またあきちゃうまでは,一緒に遊んでようよ,と何の問題もなく受け入れられる。
時間がなくて泣く泣く手を引いた管理者,多分こんな管理者はわたしなんかよりはサイト管理にたいしてまじめであろうから,また少し余裕ができたとか,やっぱり時間がなくてももう一度やってみたいなんて思ったのなら再開すればいいことなのである。
がんばって帰ってきたね,無理しない程度に続けようね,って心から応援しちゃったりするのである。

もちろん公開している場であり,誰でも受け入れるという前提でやっているシステムだから,ある程度の仁義があるのは了解しているつもりである。
遊びなんだからと馬鹿にしているわけでは断じてない。

ただ,インターネットという世界で,個人のホームページをアイテムとして介するならば,やはりその個人の意思がダイレクトに反映されるのはごく自然なことであり,それを許容するか否かもこれまた個人が別個に判断すりゃいいことなんだと思う。

結局のところ,閲覧者としても管理者としても,肩の力を抜いてのんびりと楽しむ場にしたい,それがわたしの,少なくともこのサイトにおけるスタンスなんだけど。

だめ,かなぁ?

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