ごっちゃんです! その1

体育会系ブラスバンド解説
プロローグ

前からしようかなと思ったお話なんです。

前に一度したことがあるにはあるんですよ。ノンジャンルに載せた「変なバイト」。

わたしが学生やってたころに、体育会系のブラスバンドに居た、ということはこのお話のとき書きました。ブラスバンドと言うのは体力を使うので体育会系といっても良いのではないか、という意味で体育会系のブラスバンドと表現したわけではありません。わたしは本当に、体育会に属したブラスバンドに所属していたのです。

どういうことか。

大学により、運動会とか体育会、とか呼びますが、同好会とかでないスポーツ系の部の集団のことを言いますよね。六大学野球とか、大学ラグビーとか、○○大学チーム、と呼ばれる大学公認の部のことです。お正月の駅伝なんかも体育会陸上部が参加してます。

説明くどくてすいません。

で、わたしはそういう部のブラバンに居た。スポーツ部でラッパを吹いていた。

そうです。

わたしが大学4年間所属していたその部は、いわゆる応○団だったのです。

正式名称は、○○大学運動会応○部、です。

応○団は、通常リーダー、バンド、バトンという3つのグループからなっています。リーダーと言いますのは、いわゆる応○団であり、これは男性だけ。旗を持ったり、テクをふったり(応援歌歌いながらいろいろアクションしたりするの、みたことありませんか?あれをテクといいます)、太鼓たたいたりします。バンドは男女混合で、わたしが属していたところです。そして、バトンは、そう、スコートはいたりレオタード着たりして踊るおねぇさんたちですね。

何で応○部にはいったか。べつに応援したかったわけではありません。

高校の時わたしはオーケストラ部におりまして、ホルン吹いておりました。大学に進んでも、ホルン続けたかったんですね。ホルンを吹きたいというよりは、合奏するのがとても楽しかったのでオケでもブラバンでも良いからそういう部活をしたかったんです。

もちろんちゃんとしたオーケストラ部、行きましたよ。説明会。

プロによるレッスンを週二回受けること(レッスン料自費)
年一度ある海外遠征参加のこと。ただしオーケストラの本番メンバーでなくても、スタッフとしていかなくてはいけない(旅費、宿泊費自費)
演奏会のチケットノルマ制(売れない場合自費充填)
基本的に年功序列であるので、本番メンバーになれるのは良くても3年、ホルンはメンバーが多いので運が悪いと4年までなれない。

お金かかります。本番メンバー以外でももちろん二軍みたいのがあるようで、まったく合奏できないわけじゃないんですが。でもやっぱりひいた。できればもうちょっと気楽な部に入りたい・・・。

吹奏楽部にも行きましたが、似たり寄ったりでした。

それなら同好会でも探すかな、とうろうろしていたのですが、金管募集してるような同好会はなかなかありません。

あきらめかけた時に、でかいばっちい立て看板が目に入りました。

来たれ!応○部!

その看板の片隅に、ラッパ募集中!と書いてあるのを見てついふらふらと部室に行ってしまったのです。

このときからわたしの体育会系ブラスバンド生活が始まりました。楽器の技術云々と言う問題についてはめちゃくちゃ気楽でしたよ。だって、いねぇんだもん、まともにラッパの音が出るヤツが。このときのバンド新人10人のうち、楽器経験者わずかに4人。残りの6人はなんと譜面の読めないヤツらだった。

そんなことはどうでもいい。はいってしまったのはブラバンとはいえ応○団。ハイカラー、長ラン、ボンタン、裏地にトラだの龍だの闘魂だのの刺繍入り、頭はくっきりリーゼント、というかたがたと親しくお付き合いすることになったのです。

このシリーズでは、この変なバンドに居たころのお話をすることにしようと思ってます。

え?タイトルのごっちゃんです!ってどういうことかって?

これは、応○団のごあいさつをちょっと可愛くしたものです。先輩におごってもらった時は当然、ありがたいお言葉をいただいた時などにも、必ず直立不動の姿勢をとり、おなかの底からの声で「ごっつぁんです!」と叫ばなきゃいけないことになってるんですね。まぁ、名目上。

さぁ、次回からは、めくるめく汗臭い野郎どもの世界(バトンの話もするから少し色っぽいかも♪)にあなたをお連れしますよ。

え?喜んで付き合ってくださる?うれしいですね。

どうも、ごっちゃんです!

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