TOP>>
index>>
ミュージカル「The PHANTOM of the OPERA」  ◎ネタバレ要素アリ◎      公式サイト
■ミュージカル有名タイトル「オペラ座の怪人」を ブロードウェイミュージカルで 観ました。
実は 海外でなくても 観劇は 初めてのコトで ミュージカルに関しても 超初心者です。
■座席が 舞台の正面 前から2列目とゆー物凄く良い席なので 生の臨場感が 格別でした。
女のコの衣装に 付いているビーズのフリンジが 踊る度に揺れて ビーズが カチャカチャいう
音が 聞こえるのです。役者達の 表情も はっきり見える 最高の条件で 惹き込まれました。
■開演前でも 幕が 下りていないので カバーの掛かったシャンデリアが 舞台に置いたままで
暗くなります。オークショニアの声が 響いて ドコから?と 思ったら 舞台上に 1段 高い
場所が 作られていて オークショニアが いました。シャンデリアの カバーが外されて 点灯
されると テーマ曲が 始まり シャンデリアが 段々 上に持ち上げられます。最初は 真上へ
引っぱって 置いてあるシャンデリアを 吊されているカタチへ 伸ばす様な 持ち上げ方です。
そして シャンデリアが 全長を見せたら 斜め前方 客席上空へ 引っぱられて あたし達の
真上に ゆらゆら 吊り上げられて行きました。コレだけでも 大迫力です。
■ハンニバルのシーン:カルロッタが 恰幅の良い オペラ歌手然とした女優だったので 両手を
斜め前方へ 差し上げて 高音を響かせた時には なんだか 二の腕の内側を 見ちゃいました。
ゾウが いきなり 出て来たのにも ビックリだったです。クリスティーヌが 試しに歌わされる
シーン:最初 自信無さそうに 横にいるメグ達を チラリと 不安げに 見ながら 歌い始める
のが 可愛かったです。カルロッタが 恰幅が良いので この時のクリスティーヌは バレリーナ
衣装だったコトも あって 子供の様に 見えました。てゆーか 体格が チガイ過ぎな 気が。
■クリスティーヌが 地下室へ連れて行かれるシーン:舞台奥に 横向きに 斜めに板が渡して
あって そこを クリスティーヌとファントムが 降りて行きます。耳にしたコトのある 音楽が
流れて あーコレが「オペラ座の怪人」よねー なんて ココらへんまでは 悠長なキモチです。
ドライアイスの冷気で ひんやりして来たら 二人が乗ったボートが 目前まで 迫ります。
舞台奥は 鉄格子が降りて来て 床からは キャンドルが 何本も せり上がって来て 地下室の
セットになりました。デュエットが 終わると キャンドルは 元どおり床に 仕舞われます。
クリスティーヌが 目覚めた時 オルガンに向かい 一生懸命 曲作りを しているファントムが
なんか 印象に残っています。そして クリスティーヌが ファントムのマスクを 外してしまい
ファントムが 何をする!とゆー様なコトを 叫ぶシーンから 段々 あたしは ファントムに
ココロが 傾いていきました。哀しそうに 自分を 蔑む様に 歌うのが 辛かったです。
■最初の みんなが 手紙をもらうシーン:マダムギリーが 私も もらいました と言った時に
横1列に 並んだ みんなが 見せて!と 躍起になるトコロが ちょっと笑えました。イル・
ムトーのシーン:舞台両端に バルコニー席を模したセットが 置かれ 右側のバルコニーには
支配人2人 左側のバルコニーには ラウルが オペラグラスを持って 客席を 眺めています。
真上の ガーゴイルと合わせて 劇中劇なセットです。イル・ムトーでは カルロッタと 使用
人役の クリスティーヌが 曲に合わせて キスのマネっこをするのが 2人で チュッチュッと
ニコニコしながら やっていて 可愛かったです。ファントムの声が 聞こえて 一時中断され
カルロッタは オーケストラピットにいる本物の指揮者に 向かって もう1度 と言うのです。
でも途中で カルロッタは ホントに ゲロゲロとカエルの声に なっちゃうのでした。屋根の上
での クリスティーヌとラウルのシーン:クリスティーヌは 美人で 髪は焦茶色で ドレス等の
衣装だと そんなコドモでもなく 割と好きになったのですが このラウルは 金髪で なんだか
イヤにイケメンです。や あたしの 基準ですが。
■確か1幕でも 花火とゆーか バチバチッと 火花を散らせる演出が あった様な 気がするの
ですが どこらへんだったか 思い出せません。火薬を使うと 知らなかったので 舞台手前の
数カ所から バンッバチバチバチ…となった時は マジで ビクッと しちゃいました。
■1幕ラスト 傷心のファントムが ガーゴイルに乗って 哀しみを訴えながら ガーゴイルごと
昇って行くシーン:イチバン印象深かった あたしのベストなシーンです。天井近くに あった
ガーゴイルが いつのまにか 舞台に降りて来ていて ファントムが 乗っています。ゴンドラに
なっていて 段々と上昇して行くのですが ファントムが あまりの哀しみと怒りの為に 乗って
いるガーゴイルの縁を 手で バンと叩く その音が 聞こえるのです。辛さが 伝わってくる
のです。あたしは あまりの感動の為に 昇って行く ファントムを ガーゴイルしか 見えなく
なっても ずーっと見上げていました。舞台上で バレリーナ達が 踊りだしても バカみたいに
上を 見ていたので バレリーナ達に ヒトリだけ上向いてるアホが 見える?と思い 舞台に
目を 移した途端 シャンデリアがッ!!急スピードで ホントに真上に 落ちて来るので 驚き
よりも 寧ろ 怖かったです。…うわァッと 目を つぶりそうになる 寸前で 落下は止まり
大きく揺れたシャンデリアは ぐぐぐーっと 舞台上へ引き戻されます。マジで 怖かったです。
ガーゴイルのファントムの余韻も 重なって ドキドキ状態のまま休憩です。ゼェゼェハァハァ。
暫くして やっと 今のが 有名なシャンデリアが 落ちるシーンなのねーと 落ち着きました。
オークションシーンが終わった時も シャンデリアは アタマの上を 通過して 真上の天井に
吊るされて行ったコトを 思い出しました。舞台上に戻った シャンデリアの その後が どうも
思い出せません。休憩中に 再び天井に 吊るされたんだっけ?アタマの上 通過して。そんなら
覚えている様な 気もするのだけど。でも 2幕で シャンデリアは 出てこなかったしなあ。
■2幕オープニング:マスカレードの歌は メロディも コーラスも 華やかで 楽しい歌です。
観劇後 あたしが 最初に 鼻歌 歌ったのは マスカレードでした。セットも お城みたいな
幅広い大階段で 階段に たくさん仮装した人達が います。ソレが ほとんど マネキンだった
ので 片付けられた時には ビックリしました。2幕始まりの時も 幕は下りてなく 劇場内が
暗くなり 舞台が明るくなったら 支配人2人が ボケツッコミを 始めました。英語 聞き取れ
なくても ギャグは 笑えるモノです。
■ドンファンの楽譜が 急に読める様になるシーンを ナゼか 良く覚えてます。厳重に警備員を
立たせるシーンでは 指揮者の隣 オーケストラピットにまで 警備員が立って 銃を バンッ。
ビックリでした。火薬臭かったです。
■ラストの地下室シーン:イケメンラウルが 首に縄を掛けられ 爪先立ち状態に 吊られます。
ちょっと笑えますが シリアスなシーンです。クリスティーヌに キスされた ファントムは
キャンドルで ラウルに掛けた縄を切ります。この辺りは もう 怒濤の展開で 観てる その時
には 何にも考えられませんでした。後で 色々 想いましたが。地下室に迫って来る人々の声に
ファントムは 逃げるコトを 余儀なくさせられ ウェディングドレスが 置いてあった椅子へ
飛び込んで 消えました。みんなが 地下室へ着いて メグが 椅子から ドレスを持ち上げると
椅子の上には ファントムの仮面だけが 残されていたのでした・・・。仮面ひとつを 残して
消え去るファントムは 哀しかったです。あー本当に…。
■直後 想ったコト:クリスティーヌは ファントムと イヤにイケメンなラウルの どちらが
本当に好きなのか ハッキリしない辺りで クリスティーヌが 男だったら すっげムカついて
いたのではないかとか 思ったりしました。優柔不断!とか言って。実際 クリスティーヌには
そんなに ムカつかなかったので あたしって オンナには アマイのかなあとか 思ったり。
とゆーか クリスティーヌは ファントムが 愛する女性なので ファントム寄りの あたしは
無意識に 大目に見ているのかなあ とか思ったり。
■パンフの日本語での場面解説:「彼が醜いのは その顔ではなく心だ」と 書いてあるのですが
声を大にして 異議あり!です。ファントムは ただ クリスティーヌに 自分が 書いた曲を
歌って欲しかっただけなのに…。ソレを 心が醜いとは フザケた解説だなコノヤローみたいな。
■思い出していて ちょっと考えちゃったコト:ラストシーン 椅子の下が 奈落になっていて
ファントムは 舞台の床下へ ストンと 降りて行ったのかなあ。ホントに 消えたみたいに
見えたから・・・。
■あたしが観て来た 2003年11月13日ソワレのキャスティングは ファントム:Hugh Panaro
クリスティーヌ:Sandra Joseph (イヤにイケメンの)ラウル:Carrington Vilmont です。
カーテンコールは イケメンラウル クリスティーヌ 最後に ファントムの順でした。カーテン
コール後 クリスマスキャンペーン商品を ファントムが 笑顔で 説明して紹介していました。
■ Hugh Panaro は カーテンコールでも クリスマスキャンペーンお知らせでも ずっとメイク
したままで 仮面を外したファントムが 笑顔で しゃべっていたので 声が ステキなコトは
良く解りましたが 公演チラシに載っている素顔も もちろんステキなのですvカッコイイです。
イケメンラウルは チラシでは オークショニア役に なっています。