作品紹介
ジャンル:スポーツ(野球)シミュレーションRPG
発売会社:コナミ
キャラ :★★★☆☆
自由度 :★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
画 像 :★★★★☆
総 合 :★★★★☆
このパワプロクンポケット(以下パワポケ)シリーズは、有名な野球ゲーム実況パワフルプロ野球(以下パワプロ)シリーズのゲームボーイ版で、操作性と画像はやや劣るものの、サクセスなどは本家パワプロシリーズに勝るとも劣らないものをもっています。ゲームボーイ版で、いつでもどこでも気軽にできるという点で子供達に大人気です。
まず、キャラクターですが、パワプロのサクセス(選手を育てるモード)では主人公とパートナー、そしてそれ以外のチームメイトや彼女候補などがいます。パワポケシリーズではもうお馴染みの矢部君と全く同じ顔をしたパートナーですが、今回はパワポケ2の続編であるモグラーズ2編の為、パートナーはパワポケ2と同じく凡田君です。凡田君と言えば、140キロ代の直球と3種の変化球を持つ投手ですが、パワポケ2ではそれ以上に貧打の打線を援護できる高い野手能力が有名でした。そういうわけでDH制がないセ・リーグでプレイできるように初期設定でパ・リーグを選ぶのが常識となっていました。ただし、今回はそれ相応の年数が経過している為、野手・投手能力共に下がっていて、特に魅力があるキャラクターでもない為に私的にはあまりでした。また、他のチームメイトはやる気のない水木さんが引き続き登場。新たに馬井さんと諸星とイサムが登場しました。こちらもパワポケ2ほどキャラクターとの繋がりがない為、あまりキャラクターの魅力は感じませんでした。余談ではありますが、野々村監督とその娘のあいは既にいません。また、今回選手として出てこない2のキャラクターのその後は、古沢さんはモグラ—ズの2軍監督、倉刈さんはパワポケ3の火星オクトパスに入った後、そこをやめて現在の職業は不明、日出子を彼女にすると一度だけ出てきます。畑山さんは全く触れられていない為わかりません。そんな感じでモグラ—ズ2編というわりにはあまりそれを活かしきった感じがしなく、キャラクターにそれといった魅力は感じません。
自由度はそれなりに高いです。モグラ—ズ2編の他に忍者編もあり、どちらもそれなりに自由に遊べます。投手・野手の違いは勿論、全てのエンディングを一度で見ることは絶対に不可能で、エンディングコンプリートなどもいい目標となっていてなかなかです。
ストーリーは可もなし不可も無し。モグラ—ズ2編というわりにあまり前作との関わりがなかった気がします。もう少しキャラクターにしてもストーリーにしてもモグラ—ズの続編にしたメリットがなかったと思います。それを前面に押し出したものを期待していただけに期待はずれの感が否めません。
画像は前作に比べてかなりよくなっていました。パワポケは1から2、2から3、のように作を重ねるごとに進歩が著しいです。画像だけではなく、システムもかなりのものでした。球状がかなり広くなってかなりリアルに出来て、ミートカーソルが四角から丸になっていました。パワプロにかなり近付いたといっても過言ではないでしょう。
結論:まぁまぁです。今までのパワポケシリーズを遊んでいる人は即買いでしょうが、パワプロ(ポケ)がはじめての人にはあまりお勧めしません。やはり1から順にやったほうが良いでしょう。ただ、パワプロに慣れている人にはよいでしょう。
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