1月29日 土曜日 ニセコで腰を抜かす
ニセコにやって来た。札幌からも2〜3時間かかる、ちょっと遠いゲレンデだ。久しぶりの北海道だけど、本州のゲレンデとは迫力が違うと思った。山を整備してゲレンデにしたというよりは、山がそのままゲレンデになってしまっているとでもいったほうが近い。山、ありますんで自由に滑って下さい、って言っているみたいだ。コースは全体的にダイナミック。林の中を滑っていけるような場所もたくさんあるし(僕はそれをするのがとても好きなのだ)、林の中の誰も滑っていないところの雪は本当に柔らかくて、雲に乗っているよう。コース内には断崖絶壁のようなところもあるし、しかもそういうところにも質のいい雪がドカドカ積もっているので、転ぶことをたいして恐れず、斜面を飛びおりるかのように滑っていける。この迫力には腰をぬかした。さすが北海道だが、これまで行ったキロロやトマムとくらべても特によかったし、街の雰囲気もキロロやトマムのように大型リゾートっぽくなくて好きだった。ところで、このニセコの山にはびっくりするほど外国人が多い。どうも、山の一部にオーストラリアの資本が入っているらしく、オーストラリア人がツアーだかパックだかでやってきているようだった。僕らの泊まっていたペンションも、日本人より外国人のほうが多く、まるで違う国にいるみたいだ。彼等のなかには数週間の長期滞在をしているらしき人も少なくなかった。南半球では夏真っ盛りであろうから、そんな時期にスノーリゾートにやってくるというのは、なかなかいい身分なのだろうなぁ。一日中、ゲレンデで滑りに滑って、おまけに嫁は途中で吹雪の中、迷子になるし、くたくたに疲れた僕は、そんな外国人だらけのペンションに戻って着替えをしていた。靴を脱ぎ終わって、ようやく上半身を起こしたとたん、腰に激痛が。ぐきっ。あーあ、ぎっくり腰だよ。ちょっと無理し過ぎたかなー。2泊3日の中日で、明日も張り切って滑ろうと思っていたが、ちょっと無理かもしれない。せっかく北海道までやってきたのに。ニセコのダイナミックなコースで張り切り過ぎて、ホントに腰を抜かしてしまった。とほほ。
雪質最高。ニセコ最高。