050109　３連休を棒に振る

　３連休だというのに３日間とも撮影でスタジオに缶詰だ。コマーシャルの撮影っていうのは、なんだかとても楽しそうに聞こえるかもしれないけれど、非常に地道な作業であり、しかも、営業である僕は現場で出来ることなどなく、ただ、お得意先の製品がちゃんと映っているかとか、撮影する前に得意先が気にしていたことがクリアになっているかとか、そういうことを随時確認して行く役割なので、さらに地味なのである。ここに、綺麗な女優さんでもいれば、やや華やか風味にならんでもなかろうが、今回はお人形さんが主役なので、地味なことこの上なしである。誤解を招かないように補足すると、今、撮影しているコマーシャルはなかなか面白い手法を使っており、僕はその仕上がりを楽しみにしていて、かつキャンペーンもある程度の成功を収めるのではないかという手応えのある、面白い仕事なのです。ただ、言いたいのは、作業が非常に地味なものであり、時間がかかり、３連休がまるまるつぶれるということが言いたいだけなのです。コマーシャル撮影って言うのは、どうやって撮っているんだろう、とか一般の人達が思うようなことが全部わかるので、そういう意味で、非常に面白いは面白い。しかし、朝から深夜まで同じ場所に座っていると、そんな新鮮な気持ちもどこへやらで、ただひたすらモニターを眺めたり、セット内を覗いてみたり、雑誌を読んだり、ガムをかんだりしているのである。すげー何もしてない人みたいですけど、それは撮影だからであって、他の仕事では西へ東へ飛びまわって、いろんなことをやってるんですよ。なんか、このホームページで、自分の仕事の話を書くのは初めてだな。それもこれも、この週末の時間が、全てこの撮影にとられたからであり、他に書くことがないからなのである。こんな日の時間は、ホントあっという間に過ぎて行く。今日も気がつけば、日曜日の夜。日曜日の撮影が終わったのは次の日の朝であった。車で家に戻り、家の近所に車を止めて（僕の車の駐車場は遠いのだ）死んだように眠った。朝起きたら、駐車禁止の札がついていた。ついてないなぁ。

巨大化した僕