5月16日 日曜日 結婚披露宴一か月前


 こりゃ大変だ。結婚式の準備は、人づてに大変だと聞くが、思った以上に大変だ。ひとつひとつはたいしたことはないのだけど、決めなければいけないことが山ほどあるし、ひとつひとつがいちいちお金がかかって気は滅入るし、しかもいちいち高い。週に2回の休みを使ってすべてをこなしていくのだけど、いくら処理しても次々とやらなければいけないことが噴出。それも全部自分の一存で決められればいいのだけど、妻の意見を汲み取り、同意に基づき進めるとなるとなかなか前に進まない。おまけに、僕と妻は休みの日が合わないのでなおのことである。まだ、僕の方も妻の方も両親がうるさくない人たちなのでそれが救いではある。これで、両親が口を突っ込んで来たら悲惨である。今日は、披露宴まで約一か月ということで、式場である全日空ホテルに出向いて打ち合わせをした。テーブルクロスの色を決め、花の種類を決めて、引き出物を決めて、引き菓子を検討する。僕なんか、引き菓子なんてもらっても一度もたべたことがないので、いらないのではないかと思うのだが、それはそれで楽しみにしてくれている人たちもいるらしいので、ちょっと思考を凝らしてみようと思う。文章にするとたいしたことないようだけど、やっぱり一生に一度のこと。結構選ぶのに時間がかかる。約4時間の打ち合わせを終えた僕らは、妻の祖母の家に挨拶に行った。おばあちゃんいえには、妻の両親と、おかあさんの姉妹親子など10数名が集まっていて、僕はみなさんに挨拶をした。今まで赤の他人だった人たちが親戚になる瞬間だった。それはなんだか不思議な感じだった。食卓にはお赤飯を中心に、いろんな手作りの料理やおいしそうなローストビーフが並んでいた。なんだか不思議な感じだったが、これが結婚と言うものだろう。そんな感じで、結婚を実感してゆく毎日なのである。

家の裏の「ループX」

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