盗作

現在、私は「作詞家」という職業を目指し、奮闘中です。
そして、現役の「作詞家」の御方と知り合うこともできました。

「身に余るような」お褒めの言葉もいただけ…
夢に、少しずつ近づいているのでは?
と、やや、有頂天になっているところでした。

同じような夢を志す人々と、お友達になる機会も増えました。
しかし…これが、間違いの始まりです

先日、この、同じ夢を志す友人が
鬱病になってしまいました。
病気になってしまった理由は
ご本人のプライバシーに関わるので伏せますが、

私は、同胞として、このことを悲しく思い
沢山のはげましのメールを送りました。

しばらく後の事、はげましの甲斐があり
彼は、元気を取り戻し始めました。

彼は、新作の「歌詞」が完成すると
知り合いの人たちに、その作品をメールでばらまいています。

もちろん、私のところにも、
「やっと、私も元気が出てきました。
新しい作品ができたので、読んでください。」
という、内容のメールと共に、「歌詞」が送られてきました。

が、しかし!!!!!
その「歌詞」に使われている言葉の大半は
私がメールで、彼を励ますために書いた言葉ではありませんか!!

いくら、メールの文であったとしても
それを、自分の作品として人にばらまくのは
「盗作」行為といっても過言ではないのでしょうか?

あたかも、自分で考えました。
みたいなそぶりが、非常に腹立たしかったです。

ましてや!
その、言葉を最初に記した「私」に対して
恥ずかしげもなく「盗作の言葉で埋め尽くした歌詞」を送ってくる…。
これは、挑戦なのか?

こっちは、個人に宛てたメールに記し
相手は、「作品」という形で複数の人に公表
分が悪いのが、どちらかだなんて、考える余地もない。

あれが、盗作だと解るのは
結局、私だけなのだから…

この、悔しさ、解りますか?
人の親切を、仇で返すようなことは
本当に、やめていただきたい!!

あの日以来、私はメールを書くことすら
嫌いになってきています。

自分の作品を、誰かに公表するなんて事は
もってのほかです。

知名度を得て、印税でも入る状態にならないことには、
たとえ、盗作されても、何も言えないのが現状でしょう。

私の考え出した、私の記した言葉で
彼が、賞賛を得ることは非常に悔しいが
「盗作」する人なんて、
所詮、そこ止まりの人間だろう。

この、悔しさをバネに
私は頑張っていこうと思う。

もう一つ、
「言葉」というものは、「権利」を主張するのに
とても厄介な代物ですね。

一般的に出回ってる言葉だと、
いくら使っても「盗作」にはならない。

自分のオリジナルだ!と、思っていても、
同じ考えから、同じ言葉を生み出してしまう人だって、少なくはない。
誰が先に考えついたか、証明できる術など、ほとんど皆無だし。

要するに、「知名度」の勝負なのかも知れませんね。
先に、その「言葉」で、名前を売る!!

これしか有りませんね…。



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