今月号からサブタイトルが新しくなりましたね。 どうやらディオ中心の話は一先ず終わったらしい。 話は3rd・Stageのレースの結果から新しい展開に入ろうとしているようです。 今月号も50ページ以上の長編です。 いつも思うけど自分は感想を上手くまとめて書くのが苦手なので、今回もなるべくコンパクトを意識して・・・がんばります。 ゴールを目指す顔ぶれ やはり、遺体やスタンドに関わっていた分3人(ジャイロ・ジョニィ・ディオ)は水をあけられてしまった。 先頭集団はサンドマン、ポコロコ、ドット・ハーン、ガウチョ、バーバ・ヤーガの5人か・・・。 1stステージではわりと存在感があったポコロコやサンドマンが最近さっぱり出番がないのが気になる。 ポコロコは一応スタンド憑きだし、サンドマンだってこの物語のスタートから出てきて、一瞬彼が主人公なのか?と誤解しそうなシーンがあったわけだし、もう少し話に絡んでくると思っていたのですが・・・。 まだまだ先は長いって事でしょうか? ディオの目的 ゴールを目指す集団の中でただ1人ジャイロだけをピタリとマークするディオ。 彼の思惑は? 本編でも、最大のライバルはサンドマンであるはずなのに総合6位のジャイロにぴったりと喰らいついていると実況中継されてますね。 ジョニィの直感では、ジャイロを追い抜く事がサンドマンを追い抜く事でありイコール優勝につながるというディオの勝負への直感だ、と言ってますが、 確かにジャイロが一発逆転の大勝負を賭けてくる事はお見通しのようで、逆転勝利を目論むジャイロをマークしていれば必ず自分に勝機があると確信していたのだろう。 恐竜のスタンド能力(人間を超越した感覚)もディオに自信を与えていますね。 マークするのはジャイロだけ? ジョニィはどうでもいいの? 今までのパターンから判断して、ジョニィは常にジャイロと行動を共にしてきた。 ジャイロが仕切り、ジョニィはそれに追従するような形をとっているので、マークするのはジャイロだけでいいと思ったのか? しかし、ジョニィはこのレースを通して成長、進化、しているという事が今月号を読むとよくわかる。 その結果、マークを外れたジョニィがジャイロやディオを抜かす結果になったわけだが・・・。 湖の渡り方 起伏はないが距離が長い右周り、断崖道でアップダウンが激しいが距離の短い左周り、選択肢はこの2つしかないはずなのだが・・・ 第3のルートが中央突破だとは!ジャイロは大胆な事をやってくれますね。 もちろんディオもジャイロに続きます。,br> しかし・・・ジョニィは途中からルートを右周りに変更!この辺りが個人的には今月号で一番印象に残った部分です。 ジョニィの何かが変わろうとしている! ジョニィの成長 今月号のジョニィはとてもクールだ。 今までジャイロについていくだけで精一杯だったジョニィが、珍しくジャイロを諭しています。 いったい彼に何が起こったのか? ただ必死にレースをしているだけかと思ったけど、ああ見えて結構冷静にレースの流れを分析していたのかな? 遺体との遭遇、スタンド能力の開花、様々な事が彼を成長させているとも考えられる。 君はディオに勝てないッ! 言いにくいけど予言させてもらう このステージも君は優勝できない! ・・・・ 君は1stでも2ndステージでも勝てるはずだった 君は勝てるはずだった・・・ ・・・・ 君は1st、2ndで破れたのはトラブルのせいだと思ってるかもしれないが ・・・・ そうじゃない! その背後のあるもののせいで破れた すごいっ!ジョニィがまるで聖人のように偉大に見えます。 予言、経験、という言葉を聞くと今までの青二才のジョニィとは全く別人のようだ。 この辺り、ジャイロとジョニィが立場逆転って感じで、ジョニィの話を聞くジャイロがまるで、どうするべきか教えて欲しいけど素直になれないやんちゃ坊主みたいだ。 ジョニィの名言 感銘を受けた言葉は、 受け継いだ人間 ジャイロは国家や親たちから教えられ受け継いだ技術や精神力でレースに参加している。 マルコを助けるという崇高な目的も自分の利害とは関係なく誰かから受け継いだ事柄だ。 つまり私利目的でレースに参加していないとところにジャイロのユニークさがある。 飢えなきゃ勝てない ディオは飢えた者、ジャイロは受け継いだ者、 その差が極限状態で一瞬に出る!勝負の差は飢えているか否かだ! だから飢えなければいけない。 気高く飢える しかしただ飢えれば勝てるというわけではなく、最終的には個人的な私欲の飢えよりレベルの高い飢えが勝つ。 気高く飢えるとは、富や名声、復讐の飢えといったディオと同じレベルの飢えではないわけですね。 それができるのは受け継いだ人間のジャイロであるとジョニィは思っている。 少しずつ、少しずつ、成長していけばいいじゃないか・・・とジャイロに精神面の成長を求めるジョニィですが、結局3rdステージのラストまでジャイロは自分のやり方を通してしまう。 ジャイロとディオの熾烈な争い 鉄球の回転で自分の体内の水分を外に出して軽くなったジャイロ、体がミイラになっちゃうんじゃないか?と心配したくなるシーンでした。 一方ジャイロに追い抜かれたディオが使った能力は卑劣。貯めてた胃石を吐き出してヴァルキリーの脚に当てちゃった! ・・・やっぱり卑怯な部分がなくちゃディオ様じゃない! シラッとした顔でジャイロを追い抜く姿、貫禄です。 余談ですが、先月号でジャイロの片目に現れたTURBOですが、ディオの片目にもしっかり現れてましたね! 捨て身の作戦も失敗したジャイロ、空回りしてるだけで可哀想だなぁ・・・と思ったら、 ラストの一瞬で彼らを追い抜たのは・・・ジョニィ!その姿とても神々しい! このレースの結果が、ジャイロに飢える必要を自覚させたのですね。 うん、いい流れだ! 新たなライバル 1位はジョニィだと思いきや、 なんと、彼らより1時間も前にゴールした謎の選手がいた! その名は、ホット・パンツですって。 彼は大統領の放った刺客なのか? いずれにせよ次のステージでは絶対話に絡んできますね。 1時間も前にゴールしてたなんて・・・能力を使ったに違いない。 【関連サイト】 @JOJO-アットマーク・ジョジョ ジョジョファンの憩いの場! SBRの感想がいっぱい!
|