ゾンビ馬は癒しの糸だった
遅くなりましたが再開したSBRの感想です。
気持ちも新たにウルトラジャンプから荒木ワールドが月刊で届けられることになりました。
週刊と比べて月1回の連載は少々歯がゆいけど月1回は確実に読めると思えば御の字か?
ジャイロの故郷が、ヴァチカンのある「教皇領」の軍事的警備を役割として建国されたネアポリス王国だそうで。
だとするとジャイロはイタリア系なのでしょうか?(ツェッペリという語感はドイツ系に聞こえますが?)
ジャイロのお父様、グレゴリオの変人ぶりの理由は、自らに課した厳しい規律故なのですね。
感傷を生み出す思い出は作らない。
感傷を持てば心に隙がき、その隙は死刑執行の任務失敗に繋がる可能性がある。
ふりおとす剣の手元が0.1ミリでもズレれば死刑囚にこの世にこれ以上ない苦痛と残酷をもたらすことになる。どのような立場の人間であれその命は尊厳でなくてはならない。だからその命を奪う場合は死の尊厳を奪ってはならない。
それを奪ってしまえば刑罰は単なる暴力になってしまうから・・・・。
人の命を大切にする気持ちに溢れた思考だと思いました。
死刑は暴力であってはならない。安易な気持ち、理由で人の命を奪うことは許されてはならない。
さて、ジャイロがレースに出場するキッカケを作ったマルコ少年との出会いのエピソードも書かれていました。マルコ少年、健気です。純粋で必死に生きている少年に会って動揺するジャイロ。非情な死刑執行人には性格が向いてないですよね。
マルコの首に架せられた重そうなクサリが痛々しい・・・。
舞台はネアポリスからガラリと変わって、レースに戻りました。
ジャイロとジョニィの追い求めていたゾンビ馬がピカソっぽいラクガキだったは意外でした。
てっきり異常なパワーを持つ馬が待っていて二人はその馬に乗り換えてレースを走ると思っていたので。
更に、ラクガキの輪郭が糸になっていてその糸で破壊された脚をギュッ・ビュッって縫い始めたジャイロ・・・。
アレ見たら、(ジョニィじゃなくても)なにやってんだぁああーッ!ですよ。
まったく突拍子も無い事を思いつくもんだ。
ところで、このゾンビ馬にジャイロの鉄球、謎だらけなわけで、やっとジョニィも不思議に思い始めましたね。
原理のわからない能力に対してジョニィは1つの仮説を口にします。
たとえば「スタンド」能力
それを聞いたときのジャイロの意味深な顔が気になりますね。
ジャイロ自身はM・ティムから初めて「スタンド」について聞いたはずで、スタンドについては知識がなかったはずです。
だとしたらあの鉄球の回転の原理は自分自身どう説明していたのでしょう?(説明できなくて、見えない力のなせる技だと思い続けていたのか?)
そしてジョニィの口から語られた仮説を聞き、自分自身も気になり始めたのか?
それとも・・・スタンド能力に似たモノであることは承知の上の反応なのか?
ゾンビ馬は手紙の文面どおり国王の贈り物だ・・・と否定しているジャイロですが、やっぱりジャイロの系譜があのツェッペリ一族に由来すると考えれば一族独自の能力だと思えてきますが?
2nd ステージもゴール目前?1stステージに比べると短い気がするけど?
ポコロコ、サンドマン、ディオ様・・・他のメンバーはどうなっているのでしょう?
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