私の漫画事情4
私の漫画事情

presented by コーテイ様 WEB





「ひとりごと」をご覧の皆様、はじめまして。「PENGUIN's HOUSE」のコーテイと申します。ナギさんには普段からお世話になっておりまして、お世話になっている姉様が企画を催すと言えばもう参加するっきゃないじゃないですか!面白そうな企画でしたので、喜んで参加させて戴いた次第でございます。

我が家の本棚にあるマンガはざっと数えて900冊程あります。引っ越しや結婚する際に随分処分したんですけど、それでもこんなにあったとは驚きです。
ま、余談はそれくらいにして、お題の方へいきますか。

1. 定期的に読んでいるマンガ雑誌があれば教えてください(週刊、月刊、季刊を問いません)

14年買い続けている少年マガジン

2.一番新しく買ったコミックは?

あひるの空7巻

3.思い出のマンガを1つ選び、それについて熱く語ってください

沢山あり過ぎて分かりませんが、思い入れのあるマンガですとキン肉マンです。幼い頃からずっと読んでて、ボロボロになるまで読んで、超人達をしょっちゅう模写してはクラスのみんなに見せていました。超人のカッコ良さ、技のネーミングのカッコ良さ、友情の素晴らしさなどに憧れたもんです。特にボクが好きだったのは悪魔将軍編とタッグトーナメント編です。作者が一番楽しかった頃かも知れませんね。夢中になって読みました。クロスボンバー真似しました。マッスル・ドッキングに憧れました。とにかくキン肉マンは未だにボクの本棚の一番手に取りやすい位置にあり、気が向いたら読んでます。単行本は何度も読み過ぎたせいかボロボロとなってしまい、5年くらい前に泣く泣く全部処分しました。文庫本サイズで全部揃え直したんですけどね。
このマンガ、タッグトーナメント編で終われば尚良い作品として心に残ってしまったんですけどね。Ⅱ世もない方が良かったなあと思ってますので、未だに読んでません。続編はやっぱりガッカリしてしまいますからね…。

4.このマンガがすごい!と思う作品を5つ選んでください(できらた軽いコメントもよろしく)

SLAM DUNK(井上雄彦先生)
絶頂期で連載を止めた勇気が凄い。作者が言うには陵南戦で終えたかったらしいんですけどね。もっと読みたい、でも続きは描いて欲しくはない…という複雑な感情がフツフツと湧き上がる作品。未だに年4回は読んでしまい、何度読んでも新鮮さが味わえるのが凄いと思います。好きなキャラクターはゴリとミッチー。二人とも凄く人間味があって、挫折を乗り越え試合に挑むという姿が何とも微笑ましい。翔陽戦のミッチー、決勝リーグの陵南戦でのゴリが素晴らしくいい。泣いてしまいそうになる。
去年の冬に3日間だけのSLAM DUNKというイベントが神奈川県の三浦であったそうです。廃校を利用してのイベントだったそうで、主要メンバーのその後が黒板に描かれていたそうです。行きたかったなあ、そのイベント。体育館でバスケとかやったらしく、井上先生も張り切ってやられたとか!黒板絵葉書買おうかどうか凄く悩んでます…。

タッチ(あだち充先生)
この夏映画化される作品。ボクが野球をはじめた切っ掛けとなりました。何が凄いって読めば読むほど深くなっていくんです。達也の想い、南の想い、和也の想い、作者の想い…。考えが大人になる度に「このシーンはこういうことを言いたかったのか…」と思えます。何度読んでも和也が死ぬところで泣けてしまうし、達也と新田の闘いは何度読んでも息がつまるし、達也と南が最終巻での話しているシーンは何度読んでも心が温まる。ボクにとってのバイブルかも知れません。

蒼天航路(王欣太先生)
曹操を主人公とした新しい三国志を描いた作品。三国志という作品は劉備玄徳が主人公とされるのが多く、マンガや小説などでも劉備にスポットが当たることが多かったのですが、この作品は本当に劉備が善であり、曹操が悪なのか?という疑問から入っています。今まで読んできた三国志とは全く違い劉備が情けなかったり、曹操が激情家だったり、孫権が何考えてるかさっぱり分からなかったりします。凄く面白い。まだ終わってないし、終わって欲しくない。願わくば劉備が死ぬまではやって欲しいけど…。諸葛亮の遠征や劉禅の降伏などは観たくないなあ…。

ドラえもん(藤子F不二雄先生)
もうね、何も言うことないっス。分かりやすいストーリー。誰もがドラえもんの道具が欲しいと思ったことでしょう。ガキの頃に「何の道具欲しい?」と聞かれるとみんなはやれ「タケコプター」だの「どこでもドア」だの「タイムマシン」だのと答えてましたが、ひねくれたガキだったおいらは「え?四次元ポケット?」などと敢えて疑問系で返していましたねえ。四次元ポケットがあれば前出の空飛んだり、ワープしたり、時間旅行出来るんですよ。そういや同じクラスのシモヤマくんだけは「ドラえもんが欲しい…」と言ってたっけ。彼には友達がいなかったからなあ…。小学生だというのにみんな同情して「ナイスな考えだよ!」なんて言ったなあ…。

火の鳥(手塚治虫先生)
手塚マンガはどれも凄いと思うけど、火の鳥はその中でも別格だと思うんです。歴史も勉強でき、未来の想像を楽しむ。希望だらけのマンガではなく、絶望も描いている奥が深い作品だと思います。好きなのは我王が出る鳳凰編です。火の鳥というマンガを手塚先生が描きたかった理由が滲み出ている気がしてなりません。とにかく何度読みかえしてもこの作品はどれも深い。人間というのがいかに愚かで、単純で、それでいて愛すべき動物というのがよく分かります。

5.今一番注目しているマンガは?
少年マガジンに連載している日向武史先生の「あひるの空」ですかね。身長150cmない高校1年生の男子「車谷 空」くんがインターハイへの出場目指すストーリー。小さい空くんのドリブルでの突破力、スリーポイントの正確性、おチビでおバカな空くんがとてもカッコ良く見えます。何よりもバスケットは楽しいと再認識させてくれるマンガ。ところでこの「あひるの空」の舞台は神奈川県。そういえば「SLAM DUNK」の舞台も神奈川県。あれ?現在もやっている月間マガジンの「DEAR BOYS」の舞台も神奈川だぞ?なぜ高校バスケマンガは神奈川県が多いのだろうか…?ん〜、疑問だ…。