12月4日
マイエラ修道院で顔の濃い男に会う。
騎士団長のマルチェロ。いい人なのか悪い人なのか判断のつかない顔をしてます。
「要チェック人物だわね。」、とつぶやきながらゼシカは蛇の鞭を握り締める手がジットリ汗ばんでいるのを感じた。
「どうしたでげす?惚れちゃいましたかい?」
「んもぅ、アホ言わないでよ。アタシは濃い顔はダメなの!ただし、アレだわね・・・」
「アレってなんでげす?」
「アタシの色気に惑わない男なんて珍しいと思って・・とにかく要チェックだわよ。」
一行はドニの町へ到着。
ちょっとレベル上げと探索を兼ねて再びフィールドを適当に歩く。適度な運動でゼシカのお色気がアップし、ただ立っているだけでもモンスターがボッとしてくれる場面も。
これは侮れませんね!お色気バンザイ♪
心地よい汗を流した後は宿屋で休憩。その後昼間も営業しているという根性酒場を覗いてみる。
いますよ・・・そこには先に見たマルチェロに引けも劣らぬ濃い顔の男性が一人、ゴロツキ相手にイカサマなカードゲームをやってるらしい。やがてゴロツキがキレて乱闘が始まり、巻き込まれたジャイロたち。事の成り行きで濃い顔の男を助けた結果になったのでした。
「ちょっと!いつまでアタシの手握ってるのよ!」
突然怪しげな指輪を握らせ、自分の手を重ねて話さない顔の濃い男にガマンできなくなってゼシカは怒鳴った。
「ふふっ・・・。怒った顔も可愛いな。俺の名はククール。マイエラ修道院にいるからその指輪を持って訪ねて来て欲しい。」
「な、何よ!何でアタシがあんたを訪ねなくちゃならないわけ!」
「それは訪ねてきたらわかるよ♪それじゃ、チャオ♪」
ククールは片目を軽くウィンクさせてその場を去っていった。後には強烈な柑橘系のコロンの残り香が・・・。
「あいつ、絶対イタリアーノだわよ!」
「いや、それはどうだかわかりませんぜっ。体臭キツイのは確かでげすが・・・。で、どうするんでげす?訪ねて行くつもりですかい?」
ジャイロは迷わずこう答えた。
「当たり前じゃないかぁ!だってさ、お礼にすごいアイテム貰えるんじゃないの?」
ここまでの参考LV、ジャイロ14、ヤンガス14、ゼシカ12
さて、再び修道院へ乗り込んだジャイロたち。今度は初めて騎士団の建物に入ります。あちこち探索開始。ジャイロがイキイキと輝く瞬間です。
地下牢の一室で男2人が言い争う声が聞こえてきます。なんと、顔の濃い男No.1&No.2のマルチェロとククールじゃないですか!
「ちょっと・・・あいつら、やっぱり変よ・・・。」
「あいつらって?2人とも変ですかい?」
「うん。とにかく絶対かかわらない方がいいタイプね。」
ゼシカはその目ではっきり見てしまったのです。部屋の中にはプロしか使えないような拷問具の数々。 何より目を引くのはドデカいアイアン・メイデン!
「やばいよ・・・。見つかる前に逃げましょう!ジャイロったらツボ割ってる場合じゃないでしょ!」
ジャイロの首ねっこを捕まえスタスタ逃げ出したゼシカの前に突然立ちふさがる男の影。
「うっ。このむせるような香りは?」
「チャオ♪やっぱり来てくれたんだね。実は頼みがあるんだ・・・ゴニョゴニョ。」
「もうっ!どうしてあんな奴の頼みを聞くのよ?」
気に食わないわと言わんばかりのゼシカに、ジャイロは爽やかに微笑んでこう答えた。
「当たり前じゃないかぁ!だってさ、お礼にすごいアイテム貰えるんじゃないの?」
旧修道院跡地からダンジョンに入ります。
毒の沼がいっぱいだ。ガイコツもいっぱいだ。怪しい場所のわりにアイテムが落ちてなくてがっかりのジャイロでした。
なんとなくボス戦(対なげきのぼうれい)に入り、なんとなく倒して終了。
その後、偉大な修道院の院長が悪党ドルマゲスに殺されてしまいます。ククールはマルチェロの命を受けてジャイロの仲間になって院長の仇討ちをすることに。
この段階での参考LV、ジャイロ15、ヤンガス15、ゼシカ13、ククール(初期レベル)12
ここでふと思ったのですが、ゼシカもククールも仇討ち目的でパーティに入ったのですね。動機がやや単純にできてるなと思いました。
それとこの段階で4人パーティが出来上がり最後まで不動のメンバーで行くはずですよね?シンプルでプレイしやすいけどメンバー交代が好きな人には物足りないかも。
「やれやれ、投げキッスばかりしてたら口が疲れちゃったわ。で、ご褒美は貰えたの?」
「もちろんだとも〜!ほら、こんなに詳しいワールドマップをくれたよ。」
「ふ〜ん、マルチェロって奴、悪い奴じゃなかったんだ・・・」
次回、4人パーティになって気持ちも新たにレベル上げ編です。一応、アスカンタ城を目指します。
色気に目覚める
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