2月11日
「ハァ、ハァ、あと1匹〜!」
「ガンバでげす!」
「たぶん、あと1匹〜!」
「ウィッス、だいまじん斬り!」
プシュッ〜ツ! メタルキングが消えていく。
経験値3万以上入りますっ!
パラッパパパパ〜ン♪
「やった〜!アタシやったよ!」
「やったでげすな!」
「おめでとう、ゼシカ!」
「よ〜がんばったで!」
ゼシカは皆から祝福を受けた。これまでの苦労がスッと消えていく。
「みんな、ありがとう。随分足引っ張っちゃってごめん。でももう大丈夫!」
「ウィッス。準備OKでげすな?」
「本気なんだね?」
「メロンちゃんのためなら、地獄の底まで付き合うで!」
ゼシカたちは竜王様を訪ねた。これでもう何回目だろう?
訪ねる度に思うのだが、なぜ天の祭壇にルーラで飛べないのかしら?バトルした後は竜王様が下界へ送ってくれるけど、行く時はいつも歩いていかなくてはならない。コレが面倒だ。
■竜の試練その6■
白?銀色のドラゴンかな?
ギガブレイク無効です。ならばドラゴン斬りでどうだ!
タンバリン叩きまくりテンションアップで攻撃あるのみ。
ヤンガスはオヤジ呼び多用。これ本当に便利だね。テンション上げてる最中も使えるんだもの。
ご褒美は・・・すごいモンスターチームをもらう?
別に欲しくないけど(汗)
やっぱり、私にとってすごいモンスターチームはマシーン3体です♪
でも他に貰うものがないので貰っておく。
「竜王様・・・ご褒美はこれで終わりですか?」
ゼシカは泣きたい気持ちを抑えて聞いてみた。
「あい。モンスターチームで終わりじゃ。これ以上は脅されても何も出ぬ。」
「そ、そんな・・・こんなにがんばったのに!どうして、竜王様のお嫁さんがご褒美に入ってないのですか?」
「私のお嫁さんとな?竜王は結婚しない慣わしになっているのだよ。」
「ひどい・・・考えておくとおっしゃったじゃないですか?」
ゼシカの涙から大粒の涙が零れ落ちる。
「お願いでげす!ここまで強くなったゼシカにチャンスをあげておくんなさい。」
「竜王様、竜神族のハシクレの僕からもお願いします!」
「あんたも罪なお人やな〜。女の子を泣かせたらあきまへんで!」
野郎どもも黙っていません。ここまでレベル上げに付き合わされたこちらの身にもなって欲しい!
「あい、わかった。ならば最後の試練に挑戦するがよい。」
「最後の試練?」
「そうじゃ。私が最大パワーで全てのドラゴンに変身する。あなたたちはノンストップでそれを倒し続け最後には世にも恐ろしい最強最悪のドラゴンを倒なさい。」
「それを倒した後は?」ゼシカはドキドキしながら尋ねた。
「ゼシカ・・・あなたを最強の戦士に認定しましょう!」
「おいっ!戦士じゃあかんで!」
「そうでげす。嬢ちゃんは戦士になりたくて来たんじゃね〜でげすよ。」
「・・・えっと、竜王様は本当は照れてるそうです。ネズミのじっちゃんが教えてくれました。」
「な、なにを言うのです、ジャイロ!おふざけもいい加減にするがよい・・・」
と言いながらも竜王様が頬を微かに桜色に染めたのをジャイロは見逃さなかった。
「ゼシカ!何も考えず最後の試練に挑戦しよう!」
「うん、わかったわ。アタシ、やれるだけのことをやってみる!」
■最後の試練■
まず、竜王様の変身前にゼシカはあぶないビスチェにお着替えです。
うはっ!これは凄い!何が凄いって守備力1じゃないですか!
まずはこのビスチェを着て無意味にハッスルダンスを踊った後、セクシービームで竜王様を攻撃だ!
ウィィィ〜ン♪セクシ〜ビ〜ム♪
ゼシカの姿がアップになるので、あぶないビスチェの危なさもアップだ!
ミス・・・竜王様にダメージを与えられない!
な、何?竜王様にはお色気技は通用しないのか?
「大丈夫。精神的ダメージは与えてるから。じっちゃんが教えてくれました。」
「そう?じゃあ肉体的ダメージはこれでどうかしら?」
ゼシカはクィーンウイップで竜王様を鞭打った。
バシッ!竜王様のHPもついでに吸い取るゼシカ・・・恐いです。
ドラゴンモードの6体もラクラク倒して、残るは最強最悪の永久の竜だけです。
「いや〜ん!醜いっ!」
そこにはデブデブに膨れ上がったドラゴンが。さしずめダイエット後のリバウンドの失敗例のような?
「結婚したら絶対こんなおデブのドラゴンにはさせないから!」
ゼシカはタンバリンでテンションを上げていく。
「ゴツン!」
な、なんと、あの頑強なヤンガスが沈んでしまったじゃありませんか!
「ど、どうしよう?」戸惑うジャイロ。
「俺がザオリクかけるから心配せんでええって。」
「ククール、ありがとう。じゃあテンション50のイオナズン、行きますっ!」
ゼシカのイオナズンでおデブドラゴンは消滅した。
「さすがじゃな。お前たちのような強い者と戦うことは楽しい。またいつでも私を訪ねてくるがよい。」
竜王様、余裕で話しているように見えて、実は肩で息をしています。
(この娘、強すぎる・・・怒らせたらこちらの身が危ない)
「だったらいつでも戦えるように私をお側に置いて下さい!」
「・・・・・。」
「竜王様をお守りするために、この祭壇に住んでもいいですか?」
「・・・・・。」
「私には竜王様しか・・・。」
「わかったから、その前に下界へ戻ってラプソーンをさっさと倒しなさい。」
そうでした!まだラプソーン残ってるじゃありませんか!
パーティは急いでレティスに乗ってラプソーンの結界へ突撃です。
このシーンは2回目なので要領はわかってます。
チャチャっと戦ってラプソーンを木っ端微塵にしました。
さぁ、本当のエンディングです。
「よかったね、ジャイロ!」
「うん、ゼシカも幸せになってね。」
ミーティア姫を結婚できたジャイロ、やっと幸せを掴みました。
「あのさ・・・設定だと思うけどそのギルモンみたいなコスはやだな〜!」
「あはは・・・僕だってヤだよ。設定だから仕方ないじゃん?」
ギルモン・コスは竜神シリーズを揃いで着ると完成します(笑)
「さて、アッシはゲルダに鉄球を返しに行くとしますか。」
「俺はこれからデートなんや。その前にシャワーせな!忙しいわぁ。」
みんな、それぞれの道を歩もうとしています。
「ゼシカは?これからどうするの?」
「うふふ。当面はリーザス村と竜王様の所を行ったり来たりよ。通い婚ってやつね。」
「そうなんだ〜、大変だけどがんばって。」
「でね!まだ考え中なんだけど〜、竜王様をアルバート家の婿養子にしちゃおうと思ってるのよ、うふふ。」
「りゅ、竜王様を婿養子に!」ジャイロとミーティア姫は声を合わせて驚いた。
「うん、まだ計画中だから内緒ね♪」
ゼシカのことだから計画も実行するに違いない、とジャイロは思った。
2人の間に、僕と同じ竜神族と人間のハーフが生まれるのか?それはそれで面白そうだ。
「じゃあ、私そろそろ行くわ!」
「あ、うん、気をつけて。竜王様によろしく。」
ジャイロとミーティアは去っていくゼシカの姿が小さくなるまで見送った。
以上でDQ8のプレイ日記はおしまいです。
最後に参考までに4人のステイタスを記しておきます。
ジャイロ LV99 力403 素早さ204 身の守り217 賢さ366 HP806 MP478
ヤンガス LV99 力394 素早さ151 身の守り206 賢さ223 HP781 MP345
ククール LV99 力356 素早さ270 身の守り202 賢さ458 HP733 MP640
ゼシカ LV99 力306 素早さ306 身の守り190 賢さ556 HP725 MP726
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