五里霧中ゲーム日記



最後の殺人は起きなかった!

1月8日

「わが軍は今から法皇の館へ降下する!」
ゴッドバードチェンジしたゼシカ小隊はいとも簡単にスイスイッと館の前に降り立った。
「いいこと?たぶんこの館に入るとすぐボス戦だから気抜かないようにね!」
「レオパルトちゃんとご対面でげすね?」ヤンガスはブルブルっと贅肉を武者震いさせた。
彼らは館の中をうろつき尽くしアイテムを完璧に取り尽くした後に2階の法皇の間の扉に手をかけた。
「この扉を開けるといよいよ法皇殺人事件の幕開けでげすね?」
「そうよ・・・1、2、3・・・GO!」
ドアが開いた。緊張の瞬間だ。
?????
!!!!!
そこには温和な顔つきの法皇様が静かに座っていた。そう、ただそれだけだった。
「何も変化なしでげすよ?」
「おかしいわね?今までのパターンだとここで最後の殺人が起きるはずなんだけど?」
「あはは〜♪こりゃ、スクエニにイッパイ食わされたんじゃないですか〜?ほら、あちらさんもそんなワンパターンで攻めてきませんよぉ。」
「お、お黙り、ジャイロ!私の読みが甘いとでも言うの?」
「ゼシカ様、ここは一先ず退散して屋敷の周りをもう1度探ってみたらどうでしょうか?」
「ふふっ・・・ククールも知恵が回るようになってきたわね♪仕方ない・・・ひとまず引くわよ!」

屋敷周りを調べてみましたが、犬っ子1匹うろついてません。
もしかして?と思ってサヴェッラ大聖堂方面も探りを入れましたがムダ足のようで?
「アッシたち、道を間違えてるんじゃないでげすか?」
「認めたくないけどそのようね・・・。殺人事件が起こるには何かが足りないのよ。」
「あ、あのぉ・・・ちょっといいですか?僕、皆さんがお休み中にちょっとネットで調べてみたんですよ・・・。」ジャイロはオドオドしながら勇気を振り絞ってコトバを続けた。
「えっとですね・・・まだ、鳥モードで行けそうな場所が・・・」
「何よ?もったいぶらないで早く言いなさいってばっ!」
「地図で言うとこの辺りです。」ジャイロがポイントした地点はパルミドの近く。
「へへ〜っ?こんな場所あったでげすかね?ナギさん?」
「・・・ヤンガス・・・。ナギさん、寝てるんじゃないの?ほら、ククール、コーヒー、コーヒー!」
「ははぁ〜っ!ナギさん、あちいコーヒーだぜっ!」

鳥モードで探してみると、あるじゃないの?今まで気がつかなかった。前からあったっけ?
その場所の名前は三角谷。
入り口でピョンピョン跳ねてるバーサーカーを発見。
「むっ?スカウトモンスターかしら?みんな、注意して!」
「ここはエルフと人間とモンスターが仲良く暮らす三角谷だよん♪」
「なに?モンスターと人間が共存する村じゃと?ならばワシのこの姿もOK牧場?」
突然馬車から出てきたトロデ王、嬉しそうです。
(三角谷ではトロデ王が中心になってます。タルや壷を割るときの王様の姿が可愛いです)

村でラブリーなモンスターたちの歓迎を受け、クールなカクテルを飲んで疲れた体を癒す。欲言えば、露天風呂つき温泉があれば最高なのですが。
この村はリブルアーチで命を落としたチェルスの生まれ故郷だった。つまりチェルスの祖先のクーパスが作った村だったのです。
そこで知った驚愕の事実!
・・・暗黒神の体は世界の中心にある大岩に封じ込められた。
大岩?も、もしかして・・・?
(いくら鈍い女でもそろそろ気がつくでしょう、ねぇ、ナギさん!)

「お願いします。これを使って暗黒神を封じ込めて下さい。」
ゼシカはエルフの女の子にまふうじの杖と暗黒大樹の葉をもらう。
「わかったわ。アタシに任せなさい。暗黒神なんて所詮俗物、敵じゃないわっ!えっと、この暗黒大樹の葉を使ってやるのね?はい、ジャイロ、マップをチェックして。」
不思議や、不思議、地図上に見たこともないマークが現れました。そのマークは時間とともに移動しているようです。
「レオパルドちゃん、発見でげすね!」
「そうよ。わかったらモタモタしてないで鳥モードで追う!急げ!」
ゴッドバ〜ド、チェ〜ンジ!
照準セェ〜〜ット!
・・・どうしたの?レオパルド補足してるはずなにの何も起こらないですよ?
「むっ?上空を飛ぶバハムートとバトルするはずじゃないのか?」
「ククール、それ違うゲームだから・・・。」ジャイロはボソッと反応してみた。
「ええい!うざったらしいわね!このゲームどうなってるの!」ゼシカは苛苛し始めた。
「大変でげす。ナギさんもキレそうでげすよ!」
「当たり前よ。これがキレずにいられますかって!ククール、ナギさんにスペシャルマッサージね♪」
「ははぁ〜! ナギさん、俺のテクでラクになりなっ!」
「レオパルド静止モードに入りました〜。場所は・・・えっと、あの法皇様の館上空ですね。」
ジャイロは地図を確認した。
「ふふっ・・・。そうでしょ?そんなことだと思ったのよ。もったいぶって!さぁ、レオパルドを血祭りに上げに行くわよっ!」
ゼシカ様、残酷。動物愛護協会から訴えられそう・・・。

次回に続きます。

ククール強化合宿

1月7日

「ありゃりゃ?タイトルが法皇の館なのに、どこへ飛んでるんでげすか?」
ヤンガスはまた兄貴のボケの仕業だと信じながらも、一応聞いてきた。
「またまた僕がボケかましてると思ったんでしょ〜?いつも脱力してるからって疑いすぎなんだから〜。ほら、トーポ、ごはんだよぉ♪」ジャイロはペットネズミのトーポに余った普通のチーズをあげてます。
この人たちったら、完全に和んでおります

ルーラで飛んだ先はお馴染みのメタルの狩場。
「今からククールの強化合宿に入るわよ!みんな、援護してあげてちょうだいなっ。」
ゼシカの号令で合宿開始です。
「はい、ジャイロ、トヘロス使ってみて!」
「あっ・・・トヘロスですか〜?ほいな♪」
「お言葉ですがゼシカ様、トヘロス使ったらモンスターが寄って来ないんじゃねぇでげすか?」
「ふふっ、さすがスマートなヤンガスは常に学習してるわね。レベルの低いモンスターは寄ってこない!つまりスラちゃんのようなザコ系を排除するわけよっ。」
「おぉぉ、ゼシカ様バンザイ!」完全に強化されちゃってるククールは別世界に飛んでますね。
「さらに、ヤンガスにくちぶえを吹いてもらって〜♪」
「うぃっす。くちぶえ〜♪」

出ます、出ます!気のせいかメタル系の出る確率が上がっているような?
ただし、メタルスライムのおまけでスラちゃんやベスちゃんも引っ付いてきますねぇ。うむぅ。
これって本当に効果あるのでしょうか?
更に、ガゼネタ臭いのですが、夜の方が出やすいとか、ドラゴンのフンを使えとか?
(ドラゴンのフンって道具として使えるのでしょうか?疑う前に自分で試せばいいけどまだ試してません)

ククールは白百合の騎士になった。メタル斬りを覚えた。

「よっしゃ!ククール強化合宿成功だわよ。ほら、ジャイロ、ベルガラックへ飛びなさい!」
「あっ・・・了解であります〜。」
ベルガラックのカジノではやぶさの剣をもう1本貰って、騎士・ククールの完成だ!
「あらん?騎士姿も結構サマになってるじゃないの?見直したわよ♪」
「おぉぉ、ゼシカ様のためならこのククールいつでも死ねる!」
「はい、じゃあ早速ためてメタル斬りやっちゃってちょうだいなっ!」
ジャイロとククールの2人でメタル斬り、ヤンガスのだいまじん斬り、ゼシカはピオリムでスピードを上げてやる。
まだだ、まだ、不思議なタンバリンが完成できてない!

そこでナギさんは気づいた。
ん?錬金釜って馬車がある程度の距離を進まないとアイテムができないんだよね?
だったら一箇所に止まってくちぶえでバトル繰り返してちゃダメやんか?

「はい、みんな、ひとまず海辺の教会へ戻るわよ。」
「ありゃ?どうしたでげす?アッシのだいまじん斬り絶好調ですが?」
「作戦変更。今から我が軍は法皇の館を叩く!」
「おぉぉ、やっと俺の活躍する時が来た!全てはゼシカ様のために!」
「・・・強化しすぎたか?いや、なんでもない、さぁ、馬車を進ませるためにも法皇の館へ飛んでちょうだいなっ!」

いよいよシナリオが動き出すのでしょうか?
参考LV ヤンガス54、ジャイロ53、ククール53、ゼシカ52