Poem3



『あなたが居てくれたから』

遠い星を眺めるように
未来に諦めを感じてた
だけどそれは決して
苦痛ではなかった
あなたが居てくれたから・・・



『光の道』

僕らは歩いていくんだ
どこまでも
光に向かって一直線
曲がった道もあるけど
一歩一歩を大切に・・・



『傷心』

たった一言でも
心の傷は深く深く・・・
それを埋めるものもなくて
残酷な映像ばかりが
頭をよぎる
ただの幻想なら
こんなに涙も流れないのにね
見える景色さえも
どこか物足りなくて
悲しい色を帯びている
あなたの心を見ているように・・・



『あなたの心は雨模様』

いつも傍に居てくれるあなたを
こんな形で傷つけてしまったことは
残酷な夢見てきた私にとって
どんな意味を持つのだろう
降り注ぐ雨の雫に
私の想いは届かず
あなたの心は水浸し
曇りの空の隙間から
そっと光が差し込むように
二人の笑顔が見れるのは
いつだろう・・・



『伝える』

慣れない言葉は
どれだけ私を苦しめるのだろう
伝えられない想いは
どこに収めたらいいのだろう
現実を目の前にした私は無力で
遠い夢追いかけてる
届きもしない空に手を伸ばしてみても
あなたには何も伝わらないけど
ほんの少しでも空に近づきたくて
思いっきり背伸びしたんだ
そしたらそこには
幾千もの星達が輝いてた
二人の笑顔のように



『二人の景色(かがみ)』

透き通った青空に黒い雲
それが一つの景色として
二人の前に映し出される
気まぐれな天気に
二人を重ね合わせたら
カガミを見ているような気がして
少し笑ったんだ
時には悲しい雨を
冷たい雪を・・・
そして今日の景色は
二人の景色(かがみ)



『空白の時間』

冷たい空気の下で
無情な時間が過ぎてゆく
足元には微かな振動が伝わってくるけど
心には届かない
ただ悲しい空気が漂うだけの時間なら
私はここに・・・
ここに居てはいけなかったんだ
一緒に居たら傷ついてしまうのに
何故だろう
私はいつもここに居る
そのワケをあなたに教えてもらいたい



『夏雲』

何もかもが矛盾した世界に
何故私は生まれてきたのだろう
人は悲しい現実のコトバを並べて
くだらない常識を貫いてる
そんな世界から抜け出したくて
数え切れないほどの
涙を流したんだ
夏雲のように
真っ白な世界を夢見ながら・・・



『未来へ・・・』

時代が足早と過ぎ去って行く中
私は一人大空に向かって
大きく息をするんだ
辛いこと全部吐き出して
夢や希望に胸を膨らませる
あのとき出会った
子猫のまなざしを思い出し
幼かったあの頃を想う
戻れない過去のためにも
今を大事にして
そして未来へ



『コトバを越えて』

夢を語る君の姿が好きだから
ずっとずっと私の傍にいてほしい
たとえ会えなくなっても
どこかで繋がってるってことに
意味があるのかな
伝わるのは少しだけ
そう・・・いつも
素直になれない自分がいるせいかな
伝えたい少しでも
そう君に
君だけに・・・
笑ってる君の笑顔が好きだから
いつまでも君は君のままでいてほしい
二人の影が少し伸びて
ちょっと大人になったのかもね
違う空の下でも
コトバを越えてゆける力がここにあるから・・・
想ってるよ君の事
そう・・・いつでも
二人がこの世界にいる限り
信じたい この愛
伝わるのは少しだけ
そう・・・いつも
伝えたい少しでも
そう君に
君だけに・・・



『fragile』

現実にとらわれない夢が
あったらいいねってただ笑ってた
だけどそれじゃ何も進まなくて
見たくもないモノ
ムリヤリ心に押し込んだ
目の前に有る物は
悲しい過去でも輝(ひか)る未来でもなく
二人の小さな影だった



『あかし』

ほんの小さな過去を抱えて
今まで歩いてきたんだね
失った物もあるけれど
それはすべて今を生きる
二人の証
一握りの思い出たちが
こぼれ落ちないように
二人で手を繋いだね
微かな光と共に歩いて行こう
未来の二人の証を見つけるために・・・



『秋の夜』

心の内を打ち明けて
すべてを吐き出した秋の夜
消えかけた思い出を
取り戻す事も忘れて
目の前にある現実にも
手を差し出せずにいるよ
温かく見守る月もなく
銀色の世界が遠のいて行く
輝く星は今となっては意味もなく
秋のコトバは
冷たい風に流されて行く・・・



『SEASON』

澄み切った秋空の下で
君は何を思う?
空を焦がす太陽のように
温かく見守ってるよ
追い風に想いを乗せて
君は一体どこにいるの?
空を彩る月光のように
ずっと君を照らしてるよ
遠い遠い世界にこがれて
今まで来た道を振り返る
たくさんのモノ捨ててきたけど
それだけ大きくなったんだね



『真っ白な世界へ』

今しか出来ない事は
たくさんあるけれど
暗闇をさまよって行く様に
今はそれを見つけられずにいるよ
この真っ白な世界に追われて
時間だけがサラサラと流れていくのかな
通り過ぎたあの頃へ
帰る術も何もないけど
ただ後ろ振り返るだけで
あの頃の二人の影が見えるよ
一瞬降り注いだ懐かしい風は
私の想いを真っ白な世界へと
届けてくれるかな



『幻』

あの日見た幻は
過去を消し去るためかな
ほんの小さな過去を抱えて
今まで歩いてきたんだね
遠くで輝くあの日々は
もう私の過去じゃない・・・



『alone』

中途半端に書かれた道を
誰が引いてくれるの?
周りの景色は
どんどん
移り変わってゆくけど
私はただ一人
追い付けずにいるよ



『aloneⅡ』

なんとなく笑ってたね、あの頃は
偽り無く突き進む自分を消して
ちょっと大人ぶってみたんだ
だけどそれはただの幻想で
本当のことは誰も知らない
何が真実を騙るのか
知るよしもないけど・・
だけど、ただ気付いて欲しかったんだ
そう、たった一人の私に・・・



『screen』

夢を見たくて目を閉じたんだ
少しでも過去に近づけるように・・・
あの時の二人が小さく見えるよ
雪に照らされて光ってた
“悲しい過去”が
“想い出”に変わった瞬間を
私は遠い場所で見送ったよ
夢の中のスクリ−ンで・・・



『今を行く』

前だけを見て歩いていくなんて
そんな格好つけたコトは出来ないさ
後ろだけ見て歩いていくなんて
そんな臆病なコトは出来ないさ
たとえつまずいても
両手ついて、また立ち上がればいい
戻れない過去に手を振って
笑顔で今を迎えよう



『カラッポの空』

こんなに近くに居るのに
遥か遠くに見えるのは
君の笑顔が眩し過ぎるからかな
違う世界で輝く星のように
私には何も見えなくて
ただカラッポの空を
見上げるだけ



『君へ・・・』

心ふさいでる影を見て
いつかのあの日を思い出す
同じ道を通ってきたから
痛いほど分かるよ
君の気持ち
  誰かに救いの手も求められなくて
一人ぼっちの世界をさまよってる
傷つくのは嫌だけど
傷つけるのもっと辛いよね
たとえ追い付けなくても
少しずつ歩いてゆけばいいんだよ
心ふさいでる影を見て
いつかのあの日を思い出す
同じ道を通ってきたから
痛いほど分かるよ
君の気持ち 君の思い・・・



『   』

現実を学ぶために人は生きてるの?
夢を追う姿を見失って
矛盾の渦の中でさまよってるよ
みんな自分を偽って輝きを無くしてる
たった一つの星に名前をつけてみたけれど
時の流れと共に暗闇へと吸い込まれてゆく
夢を見ることを忘れた人達の様に・・・