Kaorin'sBookDiary2002



 

・2002.12.13 
”村上春樹” 群像日本の作家 小学館 NEW!!
翻訳・小説と活躍している村上春樹についていろんな方々が評論している1冊。

私は個人的にすごく村上春樹が大好きです。
大学の時にノルウェーの森が発売になって・・それ以来作品はほとんど読んで
なにかあるたびに読み返しています。

どうして彼の作品だけ何度でも読み返せるのかよくわからないけれど
読むたび感じることが本当に違う・・・。
何かカンジさせるモノがたくさん含まれているのかもしれません。


・2002.12.8 
”ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ” エレイン・N・アーロン 講談社 NEW!!
しょーじき日記にも書いた本で
かなりゆっくり読みました。

私は自分がそんなに繊細だとは思っていないのですが
(かえって・・図太いとも思っているのですが)
図書館でこの本を主人がみつけて
これって全部あてはまるでしょうと言われてすごくショックでした。。

自己テスト
・自分を取り巻く環境の微妙な変化によく気づく方だ
・他人の気分に左右される
・痛みにとても敏感である
・忙しい日々が続くと、ベットや暗い部屋など
 プライバシーが得られ、
 刺激から逃げられる場所にひきこもりたくなる
・カフェインに敏感に反応する
・明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、
 サイレンの音などに圧倒されやすい
・豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい
・騒音に悩まされやすい
・美術や音楽に深く心動かされる
・とても良心的である
・すぐにびっくりする(仰天する)
・短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
・人が何かで不快な思いをしている時、
 どうすれば快適になるかすぐに気づく
 (たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
・一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
・ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
・暴力的な映画やテレビ番組はみないようにしている
・あまりにたくさんのことが自分のまわりで怒っていると
 不快になり神経が高ぶる
・空腹になると、集中できないか気分が悪くなるといった
 強い反応が起こる
・生活に変化があると混乱する
・デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
・動揺するような状況を避けることを、普段の生活の中で最優先している
・仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、
 いつもの実力を発揮できなくなる
・子供のころ、親や教師は自分のことを
 「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた

12個以上あてはまると・・HSP
Highly Sensitive Person(敏感すぎるひと)
ということだそうです。

生きていくためにはもっと元気ならないと。


・2002.12.6 
”カウンセリング解体新書” 菅野泰蔵 日本評論社 NEW!!
「こころの日曜日」の著者の臨床体験から得たカウンセリング論。。

実際に臨床場面で体験したことを書いているので
とても読みやすかったです。


・2002.12.5 
”ガイドブック心理療法” S・パルマー 日本評論社 NEW!!
・来談者中心療法 ・フロイト派心理療法 ・ユング派心理療法
・クライン派中心療法 ・実存療法 ・ゲシュタルト療法 ・行動療法
・認知療法 ・論理行動療法 ・マルチモード療法 ・問題焦点療法
・解決志向療法 ・現実療法
上記の13の心理療法についてかなり完結にまとめられた本です。

ちょうど講習の内容が同じでふむふむと読みました。
でも奥が深すぎ。。


・2002.12.2 
”40歳の意味 ヒトはいつ「ほんとうの大人」になるのか”
  精神科医・立教大学教授 町沢静夫 大和出版 NEW!!

30代から40代に移るとき第二の思春期ともいうべき
「心の危機」が訪れる・・
そののりこえ方についての本です。

臨床医として得た例がわかりやすく頭にすんなり入っていきます。

私も四捨五入すると40になるので心しておかないと。。


・2002.11.30 
”恋する女はみんなバカ。” まついなつき 祥伝社 NEW!!
単なる恋愛論ではなく著者が
人を好きになるシステムを不思議だなあという視点で書いた一冊。
読みやすいし、なるほどねえと納得できる部分もありです。

恋愛虫というメールマガジンの恋愛の3人の神様・・
秋元康・林真理子・柴門ふみ
の意見もおもしろいけれど、まついなつきもいいんじゃないのと思ったのでした。


・2002.11.22 
”河辺家のホスピス絵日記” 河辺貴子 東京書籍
涙なしでは読めない一冊です。
かなり以前・・この本をもとにホスピスのことが
NHKで放送されたのをみて号泣し、
図書館でこの本をみつけて読んでまた号泣。。

愛する夫をガンで失った作者が夫のとの最後の日々を
ホスピスでどんなふうに過ごしたか、
ホスピスでの様子を絵日記にして綴っています。
聖ヨハネ会桜町病院ホスピス科部長の山崎医師の文章も心を打たれます。


・2002.11.20 
”心を元気にする色彩セラピー” 末永蒼生 PHP
色が気持ちを変えてくれる・・・そういうことってあると思います。
私はけっこう暗示にかかりやすいです。。(^_^;)

ピンクは心を開花させる優しさ、赤は生命力を高揚させる色、黄色は光と希望、
オレンジは温もりを求める色、緑は中庸とバランス、青は喪失と再生の色、
紫は自己治癒力を促す、茶色は安らぎと安定感、
白はすべてをそぎ落とした色、黒はすべてを包み込む色、
虹色は万感の思い。

心のマッサージ・・ぬりえがついていて楽しい1冊です。。


・2002.11.18 
”つらい心への処方箋” 宮子あずさ ポプラ社
最近、癒し系なる言葉がよく聞かれます。
なかなかほっとする部分が少なくてストレスが多い生活のヒトが多い今。。
精神科病棟で看護婦さんとして働く作者ならではの視点で描かれた
しんどいときに読むとホットできる一冊です。


・2002.11.16 
”ひきこもりカルテ” 内田千代子 法研
茨城大学保健管理センターの助教授で精神科医の作者がかいた
ひきこもりの回復のためのヒントです。。
ひきこもりは病気ではなく状態を表す言葉・・
これを読むまでひきこもりって
どういうことかよくわかっていませんでした。。(^_^;)


・2002.11.12 
”ラブマップ” 堀川有一 講談社
作者いわく・・ラブマップは恋愛を科学的に分析・・ということだそうです。。
なんだ〜??と手にとって読んでみましたがけっこうおもしろかったです。
若いとき読んだノンノなどのチャート式の傾向と対策みたいな。。
年甲斐がないなんて言わないでくださいね。(^_^;)


・2002.11.11 
”そうじの女王が教える世界一のそうじ術” リンダ・コブ アーティストハウス
作者はクィーン・オブ・クリーンと呼ばれるおそうじの女王です。
お酢や重曹、レモン果汁、炭酸水を使い、
化学薬品を使わずにここまでいろいろきれいにできるというのはびっくり。(^_^;)
手荒れをしつつ洗剤と格闘するのはちょっとばかばかしくなります。
ちょっとめんどうなお掃除もきれいになると楽しいですね。


・2002.10.28 
”セックスレスしたくない妻できない夫” 安宅左知子 COMOの本
セックスレス・・面と向かってなかなか話題にはできないものですねえ。
夫婦の立ち入ったことになるし・・
そういうものだと思えばそれで終わっちゃうことでもあったり。。
夫婦、それぞれふたりの関係が一番大事ということがしみじみしました。
読んでみると・・なかなか参考になる一冊です。。


・2002.10.24 
”もし僕らのことばがウィスキーであったなら” 村上春樹 新潮文庫
村上春樹がシングル・モルトを味わうために訪れたアイラ島。
とてもおいしそうなエッセーです。(^_^;)
ここのところ・・しっかりのんでないなあ。。
酔って記憶のないというのがうらやましかったりますが・・
やはりそれは困りものですね。


・2002.10.20 
”熱氷” 五條瑛 講談社
作者は防衛庁勤務後フリーライターを経て作家になったそうです。
系統的には大藪春彦かな。(^_^;)
ハードボイルドでちょっとくどいかも。
でも楽しいです。


・2002.10.17 
”まるごと宮部みゆき” 朝日新聞社文芸編集部編 朝日新聞社
いちおう宮部みゆきはほぼオンタイム・・
1987年から全作品を読んでいます。(^_^)b
これはその分析本。。

いずれ天下をとる??
大きいタイトルを受賞しそうだなと思っていた
作者をデビューから読めることはかなり幸せです。

彼女と同世代の方々の中でもぴかいち。。
いろんな引き出しがあって本当に楽しみです。


・2002.10.12 
”発火点” 真保裕一 講談社
発売当初に購入して読んだモノの
なかなか自分の中に消化できずにいました。

どうも彼の作品は・・”ホワイトアウト”もそうだったなあ。
織田裕二の映画になっちゃうと全然OKなのにね。(^_^;)

文間のカンジが微妙なんだなあ。たぶん。。
でも話は結構おもしろいです。


・2002.10.6 
”シャトウルージュ” 渡辺淳一 新潮社
作者は・・あの失楽園の方。。
これは医者の夫が美貌の妻を性的に開発するために
誘拐させてフランスのお城で監禁する話。
こう書いちゃうとフランス書院のH小説のようですが
作者の作風で文芸作品になっています。

しかし・・こういうのを書けるというのは作者が恋愛体質なんだろうな。。
こわいな。


・2002.10.4 
”ファーストプライオリティー” 山本文緒 幻冬社
本を手に入れたのは”海のカフカ”といっしょなのに
なかなか完読できずにいました。

読みにくい訳じゃなくて逆にとても読みやすくて
でも気持ちにぐぐーっとくる作品。。
一遍ずつがドラマになります。
30才前後の女性に読んで欲しいな。

主人公の女性たちは31才。

30才以前と31才以降では
多分読後の感じ方が全然ちがうと思う。


・2002.9.25 
”海辺のカフカ” 村上春樹 新潮社
久々の・・長編小説で掲示板へ来てくれるおうまさんの情報で
発売当初に購入し、すごくゆーっくり読みました。
おそらく何度も読み返すことになりそうな予感の一冊です。

読了後なぜか泣いてしまった。。


・2002.9.14 
”インコは戻ってきたか” 篠田節子 集英社
作者の思いがちょっときついかなあという読了。。
あと10年後に読んでみてどう思うか・・・課題です。


・2002.9.10
”おごってジャンケン隊” 現代洋子 小学館
作者の企画モノ好きです。(^^ゞ
結婚の時も確か・・友達何人なくすかな?って企画モノを連載してたような・・・。


・2002.9.7 
”トルコで私も考えた” 高橋由佳利 集英社
作者のマンガは小学校から読んでいます。。
でも年齢って5才くらいしか変わらないとわかって・・びっくりです。
育児もたいへんでしょうけれど・・がんばって連載し続けて欲しいです。


・2002.9.6
”家族力” 山本一力 文藝春秋
茜雲を読みたいと思っているのですが・・いつも貸し出し中。
作者の家族に対する思いがかかれている一冊です。
いろんなことがあって・・今があるんだとしみじみ。


・2002.9.3
”新サラリーマン物語” 沢野ひとし 若林出版
彼のへたうまな絵は好きです。でも私には描けないなあ。。
絵の描ける人、文字のきれいな人っていいです。


・2002.8.30 
”北の国から 巣立ち 秘密 時代” 倉本聡 理論社
最終回 遺言の放送に合わせて総集編 記憶 の放映が先週オワリました。
記憶 前編を見終わった後、図書館で思わず
記憶 後編にあたるこの3冊を借りました。
一番好きな部分だから。

彼のシナリオは映像を先にみているせいか
とても読みやすくて
ドラマをみているのとおなじところで泣けちゃうくらいです。

私は個人的に宮沢りえがすごく好きで
彼女がでてくるとうっとりしてしまいます。(^^ゞ

今日の最終回 後編を期待!!です。
(注:今日は20020907です。。)


・2002.8.28 
”約束” 村上由佳 集英社
恋愛モノの多い作者の絵本風 はまのゆか とのコラボレーションです。

昭和50年代後半に小学生だった主人公達の日常と
ちょっとかなしいものがたりがいい形で描かれています。

読んでいてちょっと泣けそうなカンジです。
息子のこれからがどうなるか思いをはせてしまいました。


・2002.8.26 
”主婦の恩返し” 伊藤比呂美 作品社
彼女の作品は結婚してから実感としてよく理解できるようになりました。。
何度も読むけどおもしろい。
もう12年も前にかかれたモノとは思えません。

もしかしたら私が進歩してないだけかもしれなけれど。


・2002.8.25 
”きみならできる” 小出義雄 幻冬社
 シドニーオリンピック 金メダリスト 高橋尚子の監督として有名ですね。
テレビなどで見ると気のいいおじさんですが
世界一の監督になりたいという気持ちのあった方なんだと
この本を読んで思いました。
もうちょっとストーリーがあってもいいような。。


・2002.8.20 
”平成お徒歩日記” 宮部みゆき 新潮文庫
宮部みゆきが小説以外で書いているものは初めてではないでしょうか。
彼女らしいこだわりの取材力がここにあるな!と感じました。

東京にいるなら同じ道を歩きたい心境ですが
今はムリです。(^^ゞ


・2002.8.18 
”ガンの赤星です!!” 赤星たみこ 扶桑社
以前も一度読んだような気がするけれど再度図書館で借りました。
初期でみつかれば恐くないびょーきではあるけれど
そうはいっても重い病気です。

彼女のように乗り越えられるならステキだけれど。。


・2002.8.14 
”トキオ” 東野圭吾 講談社
自分の子供が過去の自分に会いに来る。。
その物語の設定はなんだか・・北村薫の”時・三部作”風だけど・・
彼独特の作風でいい感じに仕上がっています。

ドラマになる感じかも。。


・2002.8.12 
”世界でいちばん優しい音楽 全8巻” 小沢真理 講談社
すごく心がほっとするマンガです。
ちまんぐるさんにお勧めいただきました!

こんな子がいたらいいなあとしみじみ。。
で・・こんな恋愛ができたならいーなー。。

幸せのカギを握って生まれてきた子、のんのん。

誰も不幸になるために出会ったり、別れたりするものじゃない。

そこにぐぐ〜っときました。。


・2002.8.8 
”死ぬかと思った3” 林雄司 アスペクト

けっこう身近に死にかけた話は聞くけれど・・これはその第3段。。

まじで??と思う内容が多いんだけど
なぜか下ネタが多いのは気のせい??

だいたい恥ずかしい話ということで下ネタになっちゃうのかな。 (^^ゞ

かなり落ち込んでいても笑えます。
なんとか笑いたい時にいい本です。


・2002.8.5 
”僕、9歳の大学生” 矢野祥 祥伝社

お父さんが日本人でお母さんが韓国人の祥くんは
9歳でアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ市にあるカトリック系
私立大学ロヨラ大学に入学。。

知能指数の高さだけでなく、音楽にも才能がある。

どんな子かなあと思って読みすすめると
けっこう普通の感覚の子で驚く。

彼がどういう将来を生きるのか興味があるなあ。
幸せになって欲しい。
頭がよいことは必ずしも幸せとは限らないから。。


・2002.8.3 
”不倫と南米” 吉本ばなな 幻冬社

吉本ばななの南米旅行を元に書かれた短編集。

彼女の短編集はとても気持ちがいい。
すっきりしたぜい肉のない文章。。

旅行中の南米のきれいな写 真。

”最後の日” と ”小さな闇 ”が私は好きです。
泣きたい気分になる。 。泣けないけど。。


・2002.7.30 
”ちょっと待って!早期教育” 保坂展人 学陽書房

プールとか英語とか公文、リトミックなどなど けっこう習いものにはまることはあるみたいです。

時間とお金に余裕があればやってみたいと思うことも多いんじゃないでしょうか?

私も小さい時から習字を小学校6年まで・ピアノは中学3年まで・そろばんは3級まをやってました。

でも自分からやりたかったのは・・なかったなあ。 (^^ゞ
かろうじてやってよかったと思ったのはピアノ。

音を聞いて簡単に譜面がとれるのはブラスバンドやアンサンブルでフルートをやっていて便利だった。。


これは0歳からの教育を早期教育としていいのかなあという 意見の本。。

身につけたものは一生ものだと思うけれど、絶対によいものとも限らないな。。

これは保育園か幼稚園かにも関わること。
元気いっぱいもいいけど・・ ただそれだけじゃいけない気がする。

息子には自分で選択できるひとになってほしいと思うかおりんです。


・2002.7.25 
”おじいさんは山へ金儲けに” 村上龍 NHK出版
村上龍のお伽話を経済からみたらどうなるかというユニークな本。

自分が経済的に幸せになるには
無理かなあと思いました。。(^_^;)

確かにお金はなくてもなんとかなることもあるけれど
やはりたくさんあったほうがいいなと思うけれど。

たくさんお金が欲しいなら自分も進化しなくちゃ
そういう感覚の本でした。


・2002.7.20 
”紙婚式” 山本文緒 徳間文庫
山本文緒の短編集。

彼女のこういう短編集に私はぐっときます。

最近の作品は息がつまる感じですが
さらっとさわやかです。
ものたりないという人もいると思いますが
こういうのがいいなあ。(^_^;)


・2002.7.15 
”僕はこうやって11回転職に成功した” 山崎元 文藝春秋
東大卒業で商社、証券会社、保険会社などを転職してきた著書。
年収がふつーじゃない。

こういう世界もあるんだと読んでみると
今の日本がちょっとおかしい気になってくる。

基本的に銀行も証券会社も他人のお金で商売してるのに。
他人のふんどしを借りて商売して儲けるのは
どうかと思うのは私だけか。


・2002.7.4 
”神戸小学生殺人事件 わたしはこう思う〜455人の声”  神戸小学生殺人事件を考える会・編 同文書院
23の質問に対して、各種いろんな方面の様々な人の
アンケート結果をまとめた本。

この事件も衝撃的なものでした。

個人的にはこの事件の被告はもう二度と社会に復帰してほしくない。
でもそういうことは言ってはいけないことのようです。

人権という言葉の元に守られる人がいることを
切なく感じてしまいます。


・2002.6.28 
”なにが幼い命を奪ったのか 池田小児童殺傷事件”  角川書店
現在公判が行われていて報道されるのを見聞きすると
本当に腹ただしい気持ちになる。

この本は産経新聞大阪本社社会部長、日弁連刑事法制委員会副委員長、
などいわゆる専門的分野の方々からこの事件ついて書かれた本です。

読み終わって、やはりこの事件の被害者の御両親が
わが子を失ったやりきれない気持ちを思うと切ない。
なぜこんなことなってしまったかと
どんなに考えてもやるせない思いだけ残ってしまうと感じました。


・2001.6.24 
”死なないでいる理由” 鷲田清一 小学館
信濃毎日新聞やその他の新聞等でさまざまなテーマで
記述している著者。

下記に信濃毎日新聞で書いたものをメモします。

1999年3月12日<生>と<死><死>の変容
2001年7月16日ざらざらした感覚
2001年5月5日まとまらない言葉
2001年9月3日聴く仕事

なにげなく目にしている記事が一冊の本にまとまると
読み応えのあるものです。

久々にしゃんとしたいものだと思いました。


・2001.6.18 
”なるほどの対話” 河合隼雄 吉本ばなな NHK出版
河合隼雄って何をしている人だろうと思っていたので
図書館で借りてみました。

臨床心理学者・心理療法家で2002年文化庁長官就任。
うーん・・。

本はそういう偉い先生という感じのない
自然な対話集でとても読みやすかったです。

吉本ばななが対談相手だからかな?


・2002.6.16 
”石原家の人びと” 石原良純 新潮社
石原裕次郎というと刑事ドラマというイメージしかない
私ですが、石原慎太郎ってけっこういい親父ではないかと
思っていて図書館で借りてみました。

しかし・・家族だったらけっこう嫌かもというのが感想。(^_^;)

東京都知事もいいけれど総理大臣もやって欲しいなと 思うのでした。


・2002.6.10 
”介護と恋愛” 遙洋子 筑摩書房
これは実話なんだろうか・・・?

読み口がよくて読める反面
実話なのかなあ、だったらすごすぎるよなと
思った一冊。

実の親の介護をできるかなと自分に問いかけつつ
読みました。
たぶんうちの場合だと妹夫婦が同居してるからなあ。
以前はアパレルの仕事をしていた妹が
最近介護関係で病院に勤め始めて
心強くおもっているかおりんでした。


・2002.6.9 
”うさぎの行きあたりばったり人生” 中村うさぎ マガジンハウス
テレビで浪費の特集があって作者の名がでてきてました。(^^ゞ

以前から本屋でみかけるものの買う気にならない本でしたが
図書館でみかけたので借りました。

なんというか・・うらやましいような
ばかばかしいような・・
やはり買って読む本じゃないと思いました。

ごめんなさい。


・2002.6.8 
”緒方貞子という生き方” 黒田龍彦 KKベストセラーズ
この方の生き方はすごいなあ。
物事をやりぬくことと信念の強さは天下一品でしょう。

政治家さんたちとは違う人格の品の良さが
あるなあとしみじみ。

女である前に人間であって家庭第一、仕事はそれから。
そういうのって格好いい。


・2002.6.5 
”おかめなふたり” 群ようこ 幻冬社
群ようこがおかめという猫を飼って起こる出来事を
まとめたエッセー。
猫もいろいろあるけれど
このおかめちゃんはかなり恵まれているなあ。

私も裕福な飼い主の飼い猫になりたいなあ。(^^;


・2001.6.3
”あかんべえ” 宮部みゆき PHP
6月に模倣犯の映画公開がもうすぐです。
で・・これは江戸もの、深川「ふね屋」不思議話です。

”ああ、そのとおりだ。
どうしてそんなことが起こるのだろう。
どうして幼くして死ぬ子がいるのだろう。
どうして人殺しがあるのだろう。
どうしてそれを仏様がお許しになるのだろう。”(本文より)

かわいい女の子とおもしろい亡者と
涙のでるようなせつない現実と。

久々に泣いてしまいました。
とてもよいですよ。


・2002.5.25
”誰と暮らす” 落合恵子 中央公論社
1995年初版のエッセー。

彼女は48歳になったんですね。
月日のたつのは早い。

誰と暮らすのが幸せか。
家族と暮らしても孤独だったり、
一人で暮らしていてもいきいきしていたり。
読みながら、何が本人にいいものか
考えていました。

答えはかんたんにでるものではないけれど。
いつもと変わらないものとは何もないと思いつつ。

むずかしい。。


・2002.5.12
”四両二分の女” 佐藤雅実 講談社
物書同心居眠り紋蔵シリーズです。

NHK金曜ドラマのイメージがよくて
ついつい読んでしまいます。
おすすめの一冊です。


・2002.4.28
”何処へ” 渡辺淳一 新潮社

渡辺淳一が作家を目指して東京に出てきた頃の事を書いたものです。
家族と離れて恋人と東京で暮らすと言う部分が
本当かどうかわからないけれど
すいすいと読めました。(^.^;)

恋愛体質ではないけれど恋をしてないとだめという人間は いるのでしょうね。


・2002.4.26 
”パパに仕事がなくなって” ヘレン・レコルヴィッツ 花風社
最近話題になっている一冊。
我が家もこの状況になりかけだったので
けっこうしみじみ読みました。(^_^;)

一家の父親にお金と仕事がなくなるのはとてもつらいものだと思います。
それを子供の視点からのんびり描かれています。

そして一家に悲しい出来事が起こって・・また再生していく様子が
淡々と続いて。

毎日の積み重ねというのはこうも重いものかと思いました。


・2002.4.25 
”犬のほうが嫉妬深い” 内田春菊 角川書店
雑誌・・通販生活で離婚でばたついているらしいのは
知っていましたがこんな事情だったとは!!と
びっくりの本でした。

この犬=元旦那ということ。

新しい旦那さんとは幸せになって欲しいと思います。
3人のおかあさんだしね。


・2002.4.23 
”離婚のススメ” 浅井郁子 ベネッセ
こちらは離婚した方々のインタビューの一冊。
双方からのインタビューにはけっこう笑えました。
ここまで感じ方が違いのかあ!!という部分で。(^.^;)

ある意味で乗り越えてしまったからか
さばさばしてて気持ちいい読後です。


・2002.4.21 
”私が離婚しない理由” 円より子 大和書房
なんでそこまで我慢するのか・・と思うような状況でも
そのひとなりにいろんな理由があって離婚に踏み出せない。
それをしみじみする本でした。

離婚した友達の話ではかなりのエネルギーが必要な離婚。
子供がいる、経済的に自立できない等いろんな理由があるけれど
ふーん。。。と考えさせられるものが多かったです。

自分の努力だけではどうしようもないものが多いですからね。


・2002.4.20 
”モノを整理してスッキリ暮らす” 阿部絢子 大和書房
どうもものをためやすい方ではないけれど・・
せまいアパート暮らしだから年に数回はえいやっと
ものを捨てたくなる時期があります。
それが春。。(笑)

基本的にはいらないものが多いんですよね。
スーパーの袋やくばられたティッシュとか。
でもこれらは幼稚園児の息子に必要だったりする。。(^.^;)

この無職期間にまたすっきり片付けしてしまおうと思うかおりんでした。


・2002.4.18 
”ちょっとピンぼけ 文豪にもなったキャパ” 
 ロバート・キャパ クレオ

大学4年生の時にロバート・キャパ展があって以来
彼の写真には共感するところが多いです。

戦争や報道の写真が多い中、1954年4月ベトナムで地雷を踏んで亡くなる
1ヶ月前に立ち寄った戦後の日本での写真は見ていて泣けてくるような
あたたかいものです。

戦場の写真よりもとてもいい。そんなふうに感じます。

41歳でヨーロッパからアメリカへと時代を駆け抜けて
いったキャパ・・最後に立ち寄った日本をどう思ったのか聞きたい気分です。


・2002.4.15 
”男の子ってどうしてこうなの?” スティーブ・ビダルフ 
 草思社

育児していて息子が1歳くらいからどうして??と疑問に思うことが
多くて、その大半は女の子だったらそうじゃないよなと感じていたので
題名から気になった本でした。

もちろん育児していて女の子より男の子の方がいいわよという
お母さんも多いですが、気になるなら一読をお勧めという一冊。

どうも6歳までは母親は必要とのことでしたが・・
息子はどうも自立心旺盛で、母親としては淋しい限り。。(^.^;)



・2002.4.12 
”室井滋のクロアン” 室井滋 マガジンハウス社
室井滋ってすごい美人ではないけれど・・
好きな女優のひとりです。

三谷幸喜の奥様・・小林聡美と以前”やっぱり猫が好き!”
のときから”いい味だしてるなあ”と思っていましたが
最近は本なども書いていて読むと元気をもらえます。

題名は雑誌のクロアッサンとアンアンをあわせたものということです。


・2002.4.10 
”もう一度働きたい!リターンマッチ再就職ママの77の仕事” 子育てネット著 ダイヤモンド社
無職生活になって図書館通いがはじまりました。
こんな仕事にはこんな資格が必要なんだとか
人それぞれにいろんな仕事があるんだなと
しみじみです。

やはりやる気が第一でその次は根性、
あとは運でしょうか。(^.^;)


・2002.4.5 
”パンドラの娘” 藤本ひとみ 講談社
長野県出身の作家とは知りませんでした。
インターネットホームページもあって
知れば知るほど・・こういう人なんだ〜。。
と新鮮です。

お得意分野はフランスもの・・私はあまり読まない分野ですが
読んでみましょうと思いました。(^.^;)


・2002.330 
”東京少年” 長野まゆみ 毎日新聞社
複雑な生い立ちの少年が母親の手がかりをつかんで
そこから転回する物語です。

黒椿・少年・冒険好きな父親・・・
この手の小説はドラマの原作になりそうかなと
読後思いました。


・2002.3.24
”ありふれた生活” 三谷幸喜 朝日新聞社
脚本家の著者の毎日を描いたエッセー。
奥様の小林聡美とペットとの生活に思わず
笑ってしまうのでした。

さらさらと読めてしまうので図書館で借りました。(^.^;)


・2002.3.10
”利家とまつ” 竹山洋 NHK出版
お正月から放送されているNHK大河ドラマの原作本。

松嶋菜々子演じるまつは13歳で第一子を産んでいます。
それを思うと松嶋菜々子は落ち着きすぎ?とも思ったりします。(^.^;)

戦乱の世を生きた夫婦という目線は新鮮です。
人を信じるということ、悲しい現実の中で自分が強くなるということを
感じさせられました。


・2002.2.25 
”家族狩り” 天童荒太 新潮社
久々に図書館で本を借りました。

1996年の第9回山本周五郎賞受賞作品。。
かなりの分厚さでうわーという感じでしたが
ぐいぐい引き付けられました。

かなり気持ち悪い部分も多いのですが
家族を持つ意味を考えさせられる一冊でした。


・2002.2.15 
”エデンの東北” 深谷かほる 竹書房
”ドタ婚式”を読んでどんな漫画家かなと興味がでて読みました。
のんびりした東北の中で暮らす家族の物語り。。

ほんわかした気分になりました。


・2001.2.2 
”ドタ婚式” 深谷かほる 竹書房
”すぐ、後悔した!
30歳過ぎての結婚願望、出会って2回目で電撃結婚。”
という帯の言葉。

私も見合いして数回会っただけで結婚を決めてしまって
(しかも現在とても後悔中)なので
ついつい購入してしまいました。(笑)

内容はけっこう楽しくて実際作者は後悔してなさそうだと思いつつ
笑ってどんどん読めましたよ。


・2002.1.28 
”ひさうちせんせの人生の相談” ひさうちみちお アスペクト
他人には言えないHな悩みにひさうち先生がお答えします。。
という帯の言葉にひかれました。(笑)

ちょっと笑えてふむふむと読んだ一冊です。


・2002.1.25 
”春よ来いVolume7”咲香里 講談社
ヤングマガジンアッパーズに連載中。
絵柄がかわいくて気に入っています。

三角関係が終結して新たな展開がはじまって。。
楽しみ楽しみ。。

・2002.1.23 
”オトコとオンナの深い穴”大田垣晴子 メディアファクトリー
書店で見かけて読みたいなあと思いつつ購入までに時間がかかりました。
というのは・・四十八手が表紙に絵入りで書かれているから。(^.^;)
本の厚さの割にイラストが多くて読みやすかったです。

いろいろおべんきょうになりました。(笑)

・2002.1.19 
”お母さんの「敏感期」”相良敦子 文芸春秋
同じく息子の入園する幼稚園の必読本。

こどものなんで??と思う行動について!!納得!!と思える
解説がうれしかったです。

もうちょっと以前に読みたかったですが
今からでも間に合うかな??(^.^;)

育児本なんてと思っていたのですが目からうろこでした。

・2002.1.18 
”ママ、ひとりでするのを手伝ってね!”相良敦子 講談社
息子の入園する幼稚園の推薦図書。
育児書は借りて読むことはあっても手元にもつのははじめてです。

モンテッソーリの幼児教育が元にあるもので読みやすく読めました。

これのおかげなのか・・
息子はこの日はじめてボタンを全部自分ではずして
服を脱ぎました 。(^.^;)

・2002.1.10 
”神の子どもたちはみな踊る”村上春樹 新潮社
阪神大震災から7年、なんだかとても読みたくなって再読しました。
短編のベースにあるのが地震。
ここのところ新しい本よりも読みかえしが多くなっているなあ。(□\(--;)) 。

自分の中にある何かを揺すられる感じがしました。
それがなんなのか、うまく書けないけれど。

・2002.1.8 
”白い犬とワルツを”T・ケイ 新潮文庫
泣ける本が読みたいと思って購入。(^.^;)
淡々とした物語の中で主人公の老いが痛い話でした。

泣ける話だけど
どうもすっきりしなかったのはなぜかな。

・2002.1.6 
”本気のしるし4巻”星里もちる 小学館
そこにいるだけで災厄を呼ぶ女をめぐるかなりドロドロしたお話です。
今までの作品と比べると大人になったかなあと思うような。

ラストがどうなっちゃうのかちょっとどきどきしています。
ハッピーエンドは難しいのかなあ。

・2002.1.5 
”ヒヨコの猫またぎ”文芸春秋
母親と弟のために家を建て税金が払えないということをネタにしたエッセー。
”母親孝行”もたいへんだなあと思ってしまうのでした。
軽くて読みやすいのですがここ数年同じネタで食傷ぎみ。

でもこの母親さまは長生きしそうだなあ。。(笑)

・2002.1.4 
”総務部総務課山口六平太”林律雄作 高井健一郎画 小学館
12月に総務部になってはや一ヶ月。。
なんとか慣れてきました。

結婚後20巻くらいから購入して読みはじめましたが
とてもほんわかできる1冊です。

有馬課長にデブとののしられていた村井くんもようやく結婚したし。(^.^;)
六平太の恋もどうなるか楽しみ、楽しみ。