あんな長い警告文に付き合ってくださり、
尚且つ、ここまで来て下さって本当にありがとうございます。
×誰も望まない終わり方×
その夢の始まりは、自然界のちょっとした異変から始まりました
最初に狂い出したのは、ほんの小さなアリ
今までアリが食べていなかったようなものを巣へと運び出したのが始まり
「アリはこんなもの食べないのに・・・・」
と、誰かが言いました
すると、アリは
「僕らの食生活が変わったことは誰にも言わないで」
と、言ったので「わかった」と返事しました
その時は、「生きるのに必死なんだな」と軽く構えていたんです
しかし、徐々にその小さな狂いは大きくなってきます
それまでおとなしかった草食動物たちが、肉食動物を襲い始めたんです
それは、食物連鎖の崩壊を意味していました
どうして、そうなってしまったのか、私にはわかりませんでした
その狂いは人間にも及びました
人間が飼っていた動物たちが人間を食べ始めたんです
樹液を吸って生きてきたはずの昆虫でさえ、動物を襲い始めました
何処に逃げても無駄
どこもかしこもみんな狂ってる
それでも、悲鳴を上げてみんな逃げました
しかし、とうとう人間も狂い始めました
共食いを始めたんです
周りを見てみると、どの生き物も共食いを始めていました
どうして私も一緒に狂ってしまわなかったのだろう?
そしたらどんなに楽だったかしれない。
何故か私には何の害もなく、残念ながら私一人が正気でした
徐々に狂いだす世界を私は見てるしかなかった
狂いだす友人や家族を止められなかった
聞こえてくるのは悲鳴ばかりでなく、笑い声すらあって、
グチャッと音を立て崩れていく、かつて人であったであろう塊
それを踏みつける動物や人
目を閉じても耳を塞いでも意味はなく、その悲惨な光景を私はずっと見続けなければなりませんでした
やめてって叫んでも無駄でした
それでも私はずっと叫びました
何度も何度も。
声がかれても、口の中に血の味が広がってもずっと叫んでるしかできなかった
気がつくと、私は一人になっていました
辺りに音は無く、さっきまでのことが嘘のように静まり返っていました
しかし、嘘ではないと強調するように全ては血の色で真っ赤でした
どれも肉の塊に過ぎず
かつて何であったかなんて区別がつかないほどにグチャグチャでした
私は、なんて無力なんだろう
誰一人、何一つ守れなかった
私はその場にへなへなと座り込みました
すると、何処からか悲しい泣き声が聞こえたんです
それは、世界全体から聞こえていました
地球も泣いているんだ。
と、そう思った瞬間目が覚めました
目が覚めると、泣いていました
私は、半ば呆然としながらそれを自覚しました。
夢だと悟ったとき、安心感と恐怖から自然と涙が出ていました
誰もあんな終わり方、望んでません
地球ですらそんなこと望んでない
何故、あんな夢を見たのか不思議でなりません
寝る前に怖いものを読んでも、見ても、想像すらもしていなかったのに
もしかしたら、何かの警告なんでしょうか?
2003/03/17 15:00
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>>talk to oneself
こんな、変な文章に付き合ってくださって本当にありがとうございました。
ちょっとだけ、救われました。