×こどものころ×


子供のころは何でもできると信じていた

そこに思い描いていた

大人の自分は

それはもうこれ以上ないってくらいの理想の大人

あのころは何にも知らなかったから

生きることはそんなに甘いものなんかじゃないって

無邪気にまっすぐ未来を信じていればよかった





でも今は?

少し怖い気もする

物語のようにうまくいくと

純粋にはもう信じれない





だんだん、

だんだん難しくなっていくね

そういうことが。





私は今、「夢」を持っていて

「絶対なる」って思っているけど

時々、どんなに子供じみたことを言っているのか

と嘲笑している自分が居る





信号があって、

向こう側にみんな居るんだけど

どんなに走ってみたって

結局は赤信号で私だけ渡れなくて

「待って」

って叫んでも車の音とかにかき消されて

誰にも届かなくて

みんなの背中は見えなくなって





ある日そんな夢を見た

あせったってどうにもなんないことくらい知っているのに

私は何に苛立っているのだろう?

夢に囚われて盲目になっている自分が居る







「なるさ!」って自信満々に言っているけど

不安で不安で不安でたまらない

「なれるの?」って

疑問符を浮かべる自分が必ずどこかにいる。





あのころの自分がうらやましい

いつまでも子供のままじゃいられない





どちらかというと早く心身ともに自立したい





ええ、わかってますよ?

わかっていますとも!

そんな愚痴言ったって始まらんともさ!





知ってしまったからには仕方ないじゃない

だったら、

その「世知辛い世の中」で

自分がどれだけできるのか

がんばってみましょう。

私は自分を完全に信じれるほど

自分に自信がないけれど









どうせ一緒の「夢への道のり」なら

ネガティブより

ポジティブのが

いくらかましだと思うから



以上、浮き沈みの激しい一日でした。








1:23 2003/01/23



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