×キミノカケラ×




人間を球体にイメージしてみてください

そして今、その球体はどこかが欠けてます

その球体はころころ転がることで道を進んでいきます

球体はどこかが欠けてるわけだから、進む速度はゆっくりです。

「ぼくはもっと速く進みたいんだ!

 どこかにぼくにぴったりのカケラはないかなぁー」

と思いながら旅をしていきます



そして、

ある日自分にぴったり合うカケラを見つけました

「よし、さっそくはめてみよう!」

今までとは格段に速いスピードで進んでいます

「速い!速い!」

と、最初のうちは喜んでたのですが

だんだん不安になってきました

速度が速すぎて周りの景色がみえません

「だれか止めてぇ〜!」

気づいた時にはもう自力で止められる速度ではありませんでした

「わぁー!」

と、カベに突っ込んでようやく止まることができました

カベに突っ込んだせいで球体はまた欠けてしまいました



そして、またゆっくりの旅が始まりました

「この速度がぼくには一番合ってるみたいだ

  ぼくはこっちのほうが好きだ」

ということに気づいたのでした



人の感覚は”歩く速度”が一番いいんだって

つまりね、ぼくらの欠点という「欠けた部分」は決して無駄じゃないんだよ

自分に一番合った”欠け方”してるんだ

わたしは欠点=個性と考えるんだ

完全なものは見ていて気持ちがいいけど、安心するけど

どこかけていて人間味が出ると思う

でも、誰も欠点なんて欲しくないよね

だから治す努力はしましょうね

「自分らしい」という言葉に逃げ込まないようにしましょう



1:47 2003/02/18



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