深町正が中学時代から書き溜めた詩と小説を載せてます
111 「前夜祭(前兆)」
「前夜祭(前兆)」
何かが変わり始めた
何かが判り始めた
哀しむ事を忘れて 怒る事を捨てて
偽りに溺れながら 満たされぬ心のまま
膝を抱え眠る時間(とき)はすでに終った
強く脈打つ鼓動聴いて目覚めた
果てしなく広がる 澱んだ暗の中
一筋の光求めて 歩き始めた
目の前の真実 ごまかして
顔を背ける事は もう許されない
怒りに震えながら 苦しみにあえぎながら
立ち止まらず振り向かず 進むしかない
今 何かが変わろうとしてる
何かが動こうとしてる
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