深町正が中学時代から書き溜めた詩と小説を載せてます

059 悔しいけれど


悔しいけれど

いつの間にか二十歳を過ぎ
少しづつ大人に近づいて行く
心の窓を一つづつ閉ざしながら
夢を消しながら
誰の助けも借りずに生きて行けると信じていた あの頃
自分に嘘をつく事が許せなかった
何のためらいもなく ずるさで身をまとう自分が
とても たまらない
もう過去にはもどれない
悔しいけれど



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