深町正が中学時代から書き溜めた詩と小説を載せてます

033 永いねむりからの目覚め


永いねむりからの目覚め

永いねむりだった
心を小さな箱にとじこめたまま
とびらのむこうに思いのすべてを閉ざしたまま
時間がよどむ部屋のかたすみ
永遠にねむるつもりだった
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・だけど・・・・・
誰かがとびらを開く
心はふるえ 思いはとき放たれる
誰かが部屋の窓を開ける
光がよどみを消していく
そのまぶしさに目覚めた今
目の前に君がいる

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