深町正が中学時代から書き溜めた詩と小説を載せてます
010 あなたは 旅人
あなたは 旅人
あなたは 旅人
いつも六月の雨の季節に
この町にやって来て
いつのまにかどこかの町に行ってしまう
あなたはぼろぼろのジーパンと
穴があいたぼうしをいつもかぶっている
あてもなく 旅を続ける旅人
夢をおいつづけている旅人
あなたは 旅人
いつも六月の雨の時期
この町にやって来て
いつのまにかどこかの町にいってしまう
あなたは古ぼけたかばんと
穴があいたくつをいつもはいている
あてもなく 旅を続ける旅人
夢をおいつづけている旅人
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