深町正が中学時代から書き溜めた詩と小説を載せてます

055 約束


約束

「約束を果たす時が来たみたい」
街燈の光に浮かぶ君の横顔まともに見ることが
出来なかった
別れるときに キスしようって 冗談のつもりで言ってたのが・・・・・
今までのことが 一度に鮮やかに胸の中に蘇り
言葉につまって しばらく何も言えなかった
「いいよ」
それが精一杯の言葉だった
何時までも友達でいたいから
キスしてしまうと 友達じゃなくなりそうな気がして・・・・・
堪えても 堪えても 涙がこぼれる


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