北海道旅行記 6日目(3/4)

今日も7時起き。帯広の朝は寒い。気温マイナス14度である。3月でさえこの気温なのだから、真冬にはもっと寒いだろう。福山にいたら体感することのない寒さである。だが、ダウンジャケットを着ているおかげで思ったほど寒くはなかった。帯広からまずは苫小牧へと向かう。ウトナイ湖へ向かうためだ。この日は雪で天候が悪いのが気がかりだが、とりあえず行ってみることにする。

苫小牧到着。やはり雪が舞っている。ここからバスでウトナイ湖に向かうのだが、バス停が見つからない。道南バスで行けるということだが、バスターミナルには苫小牧市営バスしか運行していない。ようやく道南バスのバス停を見つけたときには、バス発車時刻は過ぎてしまっていた。今旅行中、二度目の「やっちまった」である。次のバスを待って戻ってくるとなると時間的都合からいって厳しい。この日は室蘭の地球岬にも行く予定だったのだ。地球岬とウトナイ湖を天秤にかけ、結果的に地球岬を選んでしまったというわけだ。

苫小牧から東室蘭経由で「母恋(ぼこい)駅」へと向かう。ここから地球岬へ向かう訳だが、列車から降りると外は大雪。これでは地球岬の絶景も見られそうにない。が、せっかく来たのでバスで「地球岬団地」へ向かう。5分ぐらいで着いたが、そこからさらに1キロほど歩かなくてはならないとは。しかも坂道のうえに雪ときている。これは少々厳しい。


(●写真 坂道にはすべり止め用の砂が設置されている。まさに北海道ならでは。)

地球岬に到着すると、案の定四方が雪である。絶景どころではない。本来なら下の写真あたりでは、美しい蒼い海が見渡せ、まさに地球が円いということが実感できるはずなのだ。そもそも、それが「地球岬」という名前の由来なのだから。



まあ、とりあえず折角なので、写真を数枚撮って帰った。バスは結構走っているのだが、歩いても母恋駅までは2.5キロ程度なので、徒歩で帰ることにした。別にケチっている訳ではなく、バスの時間を待つのが面倒だったというのが大きい。個人的に歩いたり走ったりすることは嫌いではないから。

ところが、母恋駅に戻ってきた頃には、空からは陽光が差しはじめ、母恋駅を出発するころには完全に晴れてしまっていた。どうやら運が悪かったらしい。今から戻ることはできないので、仕方なく室蘭本線で札幌駅へと向かう。こんなことならウトナイ湖の方が良かったかもしれない。

札幌駅到着。とにかく人が多い。明日はいよいよ日本最北端の地をめざすことになる。


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