北海道旅行記 3日目(3/1)

起床。まずは朝のバスで昨日回れなかった博物館網走監獄へと向かう。網走刑務所とは違うよ。かつての網走監獄を博物館として再現した場所である。バスで10分程度かかり、歩いていくには微妙に遠いのがネックであった。到着したものの、列車の都合でここも見学時間がほとんどとれなかった。ろくすっぽ見学もせず、記念Tシャツだけ購入して出る。その間20分程度。見学所要時間は50分程度と書かれてあったので、大幅な時間短縮である(苦笑)。ちなみに下の写真が網走監獄の写真である。前に立っているオッサンはもちろん人形。



網走駅に戻り、釧網本線で釧路方面に向かう。まずは「流氷ノロッコ号」に乗り、知床斜里駅まで向かう。それにしてもチンタラ走る列車である。ま、流氷を見るのを主目的としている列車なのでそんなものなのだろう。それにしても平日だというのになぜ乗客がこんなに多いのだ、というぐらい多かった。それともこれが普通なのか? いや、全員観光客みたいだったので普通ではないのだろう。流氷を間近で見ることができてよかった。しかし、流氷って思ったより小汚いもんやねえ(苦笑)。

知床斜里駅から「お座敷摩周号」に乗り、摩周駅まで向かう。今日のメインといっていいであろう摩周湖へと向かうためである。途中、エゾシカを一頭発見。これは珍しいものが見れたな、と喜んでいたらウジャウジャいやがんの。100頭は見たぞ。丹頂鶴も見ることができた。別にフツーの鶴なのだが、「天然記念物」というブランドはこうも人を惹きつけるものなのだろうか。周りの乗客も興奮しまくっていた。沢山いるので、写真も余裕をもって撮れた。五大学対抗戦で出題されたことでおなじみの「斜里岳」も拝むことが出来た。寿司のシャリだけのようなショボいものではなく、さすが日本百名山に数えられるだけあって立派な山だったということを付け加えておく。





摩周駅到着。早速、観光案内所へ足を運び、摩周湖への行き方を訊ねる。すると、バスの都合で行けないことが判明。行けたとしても相当な待ち時間を要すことになり、しかも今日泊まる予定の釧路に着くのが相当遅くなる。これではダメだ。予定外である。もうちょっとよく下調べをしておけば、というところだが、今さら後の祭りである。列車で帰ろうにもこれまた待ち時間が長い。釧網本線はホントにローカル路線なのだ(釧路湿原のような何もないところを縦断していくわけだから当然だが)。ちなみにわたしの他にも2人、学生らしき男2人が摩周湖に行きたがっていた。彼らはバスに乗って行ってしまった。釧路に行こうとしていたらしいが、どうやら予定変更して摩周で泊まるようだ。わたしは予定変更などしたくない。宿はすでに予約していたのだから、余計なキャンセル料がかかってしまう。う〜ん、こんな所はホントにケチなのである(笑)。で、結局列車で釧路に向かうことにし、待ち時間を利用して土産屋に寄ったり、列車とバスの時刻表とにらめっこしたりしていると、どうやら明後日もう一度摩周湖に行けるチャンスがありそうだ。ほっとした。というわけで、とっとと釧路へと向かう。窓から見える広大な釧路湿原はすばらすぃものであったが、夏に来ていればもっとすばらすぅぃ光景を見ることができるのだろうな、とちょっと残念である。

釧路到着。相変わらず歩道は凍結している。ここではデパートに寄り、リュックを購入した。なぜかといえば、家から持ってきた昔のリュックが使い物にならなくなっていたからである。ずっとしまいこんであったためか、中が腐食しており、ボロボロこぼれ落ちる。中に入れたものが汚れてしまうのだ。これは使えん!ということで1000円出してリュックを購入したというわけだ。ついでに本屋に寄って北海道の時刻表を購入。バスの時刻表も掲載されており、もう少し早く入手していればと悔やまれる。

それにしても、こんなことなら網走監獄をもう少し見ておけば良かった(哀)。


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