ジム=モリソン
ここ何週間、私がどうしても気になってしょうがない人がいます。その名もジム=モリソン。そうです、かの有名なTHE DOORSのシンガー、それと自分自身をミュージシャンとしてよりもパフォーマー、詩人、アーチストとして考えていたという彼は、あまりにも有名すぎて名前だけで人物像まで知っていた気分になっていました。だがしかーし!今回、私のスピーチの課題で詩や脚本を読まなくちゃいけないことになったからあちこちからメッセージ色の強い歌詞とか詩を読み漁ってたんだけど・・・結局たどり着いたのはこれ、
THE DOORS「People Are Strange」
People are strange when you are a stranger
Faces look ugly when you're alone
Streets are uneven when you're down
Faces come out of the rain when you are strange
No one remembers your name
When you're strange
When you're strange
When you're strange
とかいって、一見唯暗いだけじゃん、って感じかも知れないけど、この詩を何回も何回も読み返すうちに、なんか頭から抜けなくなっちゃったんだよね。今公開中の映画で「Lost in Translation」(ソフィア=コッポラ)、見知らぬ人ごみ、見知らぬ文化・言葉のなかで文字通り「迷子」みたいになって・・日本、しかも東京っていうのは本当に極端な例と思うけど(全てがきちんとオーガナイズドされてる点で)、その映画みたいに、周りの世界との距離とかを意識することは私は昔から結構あるのね、だからこの映画も、ジム=モリソンがこの歌詩で言おうとしてることも何か心に突き刺さってきた。新しい場所にいるとき何故か人が奇妙に見えたり、顔や声まで変に思えたり、普段気が付かなかった道路のデコボコに何故か気が付いちゃって・・・そういう時て実は自分が周りからの疎外感やらで寂しかったりするんだよね・・きっと誰にもあることなんだろうけど。私が読んだ本「Jim Morrison and Rimbaud」によると、当時(60年だい)はヒッピーの時代で愛や平和を歌うバンド(ビートルズとか)はそこら辺にわんさかいたけど、孤独とか反抗的内容で暗い事を歌ってたのは彼らだけだったろうってさ。そういう面は時代がどう変わっても誰の心にもある事だし、だから彼のメッセージは今もこんなに多くの人達に受け入れられてるんだね。知れば知るほど彼の謎とか人物像に引き込まれて、図書館からもう4冊も彼関連の本を借りてしまった私でした・・・
2003年10月14日 12時31分22秒

ハイライト
私の今セメ計画、映画・音楽・本100本はちゃくちゃくと進行し、すでに25本達成しました。そこで最近のハイライト。
*映画「Almost famouse」by Cameron Crowe
ロックの世界をジャーナリストの卵ウィリアムとケイト=ハドソン演じるペニーレインがバンドstillwaterと共に全米ツアーを周る間のストーリー。ペニーレーンはstillwaterの音楽やバンドメンバーなどすべてにおいて大ファンで「私はグルーピーではないのよ。バンドをサポートするバンドエイドなの。」っていうんだけど、どんどんそのバンドと関わっていくうちに何が現実で何がそうでないのか、ラッセルは自分を本当に愛しているのか、ただ使われているのか・・・「私は何もシリアスにはとらないの。とればとるほど傷つくだけなのよ。」とウィリアムに説きながら実はそれはそうやって自分に言い聞かせてるだけのよう。ある日彼女は自分がメチャクチャになって初めて「you know im tired. retired and tired!」、とその世界から離れていく。この映画には本当によくファンとロックバンドとの緊張感とかが上手く出てるとおもった。ちょっと前の私の視点がウィリアムとペニーレインとオーバーラップして凄く考えさせられたよ。そのとおりです。ロックバンドだけじゃなくて、この音楽・映画業界人は皆(あえて私の見たものと意見)、複数の顔を使い分けて生きてるじゃんね、ビジネス顔、つまり音楽や著筆で世界に見せて上手く渡って行く顔、それと、ごくほんの親しい友達にしか見せないパーソナルな顔。どちらがリアルかは人次第としても、業界でいきていくにはBe honest and unmercifulが必要なんだよね、この映画でいってるみたいに。まさに弱肉強食の世界を生き抜くためにはエネミーを巧みに利用して世界を味方につけるのが業界のやり方としても、そこでじゃあ大事なものってどこにあるのか・・それ二期が着かないとほかに大事な物を見失ってしまう。彼らフェイマスでリッチなひとたち、ロックスターだけじゃなくって運動選手もそうだろうしアナウンサーもだろうけど、つまり、有名な人たちっていうのは世間がどう思うかがすべてだからやっぱ裏の顔表の顔があって当然じゃんね、それを見破れる目を持たないと、ペニーレーンのように正になり得る・・この映画はとっても私にとって意味深な映画になりました。5つ星余裕だ!!!
*映画「velvet goldmine」
「almost famouse」と同じようなテーマも少し持ってるこの映画。グラムロックが凄く関わってくるんだけど、グラムロックって一応優子に教えてもらって知ってたし、結構好きだけど、あまり具体的にここまで絵としては頭になかったのね、でも、この映画のおかげでちゃんとそれが出来上がった!グラムロックって単なる音楽じゃないんだよね、ほんと、「絵」っていうか・・・華やかで派手ででもどことなく哲学てきな意味とかありそうじゃん?ちょっと、もっと興味でたから調べて見ようとおもった。
*映画「chocolat」
チョコレートと恋を絡めた、凄くおしゃれで何処となくビターでもあるこの話、私は大好き!とりあえず、私フランス好きでしょ?ほんで、このちょっと古めかしいフェアリーテールみたいな匂い・・終わりかたも派手なハッピーエンドとかじゃないんだもんね、心があったかくなるいい映画だ!!今まで実はジョニー=デップはそんなに好きとかじゃなかったけど、彼、なんだ、やっぱ実は相当かっこいいんじゃん!今更気がついた!ついでに、甘いものはそこまで好きじゃないのに、この映画のあとは無性にホットチョコレート(ついでにスパイスいり)が飲みたくなった!あー、私のFavoriteも当ててほしい!!!
*本「魔女と聖女」
この本では、中世西ヨーロッパで起こった魔女狩りと呼ばれる女性差別、またその時期に同時に各地に登場した聖女の存在。この全く逆に見える二つの事を歴史的に解明していくものなんだけど。例えばジャンヌダルク。彼女は最初は聖女として世間では崇められ、百年戦争のヒロインとして名高いけど、その直後、今度は彼女は魔女として裁判にかけられ、処刑台を登ることになったでしょ。この時代にはただ貧しい農家で薬やお産の知識があったというだけで、または、その時代のアウトサイダーとされていたユダヤ人、癩病患者など、ただそれだけの理由で魔女裁判にかけられてたんだって。魔女の集会の話とか、女性男装の話、ベルギーの世界遺産で有名な女性の在俗修道会(ベギン会)、など、すごく興味深かったよ。ちょっとマニアックっておもうかもだけど、フェミニズムとかそういうのを理解するのにも役にたつし、分かりやすくて、中世ヨーロッパ史に興味ある人は是非どうぞ。
2003年09月26日 05時58分31秒

It was all about the entertainment!
最近めっきり秋空で肌寒いオックスナードからお届けこじこじ日記。あまりにも長い休暇をしてしまったため、私のインタレストもちょっと変わっちゃったんだよね・・何を間違ったか前のジャーナルエントリーがすっかり消えちゃったけど、また頑張って(自己満足)情報満載でお届けしますよ。

*映画
まず最初はこれについて。7月は私にとってちょっと苦くて長ーい月だったんだけどその間に暇人は一ヶ月に30本の映画を見ることを決意しました!!絶対無理だって思うでしょ?それがなーんと、簡単にらくーにこなせて余裕の32本!!(パチパチ)勿論すべてを映画館で見たわけじゃなくて家でも見たんだけどね。その32本の中でも特に心に残った映画は、「Amelie」。ちょっと私のダラケタ心にインスピレーションしてくれる映画がみたいと思ってたら、なーんと、見事にあたり!!アメリ役のAudrey Tautouがかわいいの何の・・それにあの監督(Jean-Pierre Jeunet)のブラックユーモアとか撮りかた?音楽とかもすべてに魅了されて、それ以来Tautou関連では「L' Auberge Espagnol (2003)」を2回も見、Jeaunetの過去の作品「 The City of Lost Children 」(1995) と「Delicatessen」を立て続けに見たよ。どれも私の変な物好きのところをうまい具合に刺激されて、Luc Bessonに続くお気に入り監督リストに即効追加。Besson作品で言うと、「ニキータ」も良かったよ。ジャン=レノが出てるっていうから相当期待してたのに彼が出てくるのは相当後半で、しかも結構チョイ役・・というか、重要だけどちょっとしか出なくてもいい美味しい役とでも言うべき?!でも、やっぱBesson作品。良かった。他に見た映画というと、「Seven years in Tibet」(お馴染みブラッド=ピット。チベット仏教に興味が出て一応本を借りてはみた)「 Run Lora Run」(ドイツ。話の繰り返される流れとテクノがうまく使われてる映画だと思ったよ。)「Talk To Her」(スペイン映画。話の構成や脚本が扱われているテーマが多いのに凄くオーガナイズドされてて見る価値がありました。ゲイ、植物人間、愛、闘牛士、etc)

*音楽
この夏一番よく聞いたアルバムは恐らくradioheadの「hail to the theif」だと思う。トム=ヨークの変人ぶり(皆知ってるでしょ?私が変人好きなの・・・)に魅了されて毎日誰かにトム=ヨークの話をしないと気が済まなかった!ついでに今一番欲しいCDは「OK Computer」これは絶対にGETします! ついでに最近のことで言うと、ここ2、3日の私のCDプレーヤーのレギュラーを飾ってるのはArtful Dodgerの「 It's all about the stragglers」。これは最高!UKstepには前から興味あったけどこれが切欠でもうはまっていきそうです。ああーー!!!
2003年09月12日 10時43分01秒

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