老舗が消えていく !!

新京極通を久しぶりに通りました。どこか初めて行ったところのようでした(小学校の校区内)。たくさんあった映画館のいくつかはなくなったり、ひとつに統合されたり、お土産屋さんが他の店にかわったり、5,6年前の面影はほとんどないように思います。子供たちの同級生のお店は見当たりませんがどうされたのでしょう。聞くところによると、1階と2階のほとんどを貸して2階のすみでお商売を続けておられる、あるいは廃業して店を貸しておられるなどされているそうです。何百年続いた店をやめ、2,3年したら変わる店ばかり増え、何かがおかしいとだれも思わないのでしょうか。

気になる消費者金融のCM

パソコンなど高額なモノを「いいなぁ〜」と欲しがる夫。最後に「アコム」やら「ほのぼのレイク」の大看板がぬっと大空に現れる。 リストラ、失業などの生活苦のために高利金融にすがり、自己破産に追い込まれる人の増加が報道される社会状況のなかで、あまりにも無神経。ただ物欲をかきたてて、借金して買いなさいとあおりたてる。CMのパターンは同じ。 ところで最近は、モノがペット店の犬に変わった。目がウルウルのわんちゃんが立ち去ろうとするお父さんをじっと見つめる。(アイフル) 私はこのCMを見てもっと不快になった。無垢な子犬の映像でリスクをカムフラージュしていることに。でも、公取の不当表示にはひっかからないのであろう。ここ1、2年の主要消費者関連誌で消費者金融CM批判が見当たらないようなのも気になる。

続・消費者金融CM批判

‘2.10.26朝日新聞・きょうのテレビ欄のコラム“サブCh”で、「増えている消費者金融のCM」(山内浩司)でとり上げられた。やはりコラムは面白い。目に余る実態は良識のある人々にしっかり受け止められていたのだ。それによると、「視聴者の意見が、NHKと民放連で作る第三者機関『放送と青少年に関する委員会』にも、今年に入って多数寄せられるようになったという。・・・同委員会で現在議論が重ねられている」と。 しかるべき所に意見の反映をしなければと反省。

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クリスマス-ソング

12月、買い物に出ると街中でジングルベルが響き、いっそうあわただしい気分をかきたてられる。続いて、「真っ赤なお鼻のトナカイさんは・・・」楽しいがけっこうせっかちなメロディーだ。「きよしこの夜、星は光り・・・」に始まる静かな、穏やかな「聖夜」の曲が聴かれなくなったのは、何故?
 クリスマスを商戦だけに受け入れた日本の姿を反映しているのだろうか。

続2 消費者金融CM批判

先に、「消費者関連誌に消費者金融のCM批判が見当たらない」と書いたが、その後三つの報告を見つけることが出来たので紹介します。1つは、『月間消費者2002/2』の「テレビCMと自己破産」(読売新聞生活情報部・白水忠隆)。もう2つは、先日入手した『消費者法ニュース2002/10』の「名古屋民放CM考査協議会—講演報告—」(弁護士・瀧康暢)と「サラ金のテレビCMの問題」(弁護士・田中裕司)。「違法な貸付・取立」を「違法行為」として対処し、CMについては考査ガイドラインの作成の動きがある。教育諸団体にも働きかけて、CM自粛に実効性ある世論を作ること。先ずは、各都道府県単位での運動ではなかろうか、 —と訴えています。

続3 消費者金融CM批判

前回紹介した提言に呼応するような、具体的な動きがありました。『朝日新聞』から要約してお知らせします。                                                              消費者金融CM「放送の自粛を」 〜青少年委が見解〜 / NHKと日本民間放送連盟で作る第三者機関「放送と青少年に関する委員会」は12月20日、テレビの消費者金融CMが青少年に悪影響を与えるおそれがあるとして、次の3点を民放各社に要望した。 ①青少年の視聴が多い時間帯(午後5時から9時まで)のCM全面自粛  ②借金に伴うリスクと責任を分かりやすい表現で明示  ③安易な借り入れを助長せず、社会的責任を自覚したCM内容。                                       この3点について、消費者がチェックしていくことが必要でしょう