天国の本屋

 新聞、テレビ等のマスコミでも取り上げられた為、御存じの方も多いかと思います。絶版の危機にあったものの、口コミで話題となって一気にブレイクした作品です。
 100ページ程の内容なので、スラスラと読めてしまうと思います。ただ決して内容が薄いわけではありません。主人公が天国での仕事を通して人のためになること、生き甲斐を見付けていく姿が実にわかりやすく描かれています。読み終わった後にはさわやかな気持ちと、絶版にならなくて良かったという安心感が残るでしょう。

松久淳 田中渉著

かまくら春秋社

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