カラスの歌
東京都がゴミに集まるカラスの一掃作戦を考えていると言う。横濱も同じで私の町内でも苦労したが誰の発案か集積所にネットを設置し堆積したゴミ袋を覆う事にしたところ一件落着となった。素晴らしい発案である。
このところカラスは悪者のイメージが強いが昔はよく童謡に歌われ子供達に夢を与えたものだ。誰もが歌った“からすなぜ泣くの”は「カラスの勝手でしょ」とふざけたお笑いも出るほどで“夕焼けこやけ”の中でもカラスは子供達と一緒だった。この様にカラスを歌った童謡は多いが悪者となった事はなかった。中でも次の童謡は今でも私の心をとらえほのぼのと温めてくれる。自然と頬がゆるむのを禁じえない。
       “カラスの赤ちゃんなぜ泣くの
        コケコッコのおじちゃんの
        赤いお帽子欲しいな、
        赤いお靴も欲しいな
        とカーカー泣くのね”
最近幼児虐待が多く立法措置も話題となっているという。そんなお母さん達はこの歌を知っているだろうか。歌ってみてはどうだろうか。
2002年12月02日 19時36分12秒

勤労感謝デー
ノーベル化学賞の田中さんがNHKのノンフィクション番組で放映された。義父に育てられた子供の頃、義父は鋸の目立て職人で仕事一筋、その脇目も振らぬ仕事振りと職人気質を見て育ったそうである。その後ろ姿が研究一筋の彼の生き様となった。このテレビを見ながらいつか読んだ本に「村の鍛冶やを歌おう」と言う記事があった事を思い出した。「しばしも休まず槌打つ響き」と言うあの歌である。寡黙で一刻で仕事に妥協を許さない職人気質に徹した親父である。こんな人が昔はどんな村にも一人や二人はいたものだ。そんな親父が歌に歌われ、尊敬され、勤労の貴さを子供達に教えたものだ。今はどうだろう。「楽して金儲け」が美徳とされる風潮になっては居ないだろうか。手抜き仕事が当たり前。欠陥住宅や新幹線を支えるコンクリートまで手抜きで工事で崩れるという。違法投棄の産廃処理とあっては言語道断である。昔はコツコツと働き努力する人だけが成功する。二宮尊徳がヒーローであった。田中さんのような人もいるのだから悲観ばかりしてもどうかと思うが、勤労の貴さがもっと称えられる社会であって欲しいと思う。23日は勤労感謝の日である。
2002年11月25日 19時11分29秒

高円宮ご逝去をいたむ
高円宮さまが急死された。報道によると大変きさくなお人柄だったようだ。各国大使を招いて行う国際色豊かな田植えの催しを発案されその催しの最中用意された長靴を履かず素足で田圃にお入りになりスッテンコロリン、どろんこになったそうだ。原稿無しの英語でスピーチをされるなど国際色豊かな反面日本の文化伝統を大切にされ世界に広めようと努力された。田植えは日本人が農耕民族である事の証拠である。スペインを旅行して闘牛を見たがこんな残酷なショーを国技として喜ぶスペイン人はやはり狩猟民族なのだと思った。スポーツでもボクシングやレスリングなど執拗で残酷だが日本のスポーツは剣道、柔道の様に一発勝負で潔く技の勝負だ。しかも礼に始まり礼に終わる、勝ち負けは結果でスポーツ精神が大事だ。絵画でも油絵は何度も削っては描き直すが日本画は線一本間違えばおじゃんである。潔さと執拗、礼と残酷、農耕民族と狩猟民族の根本的な違いだろうか。だから大東亜戦争は侵略では無かったとまで飛躍はしないが敗戦で捨てなくても良いものまで捨ててしまった。そんな気がしないでもない。そんな事を考えながら日本文化や伝統を大切にされた宮のご冥福を祈る。
2002年11月24日 16時41分37秒

外務省官僚の実体
“「外務省職員組合」名で新潟県・柏崎市の、拉致被害者蓮池薫さんの実家などに永住帰国問題は強制などと批判する文書が、送りつけられたと言う。その内容は「本人たちは永住帰国に賛成していない」「本人の意思を尊重しない強圧的姿勢は問題」「拉致問題は、本人に取っては過去の問題」などと書かれているそうだ”

こんな記事が他の掲示板に書かれていた。多くの人に読んで戴きたい記事だ。これが官僚の実体でその官僚に日本が動かされて居ると思うと切歯扼腕、いてもたってもおれない気がする。。日教組も官公労にも接したことは無いが総評傘下の労組と長年亘りあったのでその国賊的思想には精通していると思っている。こんな労組の存在を許してきた政治家や進歩的と称している文化人に腹が立つ。国民よ目覚めよと言いたい。拉致に対しては奪回が当然の処置で一時帰国など論外である事をもっと国民は知るべき、政府は知らしむべきだと思う。
2002年11月22日 21時36分52秒

日本の文化、伝統
今日も素晴らしい秋晴れ。天高くそびえる木々から枯れ葉が舞い落ちる公園を歩く。ジョギングをする人、箱根駅伝に備えて猛練習に励む大学生の素晴らしい走り。吐く息が白い。そんな中、新聞コラムにあった佐藤春夫の詩、「生まれし国を恥ずる事・古びし恋いを嘆くこと・否定をいたく好むこと。・・」を思った。オリンピック賛歌を作った詩人とは思えない自虐史観に満ちた詩である。戦後多くの文化人が陥った軍国主義の反省と自己嫌悪の結果である。極端な自虐教育が行われ虚構の南京虐殺、強制連行の従軍慰安婦などを教材として「日本は悪い国、日本人は残虐でスケベな国民」と小学生に教え込んだ。子供達は権利主義と結果平等思想に固まった。国や郷土を愛する心は悪で国歌や国旗を否定する教師や議員が溢れた。日本は故無きゆすりたかりに怯えて隣国におもねり内政干渉に国の権威や尊厳を失いただ詫び外交で終始する国となってしまった。だが50年経って拉致問題が表に出て始めて隣国が悪い国だという事に気づいたように相対的に日本見直し意識が高まってきた。教育基本法の改正もあり少しは愛国心、伝統や文化の良さを思い出すことであろう。敗戦で何もかも捨てたが、捨ててはいけないものもあったのだ。敵に塩を送った謙信、ステッセルの防備を称えた乃木大将。憎悪と報復の勝者が行った一方通行の東京裁判との違いはどうだろう。新渡戸稲造の英文著書「武士道」が欧米の知識人に好まれて読まれていると言う。「蘇らせてはいけない昔があるように、思い出したい昔もある。」とコラムは結んでいた。
2002年11月18日 20時50分32秒

大相撲観戦
今日は九州大相撲7日目、横綱不在の大相撲は寂しい限りだが、モンゴルの頑張りに期待したい。相撲は日本の国技で、礼に始まり礼に終わる。土俵入りはフェアプレーの象徴、身に寸鉄を帯びない事を相手に示す、小気味良い儀式だ。タイツの中に凶器を隠すプロレスの陰湿さに比べ何と潔い事か。剣道も柔道も日本古来のスポーツは相手をいたわり、礼を重んじルールを守って全力を尽くす、スポーツ精神が大事で勝負は結果だった。伝統ある日本の文化である。最近の傾向としてスポーツが商業化され勝つことが目的となって来た嫌いがあるがこのアイデンティティーだけは失いたくないものだ。
テレビで相撲を見ていると気がつく事がある。力士を通して見える砂かぶり席に毎日欠かずいる常連である。今場所では左トン平に似たやくざっぽい男と数人の丸髷姿の綺麗どころ。国技館ではポパイに似た老年の男、名古屋ではでっぷりして目玉をむいた料亭の女将らしい女。大阪では宗教団体らしい一団など。席料うん万円もするだろうになと思う。砂かぶり席も考え物だ。会社をさぼって行った相撲見物がバレて大目玉を食った先輩が居た。
2002年11月16日 12時24分08秒

再び拉致問題
北朝鮮が日朝安全保障会議の無期延期を通告してきたと言う。拉致問題の解決が遠のいた事は被害者にとって大変お気の毒だが日本政府は毅然たる態度で臨んで欲しい。北の言い分は日本が約束違反をしたと言うが、拉致と言う悪逆非道な犯罪を犯し何をほざくと言いたい。拉致に対応する言葉は奪回である。対等に言えば奪回するのが当然であり、一時帰国など論外の事である。それにしても交渉の場で相手が拉致を認め謝罪したのだからその場で現状復帰の約束をさせれば良かったのにと思う。そうすれば一発で拉致問題は解決したはずだ。
                    はろばろと睦み移りし雪の街に
                     娘を失いて海鳴りかなし
横田めぐみさんの母早紀江さんの悲痛な歌だ。孫のキム・ヘギョンさんの可憐な姿にめぐみさんを思いご夫妻の心境如何ばかりかと思う。
2002年11月15日 10時27分32秒

企業戦士の末路
心筋梗塞をやりステント手術を受け再狭窄したのでその後の経過を見るためのカテーテル検査で入院した。幸い異常なしで退院。同室の患者で吉田さんと言う人がいたが61歳。仕事中にぶっ倒れ3本の冠動脈のバイパス手術を受けたそうだ。そのため会社役員を退任、治療に専念する由。彼も企業戦士、死して後止む猛烈社員だったのだろう。私なども同じ、若い頃酷使した身体は高齢となり因果応報とばかりにガタがくる。先日貴方の医療費はこれだけですと役所から通知があった。高齢者医療費の高騰に音を上げた役所が貴方の故だとばかりの嫌がらせだろうか。老人が好きで病気をするのでは無いのに小役人の考えそうな事だ。我々だって若い頃には高い保険料を払って病気など考えもしなかった。今の治療費の先払いをしたようなものだ。しかも身体の酷使が無節操な生活習慣、酒池肉林の故と言はんばかり。身を賭して経済大国を作った功労者に向って病院を老人の集会所などとは言語道断ではないか。
2002年11月13日 10時50分20秒

亭主関白
   吾を名に生涯呼びしことの無き    
       夫の日記に良子とありぬ
読売歌壇にあった歌である。死んだ夫の日記から愛情不足と恨みがましく思っていた夫が実は彼女を深く愛していた事をふと見た日記に発見したと言うのだろう。私も結婚以来50年、来年は金婚式を迎えようとしているが今日まで妻の名を呼んだ事が無い。妻はそれが不満である様だが、今更照れくさくてどうしても呼べないのだ。そんなお年寄りが多いのではないか。「おーいお茶」と言うコマーシャルがある。今風に言えば男尊女卑、亭主横暴と思うかもしれないが、真意は妻の立てるお茶を喜ぶ愛情表現に外ならない。さだ・まさしの歌に「関白宣言』というのがある。“俺より先に寝てはいけない 俺より後に起きてもいけない・・飯はうまく作れ・・いつも綺麗でいろ・・・”など傲慢無礼で横暴とも言える宣言だが最後に“俺より先に死んではいけない・たとえ一日でもいい・おれより早く逝ってはいけない・おまえのお陰で良い人生だったと・必ず言うから”とある。亭主関白とは、実は不器用な男の愛情の表現なのだ。九州男児に亭主関白が多いと聞く。因みに私の娘の亭主は九州男児である。
2002年11月12日 16時33分41秒
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経営感覚
1兆円とは毎日1千万円使って270年以上かかる金額だと言う。1兆円とか3兆円とか新聞で何の気なしに読み過ごしているがこの様に具体的に示されると驚きだ。これが本州四国連絡橋公団の赤字を埋める国民の税金だそうだ。年収840万円で1500万円の支出をする家庭など想像すら出来ないが、円を億に置き換えるとこの公団の経営実態なのだ。その結果債務は3兆8千億円だという(よみうり寸評)赤字は3本の橋が無駄で不必要であった事を示す。杜撰な経営計画がすさまじい赤字を出す。平気でいるこの経営感覚とは一体なんだろう。経営者とは経営をする、利益を出す、プロでありそれが唯一の仕事である。この経営者はなにもしなかったと言って良い。それで2〜3千万の報酬を得ていたと言う。泥棒より悪い。3本の橋が利益誘導の政治家が票集めの手段にしたと言うのも情けない。政治活動とは票集めとばかり国益を犠牲にして票集めに奔走する族議員が今も懲りずに道路を作れ作れと大合唱している。
2002年11月10日 22時38分43秒

経営感覚
1兆円とは毎日1千万円使って270年以上かかる金額だと言う。1兆円とか3兆円とか新聞で何の気なしに読み過ごしているがこの様に具体的に示されると驚きだ。これが本州四国連絡橋公団の赤字を埋める国民の税金だそうだ。年収840万円で1500万円の支出をする家庭など想像すら出来ないが、円を億に置き換えるとこの公団の経営実態なのだ。その結果債務は3兆8千億円だという(よみうり寸評)赤字は3本の橋が無駄で不必要であった事を示す。杜撰な経営計画がすさまじい赤字を出す。平気でいるこの経営感覚とは一体なんだろう。経営者とは経営をする、利益を出す、プロでありそれが唯一の仕事である。この経営者はなにもしなかったと言って良い。それで2〜3千万の報酬を得ていたと言う。泥棒より悪い。3本の橋が利益誘導の政治家が票集めの手段にしたと言うのも情けない。政治活動とは票集めとばかり国益を犠牲にして票集めに奔走する族議員が今も懲りずに道路を作れ作れと大合唱している。
2002年11月10日 22時38分17秒

再び富国強兵
昨日の日記が別の掲示板で反響を呼んだ。明治以降の日本の富国強兵が日本を滅ぼしたと言うのだ。そこで又取り上げてみる。    勿論富国だけで世界のリーダーになれるならそれに越した事はない。しかし現実を見る限りそれは不可能ではないのかな。武力を背景にして事を運べというのではなく富国だけでは正義が通らないという世界の現実をいいたいのだ。拉致も教科書も靖国問題でも経済大国の日本主権と正義が貧国強兵国家に踏みにじられている。明治以降の日本の悲劇は富国強兵が強兵だけを先行して富国がついていかなかった所にあり富国の手段に強兵を利用した事にあると思う。国造りの理念として、或いは正義を主張する手段としての富国強兵は間違っていないと思う。
2002年11月08日 20時15分40秒

富国強兵
アメリカ中間選挙では共和党のブッシュが勝った。平和解決を望む世界の趨勢の中で、アメリカ世論は武力でイラクを押さえよと言っている。断固とした行動がとれるのも富国強兵がバックにあるからだろう。何をおいても富国強兵の国造りを目指した明治政府の国家経営姿勢は正しかったのではないか。戦後日本は富国弱兵、専守防衛国家を目指したが実体は富国無防備国家となってしまった。自虐史観を国是としお詫びとばらまき外交で通してきた。その間に隣国はセッセと強兵に努めODAで富国を目指している。何れ近い将来富国強兵国家となるだろう。その時ODAで隣国に尽くした日本は為すすべもなく隣国の属国と成り下がるのだろうか。拉致などあろう筈が無いと思っていた人たちは侵略などあろう筈がないと思っているに違いない。だが拉致はあった。侵略がないと誰が保障できるだろう。富国強兵こそ国造りの基本ではないだろうか。
2002年11月07日 17時11分52秒

富士と東名高速
久しぶりで伊豆大仁へ行った。此処には長男夫婦と孫2人が住んでいる。いやそのほか猫2匹犬一匹も同居している。犬はグレートデン、その名の通りグレートがデンと居座り孫達の兄貴面をして孫達をなめきっている。動物園の檻の中で小さくなって過ごした。家から見る富士がことのほか美しい。富士にも賞味期間があり今が最高。澄み切った空に白い帽子を被り毅然としてそそり立つ。稟とした姿は崇高だ。山信仰の権化となり山の神の起源でもあろうか。何時も思うのだが富士にも色々な顔があり私は家から見る富士が一番だと思って居る。裾野が広くシンメトリックに均整が取れて美しい。これが三島あたりから少し東に寄るとずんぐりむっくりで水太りとなる。それでも富士は静岡、山梨の富士は見るに絶えない。帰途左に富士を眺めながら東名高速を時速100キロで走る。どんどん追い越される。彼らは恐らく120〜150だろう。第二東名が出来るかどうか、せめぎ合いを続けているようだが、設計は140キロだそうだ。高速道路の制限速度は100キロ、それで120〜150だから140だったらどうなるのか。空恐ろしい。なにかと疑惑の多い道路公団だが今度は公団OBファミリー会社の談合を黙認したと言う。何処まで続くぬかるみぞ。言い得て妙である。
2002年11月06日 17時11分37秒

吹奏楽
孫の吹奏楽を聴きに行った。と言っても所属している中学吹奏楽部の発表会。市の中学校の吹奏楽部の競演会だ。先生の指揮棒の動きが打楽器、管楽器のそれぞれの持ち味を引き出し巧みに織りなして幽玄の世界に観客を引き込む。中学生の楽団だ、巧拙よりそのひたむきな努力が嬉しい。先生の纏める力が素晴らしい。目標に向かってチームを一つに纏める。なぜか野球日本一に輝いた原監督と重なった。選手の持ち味を発見し信頼して任せる。監督の心は指揮する先生と同じだと思った。国も会社も同様、リーダーによってその行く末が決まる。良いリーダーは良いリーダーを産む。良いリーダーに巡り会えた人はやがて良いリーダーになるだろう。 2002年11月01日 19時54分00秒
2002年11月06日 16時08分46秒

suisougaku
孫の吹奏楽を聴きに行った。と言っても所属している中学吹奏楽部の発表会。市の中学校の吹奏楽部の競演会だ。先生の指揮棒の動きが打楽器、管楽器のそれぞれの持ち味を引き出し巧みに織りなして幽玄の世界に観客を引き込む。中学生の楽団だ、巧拙よりそのひたむきな努力が嬉しい。先生の纏める力が素晴らしい。目標に向かってチームを一つに纏める。なぜか野球日本一に輝いた原監督と重なった。選手の持ち味を発見し信頼して任せる。監督の心は指揮する先生と同じだと思った。国も会社も同様、リーダーによってその行く末が決まる。良いリーダーは良いリーダーを産む。良いリーダーに巡り会えた人はやがて良いリーダーになるだろう。 2002年11月01日 19時54分00秒
2002年11月06日 16時09分16秒

日本シリーズ
巨人の圧勝で日本シリーズが終わった。特別巨人フアンでは無いが西部が勝つよりは良かった。西部の松坂投手は嘗て女性スキャンダルがあり、前の東尾監督にも破廉恥行為があった。そんな事からイメージが悪い。それにしてもスポーツの世界では社会的制裁が甘い。強ければ悪いことをしても直ぐ社会復帰が可能だ。スポーツが勝つ事だけを目的としてスポーツ精神が二の次となった証拠である。アンパイヤーの判定を不服として暴力を振るった監督もおり、それが日本の文化だとうそぶいた。それにしてもVセールがすごい。朝4時から並んで開店を待った人達がいるとは驚き。安いから集まるのだろうが衝動買いも多いに違いない。少しは景気回復に貢献するだろうか。これだけ見ると不況何処吹く風とも思えるのだが。 2002年10月31日 19時50分50秒
2002年11月06日 16時06分09秒

時の流れ
予報通り木枯らしが吹き11月下旬の寒さだという。先日しまったばかりのストーブを大慌てで出す。春に蒔き、夏に実らせ、秋に刈り、冬に種を得る。日本の四季に変調が起こったのか。いや天候異変は世界的風潮のようだ。自業自得、自然破壊の人の故だという。過ぐる一年の早さに驚く。若い頃は何がしかの目標があり到達するのにまだるこさを感じ、時の歩みも鈍く感じた。つまり些かでも成長があったと言うことか。今はどうか。心身ともに退化するのみ。退化をくい止めようと時ばかり急ぎ過ぎゆく。川の流れは一定だがその畔を歩く人の速度は若い時は早く年を取ると遅くなる。だが相対的には川が早く流れると感ずる。そんなことを言った人がいる。
2002年11月06日 16時04分34秒

神頼み
統一補欠選挙は全選挙区で投票率最低と言う惨憺たる結果に終わった。選挙民の政治不信と言うのか無関心と言うのか。選挙制度のあり方を考えなくて良いのだろうか。小泉総理は自民党をぶっ壊すと言いながら自民党を応援する。自民党は自分たちの選んだ総裁を批判する。民主党は元自民党から元社会党とそれぞれ嘗て不倶戴天の敵同士が一緒になって同床異夢の世界を彷徨する。主義も主張も体面もなく党利党略、選挙に勝って大臣になりたいだけの政治家集団で国民に愛想を尽かされたのか。或いはクイズとお笑いとスキャンダルの平和ボケ低俗国民の無関心さか。いっそなにもかも、ガラガラポン、創造のための破壊が必要だ。出てこい国造りの神、こうなったら神頼みといくしかあるまい。 2002年10月29日 18時19分06秒
2002年11月06日 16時02分40秒

木枯らし近し
木枯らしが近いと言う。今日は晩秋と言うことか。それにしては空は青々と飽くまでも高く太陽は燦々としてウオーキングの額に汗がにじむ。近くの公園でのこと。ここは市内一の大公園である。一周700メートルの林間トラックには中高年のジョギング、学生のランニング、私のような老いのウオーキング姿などが目立つ。トラックのなかは一面の芝生で幼児をあやす家族連れや愛犬と戯れる子供たち球技に励む中学生で賑わいその周りを鳩が乱舞する。平和だなと思い、思いはふとスーラ描く「ラ・グランド・ジャット島の日曜日」と重なった。ベンチに横たわり屈伸運動をする。木漏れ日がまぶしい。カサカサと乾いた音で落ち葉が舞う。「嬉し・生きている」そんな一時であった。
2002年11月06日 16時00分03秒

国家とは
ロシアの劇場占拠事件では90人の犠牲により大多数の人質が救助された。犠牲者にはまことに痛ましい事だが一死報国、それによって国家の尊厳が守られたと言う事は後世に残る英雄的行為で美談だ。プーチン大統領が毅然として最後まで卑劣なテロリストと妥協しなかった態度は見事だったが正義を守る勇気と決意が指導者としての必須要件で、高い志しとはそんな事を言うのだろう。翻ってヨド号事件を思い起こす。犯人の言いなりになって人質を解放させた。確かに人の命は地球より重い。だから全員救助された。だがこの事件が拉致や不審船に繋がったと考えるのは考えすぎだろうか。人の命から人権尊重、それが無防備の平和ボケ・隣国の軍備にセッセとODAを提供するお人好しの日本国家創造となった。そして拉致事件すらある筈がないと公言してはばからぬ政治家や進歩的文化人が活躍する国家となった。理想的性善説国家・それが日本である。 2002年10月27日 18時34分03秒
2002年11月06日 15時57分51秒

血のつながり
「その可憐な表情に息をのんだ。」よみうり寸評に書かれた横田めぐみさんの子「キム・ヘギョン」さんの写真を見た記者の感想である。この記者に限らず多くの読者も同じ感動を受けたにちがいない。ヘギョンさんの祖父母、滋・早紀江さんの心境は如何ばかりかと思う。お二人は亡くなったとされるめぐみさんの面影をヘギョンさんに重ねありし日のめぐみさんを偲んだに違いない。そして一刻も早くこの孫娘を抱きしめたいと思っているだろう。疑惑だらけの拉致問題のその家族代表という公的立場に多くを語れないいらだたしさもあるに違いない。血の繋がる可憐な肉親のいたいけな涙やほほえみに老夫妻のやるせない思いがひしひしろ伝わって来る。
2002年11月06日 15時55分03秒

拉致事件に思う
拉致事件は悲惨な結末であった。亡くなった方へは謹んで哀悼の意を表する。だが首相訪朝が失敗だったと言う意見には賛成しかねる。今まで拉致事件など存在しないと言い続けてきた北朝鮮が拉致を認めてその安否状況を述べ謝罪をした。この事をもって拉致事件は新たな段階を迎えたのである。日朝国交正常化交渉はこれから始まる。拉致事件の全容解明を切り札として交渉事項を有利に運ぶことが出来るかもしれない。被害者家族の集会で家族の一人が“共産党や社民党はなにをしたか”と絶叫したが、偽りのない家族の気持ちだと思う。藁をも掴む思いの家族とすれば相手は共産主義の国、左寄りの政党に期待していたであろう。まして社民党は朝鮮労働党と友党関係の間柄、その彼らがなにもしてくれなかっただけでなく拉致などなかったと北朝鮮の言い分に迎合し、拉致否定の言動までしたのである。その間に多くの被害者が死亡したのである。何ともやるせない断腸の思いであったろう。北朝鮮発表の死亡説にも幾多の疑問点がある。汚点だらけの外務省、今後の交渉が汚名挽回の絶好の機会である起死回生の成果を望む。 2002年10月25日 14時44分51秒
2002年11月06日 15時51分06秒

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