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その人の「見識」と「品性」は心の内からあらわれてくるものであると思います。
ですから、このような類のものは、教えるに教えられないものなのでしょう。
自分で色々苦労した挙句、自分自身で学びとる以外に方法はないのではないでしょうか。
「教養」についてもこのことは同様なのではないでしょうか。
単なる「知識人」と「教養人」は全く似て非なるものなので、
知識があるからといっても、必ずしも、教養人であるとは限りません。
結局、このようなものは、常に心を開き続けている人が、沢山傷ついて、魂が霊的成長した果てに
得られることが出来る宝物なのではないでしょうか。
ですから、「頭でわかる」というのと「心でわかる」というのは
全く異なるものなのではないでしょうか。
沢山傷ついた人がいちばんものごとをよく知っています。
ですから、「全ての教えられる事は学べず、学べることは教えられない」というのではないでしょうか。
心に沢山の傷を持つ人は、誰よりも人に対して優しく、思いやりがあり、包容力を持っています。
それでいて繊細で、聡明で、見識があり、先見性があり、気配り上手で、洞察力があり、
協調性があり、素直で、独創的で、感受性が高く、人間通で、洗練されています。
このような人間こそが、世の中の指導者としていちばんふさわしいのではないでしょうか。
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