衛星より一言。
2003.01.28
メールするには長いので、手紙を書きます。
今日和。お元気ですか?私はもちろん元気です。あなたに手紙を書くなんて、もうないと思っていたけど、こうして書き始めてしまいました。読んでもらう気なんかないんです。
この手紙は、あなたの元に届かないと思う。なぜ書くかは私のためなんだと思う。
本当はあなたに読んでもらいたいけど、きっと迷惑だし、相手になんかしてくれないでしょう?
最近あなたたちとはしゃいでいた頃が懐かしくてしょうがないの。はしゃいでいたのは私だけかもしれないね。あなた達、二人はそんなこと思い出しもしないでしょうけど、私には、あの頃の唯一の楽しみとも言えた時間だった。私は少しだけ、あなたにひいきしていたんだけど、気づかなかった?いつの間にか3人でいた気がするのは私だけですか?
二人の間に入りたくてしょうがなかった。あなた達が羨ましくて。二人は互いに、腐れ縁だなんていっていたけど、その仲はある意味、とてもステキでした。お互いのこと、すごく分かっていて、何が相手のためになるか、本当はよく分かってたんだと思う。最初にあなたが、私に話しかけてくれたとき、なんだかステキなことが始まる気がした。変な意味じゃなくてね。こんなこといったらまたバカにされちゃうよね。別に構わなかったんだけど。私はあなたたちと話したり、笑ったり出来ただけで楽しかったから。バカにされても、それはそれなりに楽しかったです。逆にちょっと抜けてるところを演じたりもしてた。気づかないかな?そうだな・・・私は二人を騙していたのかもしれない。
あなたに話しかけた頃から、少し静かにしたり、少し寂しくしてたり。この間、みんなに会ったときにそれが完成されてたと思う。せっかく電話をくれたから、嬉しかったのに、あなたはすぐ帰っちゃうから。あの、短い電話に私はまたバカにされたようなしゃべり方をされた気がするわ。でも、あなたのその言葉だけが私とあなたをつなぎとめているようで、憎めないんだ。最近の私は、くだらないことにハマったりして、(いつだってそうだった気もするけど)無駄が多い。あの頃の自分の懸命さだって、あやしいものなのに。あのころだってきっと、懸命じゃなかったんだ。