幕末細腕奮闘記

 

わがまま、無鉄砲、身勝手、駄目な旦那(相棒)に振り回された可哀想な幕末の女房役達を3人上げるとすると、

 

松平容保 

松平春嶽

土方歳三

だと思います。

松平容保

旦那は言わずと知れた徳川慶喜。

親戚同士の結婚で、気が合うと思いきや、お坊ちゃま育ちの旦那様のわがままで、
初心を貫徹しない行動に何時も振り回されて泣く身の奥様。
しかも最後は嫌がる容保を無理やり連れて、夜逃げ!(←大間違い)
しかも、自分はさっさと投降。もう、可愛そうな女房の容保は真の愛する孝明天皇(不倫相手?)も亡くなっていたので、
帰るに帰れない。しかも、奥様の家には昔から、旦那(徳川家)と共に最後まで添い遂げろ。と言う恐ろしい家訓がぁ〜。
奥様は泣く泣く家訓に従います。朝敵の汚名を着せられ、愛する人の家とは仇同士。
しかし、奥様は最後まで家訓に忠実かつ、愛する人の手紙を肌身離さず立派に女房と恋人の役を果しました。(妄想過大)

 

松平春嶽

旦那様は山内容堂。

この夫婦はまぁ、どっちもどっちかな?
酒乱気味の旦那に少々手を焼く奥様(美人)奥様も押しが強いし、賢いので、旦那の酒乱をちゃんと利用してます。
でもやっぱり旦那のヤクザな行動にハラハラ。春嶽のちゃっかりブリは容堂との付き合いからの知恵?

 

土方歳三

旦那様 近藤勇 大鳥圭介

再婚です。初婚の旦那様は幼馴染みで、ツーカーで同じ夢を追う糟糠の仲。
でも不幸な事に最後に旦那様は奥さんの意見を聞き入れず、斬首。そして、傷心の彼は新たな男と結婚。
この二番目の旦那はもう、頭でっかちの学者肌。正に机上の論理は強いが、現実問題に対処できない学者馬鹿。
負けてばっかりで、「あっ、また負けた」と笑顔でご帰宅。そりゃぁ、短気な奥様はぶち切れ寸前。
オマケに、前の旦那との連れ子(新撰組)と圭介の連れ子は奥様にも懐いているが(大鳥置いて、戦闘に参加するくらい)、
旦那の事は自分達の母親(土方)に相応しくないと思っているっぽい。
互いの連れ子の世話に駄目な旦那の面倒、そして迫り来る官軍との戦に追われる毎日。
兎に角苦労しっぱなし。

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