先学期、超ハードコアな 講義を一個とっていました。
講義の名前は
軍事史
コ●エイとかのゲームを
涎をたらしながら
うへうへ言って居そうな連中がいっぱい居そうな授業です(偏見)。
実際、女子は少数。おまけにまともっぽい男子も小人数
しかも、学期が進むにつれて一人、また一人と減っていく様は
アガサ・クリスティーのそして誰も居なくなった
以上に怖いものがありました。
もう心は、
「軍曹(教授)、見方の歩兵(生徒)がまた脱走(落とす)し増した。このままでは、この部隊(授業)は全滅(閉鎖)です。」
講義に行くたびに、なんでこんな第二次世界大戦末期の兵の様な思いをしなくてはいけないのか?
しかし、軍曹は戦闘(講義)になると、まったく周りが見えないお方、
数々の武器や戦艦、戦車、戦闘機、軍人の写真、はては設計図をスライドで見せては、最後に一言
「この美しい戦車。その当時の最高の技術をもって、作られたんだ。」(うっとり)
そりゃぁ、軍備は国家の大事。最高の技術をもって作るだろう。って突っ込みは置いといて、
そんなトランス入った軍曹の下での、訓練に寒気、もとい嫌気がさしたのか、まともな兵士は徐々に減り、
残ったのは、一緒にトランスどころか、軍曹が
「このまま、皆で傭兵部隊に入ろう!」って言ったら
「おぉ〜、」とばかりにくっ付いていきそうな
体育会系のマッチョな兄貴と
「僕は後方支援とシュミレーションと武器の開発に携わります」って言いそうな、理工系のうらなり君。
妙なテンションで進められていく講義。
私の気持ちは「お国(単位)のためと言う崇高な目的が打ち破られたが、、戦闘が始まって、帰るに帰られない、従軍看護婦」です。もう鶴田真由です!
しかも、講義の最終試験は、8個の小論文を2時間で書き上げるという、体力的にも精神的にも
GIジェーン並に苦しいもの。
時間配分をミスると、最後の方の論文は、まったく白紙に近い状態になってしまう。
しかも、全部が同じ点数配分ではない。点数の配分が記述されていないからには、自らの判断能力で、重用な物を選び、迅速に片付けなくてはいけない。
これは、軍曹から与えられた、戦闘シュミレーションだ!!!
試験が、1時間を越えると、シャーペンを持つ手が、震えだし。
1時間半を超えると、もはや自分が何を書いているのはわからず、意識は朦朧としてきて。
小論文なのに、何故か
作戦図を描いている奴。
更に戦車の絵を描いた人も居たらしい。
もう誰もが
「このまま投降したい」ってな気分になってきます。
大体、なんで、嫁入り前の女子大生が、朦朧とした意識の中、
ドイツの戦車の構造と、砲弾の射程距離が戦闘にもたらした影響を書き、
イタリア兵の士気の低さの原因と、戦闘における敵側への貢献度を書き、
ロシア帝国の将軍の作戦と、プルシアの将軍の作戦の比較を書き
大和と武蔵の軍装の状態の比較と作戦での位置づけを書き
山本五十六将軍について書き
ノルマンディ上陸作戦の際のドイツ陣営の状態を書き
アルバトラスの機能を書き
硫黄島上陸の状況を書かねばならないのかぁ〜?
最後の方の論文は、書いてる本人が読めないくらいの凄まじい字で、
採点をする教授に頭を下げたいくらいです。
試験終了後、
ぼろぼろになりながら、教室を出ると
教室の前のベンチ、床には、戦友達が屍となっていました。
もうこんな授業は二度と取りたくありません。
絶対いやです。
こんな私ですけど、
大学落ちたら、
「自衛官になる!」
と言っておりましたが 今思うと。
大学受かって本当に良かったぁ〜。