16.黄昏の天使/遥かなる時
詩:玲 タイトル:Σ

どこか遠くへ旅に出たいな
見たことのない知らないところへ・・・
息が凍るほどの氷の世界へ
ネオンがまぶしいノイズの街へ
地平線が見えるなにもない原っぱへ
くねくねと出口がわからない細い路地へ
どこまでも透き通るさんご礁と魚たちの海へ
お線香の匂いがたちこめる古くてきれいな街へ
いつか行って見たいな
見たことのない知らないところへ・・・

15.黄昏の天使/冬音
詩:玲 タイトル:Σ

森の小路はこどもの絵のように
楽しそうに彩られてるけど
ゆっくり歩くたびに
寂しげに音をたてる・・・
一歩進むごとに
悲しげな音をたてる・・・
振り返っても足跡さえ残ってない
冬の音が 心に響く・・・

14.ある日の出来事。。。/届きますか
詩:玲

緑色のじゅうたんの上を
ロンといっしょに歩きました。
少し長い木の枝を拾って、
ロンのしっぽを突っつきました・・・
ロンは怒って枝の先に噛み付いてきました。
一人対一匹の綱引き・・・
わたしは両手に力を込める、
ロンは前足でふんばる。
グイグイとロンは引っ張る・・・
わたしは少し引っ張られる・・・
ロンが突然枝をはなした。
わたしはしりもちをついてころがった。
ロンがとんできて顔をペロペロなめた。
そしてなにもなかったように
また歩き出した。
ロンが楽しそうに笑ってた。

13.折りたたみ傘
詩:玲

あなたの腕につかまりながら
相合傘・・・
寄り添って歩く
相合傘・・・・
ちょっと濡れちゃうけど
相合傘・・・・・
バッグの中のお花の傘に
ごめんねとつぶやいて・・・

12.オレンジに染まる前に・・・
詩:玲

東京タワーのてっぺんに登って
下を見下ろしてみたいな
ありんこみたいな人達と
ミニカーに手を振って
ヘリコプターに輪ゴムのピストル
小さなわたしの、小さな夢

11.右側・・・
詩:玲

走り出す電車は前髪を乱して行く
手を振るあなたは心を乱して行く
消えていく赤いランプが切なくて
空を見上げ三日月に微笑んだ
虫達の唄がわたしを家路へと急がせる
お月様、並んで歩いてくれてるのね・・・

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