270.ふらふわ
風船ふわふわ 空の中
心ふらふら 街の中
風がそよそよ 森の中
波がさらさら 時の中
空の中 街の中
森の中 時の中
さらさら そよそよ
ふらふら ふわふわ・・・・・

269.白い影
何もない空間
僕は そこに立っていた
いつからだろう
いつまでだろう
真っ白な空間
思い出は 白い林檎と共にあった
浅い意識の中
白い林檎を渡された
誰だろう
思い出した
そこには 白い影があった・・・・・

268.かくれんぼ
かくれんぼ
かくれんぼ
木々に寂しさ
かくれんぼ
夕日に悲しさ
かくれんぼ
街に空しさ
かくれんぼ
空に優しさ
かくれんぼ
海に愛しさ
かくれんぼ
かくれんぼ・・・・・

267.KE/ZU/RU
真っ白な紙の上 KE ZU RU
真っ白な紙の上 KE ZU RU
一度書いたものを KE ZU RU
面倒 面倒
仕方ない 仕方ない
捕まるから 逃げなくちゃ
ロボットが回ってるんだよ
見えてる所だけでも
KE ZU RU KE ZU RU・・・・・

266.片翼の天使/ドロー
白い揺れている空間に片翼の天使はいた
薄い空が浮かんでいる
広い水たまりに映っている 宇宙
幾重にも重なる
色 闇 光 音
海から 雨が降っていた
月には 雨が降っていた・・・・・

265.援軍
街の空間が減っている
1秒毎に減っている
この瞬間にも減っている
街に子供が減っている
1秒毎に減っている
街の埃が増えて行く
1秒毎に増えて行く
街にストレス増えて行く
人間がつくり出したもの
自然がつくり出したもの
違和感の中で共存して行く
存在
その全てがあるような街の中
虚空
その全てがあるような街の中
全てがあるような・・・・・

264.すばる
僕には見えていた
数個の星々
いつからか減って行った
数個の星々
君には いくつ見えている
僕には 一つも見えないよ
あるべきところに
それはない
あるべきところに
闇があった・・・・・

263.呼び戻された未来
そこには 漆黒の闇が広がっていた
手を伸ばすと それすらを見えなくなっていた
何かに気が付いた
知らない振りをした
知らなかった
知っていた
貝殻が足元に落ちていた
僕は しばらく眺めていた
しばらく 見つめていた
あるはずのない 未来を・・・・・

262.森の上 海の下
ほぼ円形の森の上
そこには海があった
ほぼ円形の海の下
そこには森があった
狭い砂漠には 全てがあった
豊かな大陸には 何もなかった
黒い瞳が 何かを捕らえていた
分からない 分からない
空は茜色に 輝いていた
時間はゆっくりと過ぎて行った
僕には どうすることも出来なかった
見ているだけだった・・・・・

261.オペラ
ステ−ジの上に 誰かがいた
ステ−ジの下に 誰かがいた
全てが色付いていた
キラキラ クルクル
全てが 変わっていた
キラキラ クルクル
色々な形 色々な音色
悲し気なオルゴールが
遠くに聞こえていた
懐かしい空間に 呼び戻されていた
ステ−ジのなかに・・・・・

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